女の強さは「バツと子どもの数」に比例する? 既婚ママ女子の分析レポート
人生の一大イベントともいえる、結婚や出産。
独身であるすずやには今のところ縁のない話ではありますが、もし今後、結婚&出産願望が生まれたとしたら、私はどのような行動をとるのか!?
……と、ちょっと気になったので実際に身近にいる既婚女子&ママ女子からそれぞれの経験談を聞いてみました。すると、同じ既婚女子&ママ女子でも人によって経験談が180度変わってくるという事実に直面したのです。
Contents
ネットサーフィン、育児書、女友達の意見…情報過多で陥る「不安の渦」
まず、これまですずやが身近な友人たちを見てきた限り、当然っちゃ当然のことではありますが、初めての結婚や出産を控えている女子の多くはすべての物事に対して、とにかく過敏になる。
たとえば、常にネットサーフィンで情報を探し、嘘か本当かもわからない話を鵜呑みにしては、一つひとつ実行していく。それだけでは満足いかず、結婚や育児関連の専門書を片っ端から買いあさるものの、専門書ごとに書いてあることが違いすぎて、余計に不安になるという悪循環に陥ります。
そこで頼みの綱となるのが先輩既婚女子やママ女子たちからのアドバイスです。彼女たちから話を聞けば、有力な情報も手に入り、得体のしれない不安からも逃れられるはずだ!と。
しかし、これも当然っちゃ当然のことではあるのですが、実際に結婚や出産を経験したといえども、その経験談は人それぞれ。とある子は「〇〇だけは絶対にやっちゃダメだよ」と念押しする傍ら、別の子は「それくらいどうってことないって、まったく大丈夫」と正反対の意見を申してくる。
で、初めての結婚や出産を控えている女子は思いますよね。「もう何も信じられない」と……。
風邪気味の同僚に「今すぐ帰れよ」のオーラ!?すべてに敏感になる
そんな出口のない迷路に迷い込んだ彼女たちを最後に待つのは、何も信じられない疑心暗鬼の気持ちだけ。特に初めての出産を控えている女子の場合は、とにかく口にする食べ物からまわりの環境にシビアになります。
食事は徹底的にこだわり、口にできないものが多くなるため、自然と同じ食事を繰り返すようになる。
職場で隣の席に座る奴が風邪気味であろうものなら、鬼の形相で睨み「今すぐ帰れよ」オーラを出しまくる。
……と、このように初めての結婚や出産を控えて、たまにシビアになりすぎている友人たちを見ると、何か力になってあげたいと思うものの、未婚未出産のすずやにできることなどひとつもなく。ただ、「体には気をつけてね」の言葉しかかけてあげられない無力な私なのでした。
「ダメなら次に行けばいい」バツがつけばつくほど強くなる既婚女子
しかし、そんな疑心暗鬼からシビアになりすぎている女子たちとは反対に、バツが何個ついているかわからないほど結婚を繰り返したり、3人以上の出産経験があったりする女性たちはすごい。もはや達人と呼ぶにふさわしいレベルですごいのです。
何がすごいかって、まず他人の意見など一切聞く耳をもたず、信じるのは己の経験のみ。
たとえば同年代であるにもかかわらず、すでに3度目の結婚を果たした友人は「結婚は何度までしかしちゃいけないなんて法律はないのだから、ダメなら次いけばいい」とあっさり語りますよね。
何なら旦那さんと喧嘩になった際は、「すでにバツが2ついている私は、今さらそれが3になろうと一切ダメージを感じないことだけは伝えておくわ」と、遠回しに「お前と離婚しても痛くもかゆくもねえんだよ」ということを伝えます。今までいろんな夫婦を見てきたすずやですが、初めてですよ。バツの数で旦那さんを脅して謝らせるという展開は。
産めば産むほど強くなるママ女子
また3児の母である別の友人。めでたく4人目を妊娠したとき、彼女のすごさに初めて気づかされました。
というのも、妊娠中はちょっとやそっとのことなどいちいち気にしない。
一般的に妊婦があまり口にしないほうがいいと言われる食べ物でも、平気で口にする。それどころか、妊娠前とライフスタイルが一切変わらなかったのです。
無関係のすずやですら、たまに心配になる彼女の生活ですが、彼女いわく「そんなことを言っていたら何も食べられない」「産まれる前から過敏になりすぎていたら産んだ後がもっと大変」とのこと。
なにより、すでに手がかかる3人の子と過ごす生活の中で、お腹の子だけに神経を集中させていたら、体力がもたんわ!と語ってくれました。
実際、3人以上子どもを生んできた友人を何人か見てきましたが、不思議なことに下の子になればなるほど、肝がすわっている気がするのですよね。
私も肝のすわった女になりたい
そんな感じで両極端な既婚女子&ママ女子の話を聞いてきた今回。
人それぞれの性格もあるのでしょうが、何事も経験なのだなと思わされた一件でした。
そして、いずれすずやにもし結婚や出産願望が生まれたら間違いなく前者の過敏になるタイプだと思うので、そのときは達人たちの言葉を思い出し、ちょっとくらいのことでは慌てない肝っ玉を持つ女になりたいなと思いました。