【結婚願望が迷子です】「老後の孤独死はシェアハウス生活で防げるのか?」
こんばんは。以前、【結婚願望が迷子です】「徐々に増えた独身がつらいと思う瞬間」でもお伝えした通り、日に日に孤独死への不安が高まりつつある、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。
ちょっとでも気になることがあれば、すぐ病院へと足を運んでいます。ええ、根っからの心配性なのです。
そんな孤独死に怯える私の元に、突然、朗報が入ってきました。その件について、今回はお話させていただきたいと思います。
友人が教えてくれた孤独死の防ぎ方
それは以前、友人であるW子と飲みに出かけていた際、彼女が何気なく放った一言がきっかけでした。
その日、私は同じ独身仲間であるW子に会って早々、「てか、W子って孤独死の不安とかある?」といきなり突拍子もない質問をぶつけました。
もちろん、質問の意図が読めないW子は困惑。「突然、どうしたの?(笑)」と言わんばかりに苦笑いされました。
そこで私が先日起こった孤独死に対して不安を感じた出来事を話し始めると、何と彼女は「それならシェアハウスに住めば良くない?」とまさかの提案してくれたのです。
シェアハウスに良いイメージを持てないすずやさん
実は彼女、以前1年ほどではありますが、シェアハウスで暮らしていた経験があるのです。
そのため、「独身でひとり暮らしだと孤独死の可能性も高いかもしれないけど、シェアハウスなら必ず誰かがいるから孤独死も防げるのでは?」と考えているのだとか。
しかし、シェアハウスについて「知らない男女が毎晩リビングで飲み会三昧の日々を送るパリピの巣窟」という偏見しか持っていないすずやさん。いまいち乗り気になれません。
なにより、他人と一緒に住めないと思っている私が、複数人もの見知らぬ人と一緒に暮らすことなど想像するのも嫌です。
そう話すとW子は「実際のシェアハウスはそんな感じじゃないから(笑)」と、シェアハウスに関する事実を事細かに教えてくれたのでした。
シェアハウスのメリットデメリットとは?
まず、W子いわく、世間で言われているように毎晩住人同士での飲み会やパーティーなどは、まずありえないのだとか。
もちろん、やっているところはやっているのでしょうが、少なくともW子が住んでいたハウスではパーティーどころか、他の住人と一緒に食事をすること自体もほとんどなかったのです。
どちらかというと、誰かと話したい人はリビングで食事をして、住人とのコミュニケーションを深めるも、反対にすずやのようにひとりが好きな人間は、ほとんど自分の部屋で食事をとっていたのだそう。
なるほど、それならコミュ力が低く、気遣い性のすずやでも自分のパーソナルスペースを守りながら、生活することができます。
また、たまに料理上手の女子がおすそ分けと称して、おかずなどを分けてくれるため、すずやのように自炊が苦手な人間にとっては、それがとにかく助かるのだとか。
ただ、やはり生活リズムが違う人同士が過ごすため、壁の薄いハウスで暮らしていると、夜中や朝早くから他人の物音で目を覚ましてしまうなどのデメリットもあるそうです。
……と、軽く実際のシェアハウスについて聞いた私は、自分の想像とかけ離れた事実に驚きつつも、「意外とシェアハウス生活もありなのでは?」と考えてしまったのでした。
ぶっちゃけ孤独死は防げる?
しかし! 私にとって大切なのは生活だけではありません!
そうです。シェアハウスであれば、ぶっちゃけ独身の孤独死は防げるのかという部分が一番大切なのです!
その疑問をW子にぶつけてみると、答えは「多分、大丈夫」とのこと。(多分って、あんた……)
というのも彼女いわく、シェアハウスで暮らし続けていると、交流は薄くても何となく一緒に暮らしている人たちの生活リズムがわかるのだそう。そこから異変に気がつける場合もあるのです。
また、彼女がいたシェアハウスでは、住人全員のスケジュールが把握できるカレンダーがあったため、こまめに自分の予定を書きこんでさえいれば、それを見た誰かが気づいてくれる可能性も高いとのこと。
なるほど……。住人同士の交流が少なくても、一緒に住んでいる分には誰かが私の異変に気がついてくれるのですね。
ただ、そこですずや気づいてしまいましたよね。
カレンダーに記入する予定がほとんどない私のような人間だと、そもそも、いなくなっても気づいてもらえないのでは?と……。
老後のシェアハウス生活はアリかも
W子から聞いたシェアハウスの話には、様々なメリットやデメリットがありました。
とはいえ、今現在のようにひとりで暮らしているよりかは、誰かと暮らしながらもお互いに干渉し合わないシェアハウスで過ごした方が、老後の孤独死は防げるのではないかなと思えたのです。
あと何十年後か経って、このまま独身の孤独死に怯える日々を過ごすようであれば、シェアハウスに住んでみるのも悪くないのかも。
ただ、そのためには他人と暮らせるよう潔癖症と気遣い性の性格を少しでも直して、なおかつ、いなくなっても気づいてもらえるようにカレンダーに記入できる予定を入れられる人間にならねばならないようです。
果たして、今のすずやがそのように変わることなどできるのか。と、老後への期待と不安を同時に感じることとなった出来事でした。