「結婚したい不倫女子」vs「結婚する気がない不倫女子」どっちのほうが不幸?
ここ数年、何かと話題にあがりがちで、ばれると世間からの猛バッシングを受ける羽目になってしまう、男女の不倫問題。
にもかかわらず、不倫関係を続ける男女は後を絶ちません。
実際、私すずやもこれまでに妻子ある男性との交際を続ける不倫女性たちの姿を何人も見てきました。そして必ずといってよいほど、「不倫なんてやめなよ」ととめればとめるほど、彼女たちの不倫熱はさらに燃えてしまうのです。
しかし、不倫を続ける女性の中には、ちょっと違ったタイプの子もいます。
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不倫女子には二つのタイプがある
すずやがこれまでに見てきた不倫女子たちの大半は、「奥さんと別れて私と結婚してくれると彼が言っている」とへたくそな詐欺師以下のだまし文句を信じ、「彼に会えないのがつらい……」とまるで自身が悲劇のヒロインであるかのように振る舞う子がほとんどでした。いや、一番の被害者は間違いなく奥さんだから。
しかしごくまれにいるのですよね。「妻子ある男性と付き合っているけど、彼といずれ結婚したいとは微塵も思っていない」と断言する、結婚願望のない不倫女子が。
一見、このタイプの不倫女子のほうが交際に関してはあっさりしており、別れるときも後腐れなく離れられそうなイメージもあるのですが……。
長年、彼女たちの姿を見て、私すずやは思いました。
それは不倫相手との結婚願望がない不倫女子のほうが、実は不幸に陥る可能性が高いということを。
妻子ある男性との結婚を信じる不倫女子の場合
妻子ある男性の離婚を待ち続ける不倫女子と、結婚する気はなく遊び感覚で妻子ある男性と交際を続ける不倫女子。
こう聞くと前者のほうが何だか不幸な恋愛をしている感じもしますが、現実は後者のほうが不幸である可能性が高いという事実に気がついたすずや。(いやまあ、ぶっちゃけどっちもどっちで不幸になる未来しか見えないのですが。)
と言いますのも、「いつ奥さんと別れるの?」「私と結婚する気はあるの?」と迫る不倫女子の場合、相手の男性はまず「こいつ面倒くせえな」と思うことでしょう。
そこで徐々に男性が冷めて別れを切り出してくるケースもあります。不倫女子的には突然の彼からの裏切りでショックを受けることになるでしょうが、結果的には不倫という関係を終わらせることができるので、時間さえ経てば新しい恋愛へと進むことができます。
反対に男性に別れる気がない場合は、離婚問題を曖昧にして流しつつも、家族や会社に不倫をばらされるのだけは避けたいため、不倫相手から結婚を迫られるたびに彼女たちのご機嫌取りをする羽目に。そのご機嫌取りも偽りの愛でしかないのですが、一瞬でも、不倫女子たちは「やっぱり私は彼から愛されているのだ」と幸せな気分を味わえることができるのです。(大切なことなのでもう一度言いますが、それは偽りの愛でしかないのですがね。)
妻子ある男性と結婚する気はない不倫女子の場合
しかし結婚願望がなく、ただ彼と会っては体の関係だけをもち、それで満足している不倫女子。
もう妻子ある男性からすれば、これ以上ないほど楽に付き合える相手でしょうね。
会えば簡単に体を許してくれる。おまけに「奥さんと別れてよ」なんて面倒くさいことも言ってこない。もう不倫をするにはもってこいの楽な相手でしょうね。
と、そんな楽に付き合える子認定されてしまったがゆえに、妻子ある男性は不倫相手である女性の存在を雑に扱います。
自分が会いたいときだけ会う。それ以外は連絡も一切せず、面倒くさいご機嫌取りをする必要もない。要はセフレ以下とも呼べる都合のいい女になっているのです。
おそらく、彼との結婚願望がなく不倫関係を続けている女子の多くは「結婚する気もないし、楽に付き合える相手だわ」と自分が彼を手のひらの上でまわしている感覚に陥っている人も少なくないかもしれません。
が、実際はあなたが彼の手のひらの上でまわされているのです。きっと彼にとっての大切なものランキングの中で、彼女たちの存在は下位から数えたほうが早いであろうほど、どうでもいい存在として扱われているのです。
そう思うと、何だかみじめに思えてきませんか? というか、普通にみじめですよね。
結婚願望のない不倫女子が一番後悔する瞬間
おまけに不倫問題で一番恐ろしいのは、奥さんにばれたときの慰謝料請求。
まだ本気で彼との結婚を考え、真剣に付き合っていたのであれば、その瞬間になり、彼から騙されていたことにようやく気づき、後悔の念に苛まれる。純粋な子であれば、そこで自分が犯した間違いを受け止め、反省する機会だって得られるかもしれません。まあ、不倫をしている時点で純粋もくそもないのですがね。
しかし結婚する気もなく遊び半分で付き合っていた不倫女子の場合。
特に彼から大切にされることもなく、散々、都合のいい女扱いをされたうえ、最終的には何百万円とする慰謝料を請求されるという、すばらしいほどの不幸の連鎖。
きっと、彼女たちはこう思うでしょう。「何でこんな男のために私が何百万円を払わないといけないの?」と。
ただ、残念ながら現実はこうなのです。結婚願望もなく、これからひとりで生きていくつもりの女性にとって、何百万円という金額はあまりにも痛い出費です。そして都合のいい女扱いをされたむだな時間と、不倫の対価となる莫大なお金を失ったうえで、彼女たちに残るものは何もない。
そう思うと、やっぱり彼女たちがみじめに思えてきませんか?
どっちにしろ不倫はやめておこう、本当に
妻子ある男性と結婚する気がさらさらない不倫のほうが後腐れなく楽に付き合えると思う方もいるかもしれません。
しかし実際は、このタイプの女性こそ、不幸に陥る可能性が高い存在なのです。
とまあ、結婚したい不倫女子VS結婚する気がない不倫女子という枠で比較してみたわけですが、あえて言うのであれば後者のほうが何か不幸でみじめだよ~ってだけで、結局はどちらも幸せにはなれないのですがね。
というわけで失うものは多いけれども、得られるものはひとつもない不倫はやめよう! どうしてもやめられないのであれば、もう一回痛い目を見るしかないよ! というのが、今回すずやが伝えたかった教訓であります。……うん、薄い教訓だな。