【結婚願望が迷子です】「夫が家事を手伝わない問題について両者の言い分を聞いてみた」
こんばんは。先日、母から「しばらくの間、家事をストライキすることにしたの」というまさかのカミングアウトをされた、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。
どうやら、今も昔も変わらず「家事は女に任せて当たり前」という考えの父親にとうとう我慢の限界がきたらしく、食事も洗濯も自分の分だけしかしないことで抗議を続けているそうです。
いいぞ、母!わからずやの父にもっとやってやれ!!
……と、最近では、日本人男性の「家事や育児は女がやって当然」という考え方自体が古いという流れになっており、この件に関して言えば、独身のすずやですら、「確かにちょっと日本は遅れているよな」と思うことが多々あります。
ただ、いろんな夫婦を見ていると、奥さん側はもちろん、状況次第では旦那さん側の言い分もわかるなと思うときがあるのです。
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家事と育児に追われるママ女子
そう考えるきっかけをまず与えてくれたのは、友人である既婚女子のRちゃん。
その日、私は昼間からRちゃんのお家にお邪魔していました。
というのも、現在、専業主婦であるため、家事と育児に追われる日々を送るRちゃん。彼女いわく、とてもじゃないけど外に出かけられる状態じゃないから、遊ぶなら家に来てほしいと言われ、私がお邪魔する形になったのです。
久しぶりの再会ということもあり、コーヒーに舌鼓を打ちながら会話を弾ませる私たち。
しかし、人様の家でくつろぎまくっているすずやとは違い、Rちゃんは数十分おきに席を立っては、忙しそうに動き続けていたのです。
専業主婦の日常とは?
常にせわしなく動き続けるRちゃん。
「ちょっと洗濯物だけ取り込んでくるから、鈴音ちゃんはゆっくりしていてね」という言葉とともに席を立ったかと思えば、戻ってきて数十分後には、「話の途中に申し訳ないけど、お米だけ炊いてきても良い?」と急いでキッチンへと向かいます。
そんな彼女の姿を目にして、「忙しい時間帯に来ちゃって悪かったかな~何か手伝った方が良いかな~」とも思ったのですが、おそらく、他人に家の中を勝手に動かれたところでRちゃんも困ることでしょう。そう考え、私は大人しく子どもの相手をしながら彼女を待っておくことにしたのです。
……が、絶賛イヤイヤ期であるRちゃんの子ども。すずやが一緒に遊ぼうとしても「いや」の一点張り。その後、テレビをつけてと言われたので従うと「テレビいや、早く消して!」という素晴らしいほど理不尽な扱い。
と、1時間ほど子どもと遊んでいたのですが、イヤイヤ期ボーイの遊び相手はいつも以上に体力を消耗する形となり、帰るころにはくたくたになっていたすずやなのでした。
家事と子育ての両立って想像以上に大変……
おそらく、ひとり暮らしをした経験のある方からすれば、ひとり分の家事だけでも本当に面倒くさいし、意外と重労働であることがわかると思います。
それを家族分となると、独身のすずやには想像できないほどの時間と体力を使うことになるでしょう、
そのうえ、私が1時間ほど一緒に遊んだだけで疲れてしまった子どもの相手も家事と並行して行わければならない。
そう考えたとき、いかに家事と育児の両立が大変であるかということ。そして、よく言われる「主婦に休みはない」という言葉の意味が改めてわかったような気がします。
同時に、そんな毎日を過ごす中で、仕事から帰宅した旦那が常に働いている奥さんの傍でごろごろしていたら、そりゃ~キレたくもなるなと。
おまけにすずやのダメ親父みたいに「それが主婦の仕事だろ」みたいな態度をとられた日には、そんなクソ旦那を部屋の窓から思いっきりぶん投げたあと、家から閉め出してやりたい衝動にかられるだろうなと。
……と、実際の主婦の日常を目の当たりにして、いかに彼女たちの毎日が大変であるかを学ばされたのでした。
さあ、ここからは男性側の言い分だ!
しか~し、だからと言ってどの夫婦も100%旦那が悪いのかというと、そういうわけではなさそうです。男性側の意見も聞くと、何となくわかるな~と思うこともあるのです。
それを教えてくれたのは、地元の友人である既婚男子のSくん。
先日、私は定期的に行われる地元の集まり(ただの飲み会)に参加していたのですが、既婚であるはずのSくんが遅い時間帯になっても帰らない様子を見て、少し不安になりました。
そして、どうやら私だけでなく、他の友人たちもそう思ったのか、「Sくん、そろそろ帰らないと奥さんに悪いんやない?」と声をかけ始めます。
すると、Sくんの口から出てきた言葉は「いやや……帰りたくない……」の一言だったのです。
帰宅しただけで奥さんからキレられる悲しき旦那の日常
どうやらSくんいわく、「今の家はものすごく居心地が悪いから、毎晩できる限り外で時間をつぶしている」のだとか。
というのも、現在、Sくんの奥さんはRちゃん同様、家事と育児に追われ、自分の時間がまったくとれず、ストレスを感じまくっているとのこと。
それもあってか、ここ最近、仕事から帰宅したSくんを玄関口で迎える奥さんの第一声が無言の舌打ち。
その後、「今子どもを寝かしつけたばかりなのに、何でこのタイミングで帰ってくるかな」「本当にあなたって空気読めないよね」と小言を言われるのです。
もちろん、奥さんが疲れていることはわかっているため、Sくんが気を遣って「ごめんね、帰る前にLINEをすればよかったね」と謝ると「バカなの?LINEの音で子どもが起きるから絶対にやめて」と怒られたのだとか。
で、Sくんは思いましたよね。どないせえっちゅうねん。
パパ男子が家に帰りたがらない理由とは?
また、職場では中堅社員である彼。そのため、日頃から上司と後輩の板挟みになり、あるときストレスから胃をやられてしまったそうです。
その話を奥さんにすると、「病院に行けばいいじゃん」とは言ってくれたものの、「あなたは行きたいときに病院に行けていいよね」「家事と育児に追われる私は、行きたいときに病院も行けないのに」とこれまた小言を言われたのだとか。
そんな生活が続くことで、Sくんも徐々に家に帰るのが嫌になってしまったのです。
そして、Sくんは散々奥さんの愚痴を吐いたあと、こう口にしました。
「家事や育児でストレスがたまっているのはわかるけど、僕にだって仕事のストレスがある」
「それなのに『私だけが大変』と言わんばかりのアピールをされ、僕の辛さや悩みを一切わかろうとしない態度をとられると、何のために夫婦ふたりでいるのかがわからなくなる……」
「最初は平日の夜や休日に家事と育児を手伝ってあげようと思っていたけど、そんな態度をとられたらやる気も失せるよ」
と、そんなSくんの本音を聞き、最初は彼の奥さん側の肩を持っていた私たち女性陣も、「確かに彼の言い分もわかるな~」としばらくの間、考えさせられたのでした。
……まあ、と言いつつも、最終的には「でも、そもそも家事と子育てを“手伝ってあげる”という上から目線がアカンで」「そうやってどこか上から目線であることが奥さんにも伝わっているから、奥さんも余計にアンタに腹が立つんやって」「わかったなら、とっとと帰って奥さんの肩くらい揉んであげな!!!」と女性陣から説教をくらい、しぶしぶSくんは帰宅していったのでした。
どうすればお互いが協力し合える夫婦になれる?
昔とは違い、今は奥さんだけに家庭のことを丸投げするのではなく、夫婦ふたりで協力し合っていくべきという考えになりつつある、昨今。
ただ、そのような流れができつつも、実際はまだまだ非協力的な旦那に不満を抱いている女性もたくさんいることでしょう。
また、協力したい気持ちはあっても、今まで家事や子育てに参加してこなかったこともあり、一体どうすれば良いのかと頭を悩ませている男性だっているかもしれません。
そんな中、今回、友人から色々な話を聞いた私は、理想の夫婦の形に近づくためには、まずストレスや不満を含め、お互いが相手を分かろうとすることが大切なのかなと思いました。(まあ、独身のすずやが偉そうに言えることではないのですが……)
同時に、どうすればお互いが協力し合い、思い合える夫婦になれるのかな……と考えていたとき、まさかの夫婦改革を実践している人たちに出会うことができたのです!!!
そのお話については……次回の更新でゆっくりレポートしたいと思います。(文字数が足りなかった)