年下男子との食事代はどうしてる? 奢ってもらったらモヤモヤした話。
独身女子のあいだで討論される「年下男子とのデートではどちらがおごる?」という話。きっとこの件に関しては、さまざまな意見があるかと思います。
そして、私すずやといたしましては、正直これまで「どっちでもよくね?」と思っていたのですが……。
以前、年下男子からおごられてめちゃくちゃモヤッとした気分になることがあり、改めて、この件に関して考え直してみようと思ったのでした。
弟的存在の年下男子とのサシ飲み
それはさかのぼること、約半年ほど前の話。
何が出会いで知り合ったかも忘れてしまうほど、それなりに長い付き合いの年下男子H君とたまたま飲みに行こうという話になりました。
始めに説明しておきますと、すずやから見てH君は一言でいうと弟的存在。恋愛や仕事で彼が悩むことがあれば、ここぞとばかりに姉御的存在感を出すためにとことん話に付き合い、「また何かあればいつでも相談しておいで」と偉そうに決めゼリフを吐くのがお決まりのパターンでした。
まあ、要は年齢や性別関係なく何か放っておけない子なのですよね。
そんなH君と久しぶりのサシ飲みとあって、今夜もここぞとばかり姉御感を出してやろうとたくらんでいたすずや。
しかし、そのすずやの意気ごみはお会計の時点であっさり空回りすることになるのでした。
お会計時に「今日は僕がおごらせてください」
2時間ばかし、H君とのつかの間の飲みを終え、そろそろ帰宅しようとしたそのときです。
普段であれば、きっちり割り勘で閉める私たちの飲み会。しかし、その日は違いました。
レジ前に立つなり、Hくんが「今日は僕がおごらせてください」と一言口にし、サッとカードで支払いを済ませてしまったのです。
で、なぜか彼のその行為に対してすずやは非常にモヤモヤを感じたのですよね。
口では「いいの?ありがとう」と言いながらも、心の中では何かが引っ掛かったような感じでめちゃくちゃモヤモヤしていたのですよね。
そしてそのままHくんとは店の前で解散し、帰宅の途につき、ベッドで就寝しようとしたのですが。
モヤモヤが気になりまったく寝れねえ。
そこでこの謎のモヤモヤの理由について考えてみることにしたのです。
モヤモヤを感じた理由とは?
最初はよくある「いくら男子といえども、年下におごられたことにプライドが傷ついた」ことが理由なのかなとも思いました。
しかし、私の連載をご覧いただいているみなさまであればよくご存知かと思うのですが、このすずやにプライドの欠片など1ミリもない。自分がおごるときはおごるし、おごられたらおごられたでラッキーくらいのノリで済ませる人間です。
ってことで、プライドが傷ついた説は一瞬にして消え去りました。
「じゃあ何で私はこんなにモヤモヤしているのだ?」と、小一時間ほど考えたときに気づいちゃいましたよね。
そうか、私は女として見られたことにモヤモヤを感じてしまったのだ。
おごる=恋愛対象説はある?
と言いますのも、一般的に男性が2人きりで飲んでいる女性におごるという行為は多少なりとも「恋愛対象として見ている」という表れだとすずやは個人的に思っております。
ただ今回一緒に飲んだH君は先ほどもお伝えした通り、すずやからしたら気兼ねなく飲める男友達のようで弟のような存在。はっきりいって異性としては一切見ていない存在です。
そんな彼からおごられるという行為をされてしまったことにより、「えっ、あんた私を女として見ていたの?」という衝撃が走ってしまったのです。
いや、実際にはわかりませんよ! Hくん的にはすずやのことを女どころか人とすら見ていないけど、一応たまには男がおごるのがマナー的な軽いノリでおごっただけかもしれません。
もしそれならそれで、今私が考えていることはめちゃくちゃ自意識過剰であり、穴があったら入りたいどころか地中の奥底までもぐりこんでしまいたいほど恥ずかしい妄想です。
頼むからこの記事をH君に見られないことを祈る!!!
男女の友達間は割り勘がいい
まあ、真相はさておき、すずや的には恋愛対象の異性からおごられるのは「私のことを女として意識してくれているのかも」と期待が持てるうれしい行為。
しかし、あくまでも友人としか見ていない異性からおごられてしまうと、何か関係が変わりそうで嫌だったのですよね。いや、そこは友人同士なんだから平等に割り勘でいこうよ、というすずや的理論が崩れてしまったのですね。
というわけで、年下男子からおごられたというよりは、友達だと思っていた相手からおごられたことに対してモヤモヤを感じてしまったすずや。
同時にこんな一件でモヤモヤしてしまう自分は面倒くさいし、なによりH君がただの優しさでおごってくれていただけなら私めっちゃ恥ずかしい人間だなと思った一件でした。