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【結婚願望が迷子です】「夫が家事を手伝わない問題を解決した夫婦の話」

こんばんは。いよいよ、2018年も残すところあと1か月を切りましたが、驚くほど何も成長できていない自分に落胆している、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。

おそらく、来年の今頃も同じことを言っていると思います。

さて前回、日本人男性が家事と育児に非協力的である問題について考えさせられた私ですが、今回も引き続き、この問題をとりあげつつ、どうすれば私のような人間でも結婚に夢が持てるかということについて考えてみたいと思います。

やっぱり日本って遅れている?

前回、【結婚願望が迷子です】「夫が家事を手伝わない問題について両者の言い分を聞いてみた」にて、夫婦両者の言い分を聞いてきた、私すずや。

それを機に確かに夫婦両者の意見もわかる気はするな~と思わされた反面、でもやっぱり、先進国の中でも日本だけ遅れすぎているよな~と思ったのです。

海外では旦那が家事を担当?

というのも、すずやの周りには国際結婚をして、海外に住む女性が何人かいるのですが、その方たちに話を聞くと、みなが「基本的に旦那さんが中心となって家事をしている」と答えるのです。(あくまですずやの周り限定です!)

たとえば、某国に住む友人は、旦那さんが正社員、奥さんである友人がアルバイトとして働きに出ているのですが、アルバイトから帰宅した友人が真っ先に行うことが、ソファーに寝っころがってのドラマ鑑賞。

その後、正社員の旦那さまが帰宅すると、そのまま彼が晩ご飯の用意をしてくれるそうです。その他の家事(掃除や洗濯)も、基本的には夫婦でやれる方がやるというルールになっているのだとか。

また、中国人の旦那さんと結婚した友人も、元々料理が苦手であるため、家庭内では旦那さんが料理担当になっています。

彼女が料理をするときと言えば、旧正月に旦那さんがご馳走をつくるときに、隣でほんのちょこっと手伝うだけ。

そんな彼女は帰国時に再会した際、すずやに対して、「だから私、1年に1回しかキッチンに立たないのよね~マジでウケるでしょ?」と言い残し、旦那さまが待つ国へと帰って行きました。

この事態を解決すべき良い案はあるのか?

そんな海外の夫婦事情を周囲から聞いていると、やっぱり日本は遅れているのだという当たり前の事実を、改めて実感させられます。

これでは、ただでさえ結婚願望のないすずやのような女性が、ますます結婚に夢を持てなくなってしまう! 誰かこの状況を打破してくれ! と考えていたとき、ある変わった取り組みをしている夫婦に出会うことができたのです。

それは、中学生の頃に会ったのが最後となっていた、すずやの従姉妹(とその旦那さま)。まさかの身近に、夫婦関係の改革に挑んでいる人がいたのです。

旦那さんが晩ご飯の買い出しに?

とある日、約十数年ぶりに家庭の事情で従姉妹に会う機会があったすずや。

早速、彼女の家にお邪魔すると、何と真っ先にコーヒーを淹れ、テーブルまで運んできてくれたのが、彼女の旦那さんだったのです!

そんな不思議な光景を見て、目が点になってしまったすずや。しかし、そんな私に構うことなく、旦那さんは爽やかスマイルで「ちょっと晩ご飯の買い出しに行ってくるから、ゆっくりしてくださいね~」と言い残し、出かけてしまいました。

一体、何が起こったかわからず、ただ茫然とするすずや。そこで、従姉妹にどういうことなのか聞いてみたのです。

旦那に不満を抱いていた結婚当初

どうやら彼女の話によると、従姉妹夫婦も結婚当初は、仕事で忙しい旦那さんが一切家事と育児を手伝わず、それに対してかなりの不満を抱いていたようです。

そのうえ、その不満を遠まわしに伝えるたびに、旦那さんは「専業主婦になりたいって言って、勝手に仕事を辞めたのは自分じゃん」と逆に奥さんを責め立ててきました。

ええ、この類の話はすずやもこれまでに何十回と既婚女子たちから聞かされてきました。旦那さんの逆ギレあるあるですな。

そして、最初はそんな旦那に腹を立てまくっていた従姉妹も、徐々にこれではいけないと思い始め、それを機にとある取り組みを始めたのです。

従姉妹夫婦が行った取り組みとは?

それは、お盆やお正月、連休といった長期休みに入ると、旦那さんに家事と育児を任せ、奥さんである従姉妹は休暇中に単発のバイトをするといったこと。

要するに、普段とはお互い正反対の過ごし方をするようにしたのです。(お盆やお正月にお互いの実家に帰る習慣が無かったからできたそうですが……)

すると、まずは慣れない家事と育児に疲れ、ストレスをためた旦那さんが「朝から夜まで休みがない」と弱音を吐き始めます。

その様子を見て、「私の苦労がわかったか、ざまーみろ」とあざ笑っていた従姉妹。

しかし、彼女も最初の数日は、久しぶりに外に働きに出られることを喜んでいたのですが、3日目を過ぎたあたりから、慣れない仕事と初対面だらけの人間関係にストレスを感じ、イライラし始めます。

そして、疲れた体を引きずり帰宅すると、旦那さんからの「ご飯は作っておいたから、皿洗いだけでもしてくれない?」という一言が。

その瞬間、「いや、私は慣れない仕事で疲れているのだから、お前が洗えよ」とブチ切れたそうです。

従姉妹夫婦に表れた変化

そんな取り組みを1年ほど続けていた、従姉妹夫婦。すると、徐々に変化が表れます。

たとえば、これまで家事や育児にノータッチだった旦那さんが、毎回ではないものの、洗濯やお風呂掃除を手伝うようになり、休日も「子どもなら見ているから、気分転換に出かけてきたら」とこれまでなら絶対にありえない行動に出始めたそうです。

また、従姉妹自身も久しぶりに働きに出て、労働の大変さを思い出してきたためか、「家庭内だけは、家族全員が癒される場所にしよう」と前向きに考え始め、昔のように旦那さんにイライラをぶつけることも減ったのだとか。(とは言っても、今でも3日に1度は旦那にキレているそうですが)

そんな従姉妹夫婦がこの経験を通して気づいたのは、普段、相手側が感じているストレスや疲れを自分自身も体験することで、お互いの言い分が理解できるようになり、そこからお互いを思いやりつつ、以前より相手に優しくできるようになったのです。

お互いを思い合える環境づくりが第一歩なのかも

もちろん、これはあくまで一例であり、同じことを実践したからといって、世の中の夫婦全員が同じ結果を得られるわけではないでしょう。

ただ、今回の従姉妹夫婦のように「夫が家事と育児に非協力的」「嫁が仕事のことをわかってくれない」とお互いに不満を抱いている夫婦は、自分たちに合ったやり方で、お互いを思い合える環境を一度つくってみても良いのかなと。

それが結果的にふたりで家事と育児を協力し合い、理想の家庭を築いていくことに一歩近づくような気がします。

そして、そんな環境が自然と日本でもできれば、すずやのように「結婚は墓場だ」と思っているこじらせ独身女子たちも、ほんの少しは結婚に夢が持てるのではないかな~と思った一件なのでした。

……と、きれいに締めようと思ったけど、よくよく考えたら家事が一切できないすずやさんは、「旦那が家事を手伝ってくれない」とか以前に問題があるよな、と気づいてしまいました。

【結婚願望が迷子です】
すずや鈴音
すずや鈴音

生まれも育ちも関西の元キャバ嬢ライター。好きなものはお金とお酒とマカロニサラダ。10代から熱しやすく冷めやすい短命恋愛を繰り返す/すずや鈴音twitter

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