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【結婚願望が迷子です】~結婚願望がない女性というだけで変人扱いされる世の中に物申す~

DOKUJO読者の皆さま、ごきげんよう。夏も終わり過ごしやすい気候になってきたにもかかわらず、いまだにクーラーがきいた部屋でゴロゴロ過ごしている、ダメウーマンのすずや鈴音です。

余談ですが、すずや家では毎年10月頃までクーラーがフル稼働しています。家で執筆の仕事をしていることが多いからとも言えますが。

さて、突然ですが私と同じく結婚願望が持てない女性の皆さまに質問です。

普段は結婚願望もなく、大いに独身生活を満喫している私たちですが、過去に何度か「結婚したい」と思った経験はありますか?

私は「結婚したい」と思ったことはあります。

これまでの連載の中で数えきれないほど「結婚したくない」と公言してきた私ですが、実は過去に一度だけ「もう結婚したい!」と本気で思ったことがあるのです。

私が男と「結婚したい」と思った唯一の瞬間

それは数年前、社会人になってから出会った友人M子とランチに出かけたときの話です。当時、彼女はできちゃった結婚が決まったこともあり、そこそこ重症のウエディングハイ&マタニティハイに陥っていました。

とはいえ大抵のシングルハラスメントに対してはスルー耐性を持つすずやさん。

その日もM子から「結婚しなよ」「ひとりとか寂しくない?」というありがちなマウンティングを浴びせられましたが、特に動じることもなく華麗にスルーし続けていました。

……まあ、心の中では「どうかこいつが帰宅途中の電車(特急)の中で猛烈な尿意に襲われますように」くらいの呪いはかけてやりましたけどね。

しかし、ウエディングとマタニティのダブルハイに陥っているM子の攻撃はこの程度では終わりません。その後も繰り広げられる彼女からのマウンティングは、私の想像をはるかに超える殺傷能力を持っていたのです。

えっ、私って変人だったの?

引き続き、M子からのマウンティング攻撃は続きます。

まずは「鈴音はもう一生結婚とかしないつもり?」という彼女からの問いかけ。それに対し、私が「うーん、そうだね。結婚願望も出産願望もないからしないと思う」と答えると、彼女は「そうなんだ、鈴音はそういうちょっと変わった考えのタイプなんだね」と一言。

まさかの結婚したくないというだけで変人扱いされるすずやさん

そしてその後もM子からのマウンティングは加速の一途を辿りました。

ああ、やばい。今すぐ結婚したい。

「やっぱりネットを見ていると食べてる物がお腹の子どもにも影響するみたいだから、日々の食事もオーガニックにこだわりはじめたの」

「だから鈴音みたいにジャンクフードやコンビニ弁当ばかり食べてる子は妊娠したら大変かもね。今からオーガニックに変えてみたら?」

うん、そんな話聞いたことないけどね!

というかつい数分前に「私は出産するつもりはない」って話したばかりだけどね!

そもそも今の会話の流れで私の食生活をディスる必要ってあった?

「最近、胎教で子どもに英語やクラシックを聞かせ始めたの」「だから私の前ではいつもみたいに汚い言葉を使わないでね。鈴音みたいなガラの悪い言葉を子どもが覚えたら大変だもん」

うわお! 出産前からの英才教育とかすごい!

きっと生まれた直後に発する第一声は「Hi, Mom!」だね!

今私が心の中で叫んでいる「マジでしばいたろうか、クソが」みたいなお下品な言葉は絶対使わない子になるね!

……とまあ、約1時間のランチ会の間に数々のマウンティングを受けた私はふと思ったのです。

「独身というだけでこんなに見下されるなら、いっそのこと結婚してしまいたい……」と。

それがこれまでの人生の中で私が唯一「結婚したい」と思った瞬間なのでした。

あっ、余談ですが帰宅後すぐ電話帳とLINEからM子の名前は削除いたしました。

子連れのママ友会、女社会の怖さをこの目で確かめにいこう!

さて、私がなぜ突然このような話を始めたかと言いますと、実は今度、高校時代の仲良しメンバーで集まるプチ同窓会が開催されるのですが、何と参加メンバーが私以外、全員既婚で子どもがいるママ組というかなりのアウェー空間なのです。

私は仕事もしているので、そんなママさんとも会話が合わないことだってあります。

もちろん、最初はアウェーすぎる空間であるため断ろうと思いました。しかし冷静に考えてみたのです。

過去に「独身というだけで見下されたくないから結婚したい」と思った経験のある私。確かに結婚すれば独身というだけでマウンティングを受けることは無くなると思います。

しかし、結婚したところで次は“既婚女子同士のマウンティング”、さらには“ママ友同士のマウンティング”という別のマウンティング社会が待っているのではないか、と。

それなら「独身というだけで見下されたくない」という逃げの理由から結婚したところで、状況は何も変わらないのでは?(まあ、そもそもこの結婚理由自体が間違っているんですけどね……)

「これは実際に自分の目で確かめるしかない!」

というわけで次回は、『優雅な子ども連れママ友ランチ会にひとりアウェー感丸出しな独身女子が参加してみた』をお送りいたします。アウェーな空間に足を運んだすずやの命運はいかに!乞うご期待!

婚活のプロが明かす、結婚できる女とできない女の「決定的な違い」

【結婚願望が迷子です】
すずや鈴音
すずや鈴音

生まれも育ちも関西の元キャバ嬢ライター。好きなものはお金とお酒とマカロニサラダ。10代から熱しやすく冷めやすい短命恋愛を繰り返す/すずや鈴音twitter

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