独女はなぜ「離婚した女友達」に優しいのか？～バツイチ独女を囲む「飲み会」の全貌～
2020/02/21
ここ最近、前にもましてひとりで飲む時間が増えたなと感じる、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。というのも、飲み仲間が年々減ってきているのですよね。
結婚や出産で頻繁に飲みに出かけられない友達が増えたということもありますが、同じ独身同士でも「最近胃の調子が悪くて」「ドクターストップがかかって」など、体の不調が原因で数少ない飲み仲間が徐々にリタイアしていっているのですよね。
そんな体のあちらこちらに不調が出始めるアラサー世代。しかし、そんなアラサー独身女子が体に無理をしてでも飲みに出かけたいと思うきっかけがあります。それが離婚して独身仲間に戻ってきた友人の“おかえりなさい会”です。
結婚して疎遠になった友人には誰よりも厳しい独身女子
この連載でも何度か語っているかと思いますが、アラサーを過ぎると、結婚していく友人がちらほら出てくる一方、若いころに結婚して離婚したという友人も出てきます。
そのとき毎回思うのですよね。
（すずやを含め）独身女子のウェルカム感と手のひら返しが半端ねえなと。
といいますのも、20代の頃は友人の結婚に対して、羨ましさや僻み妬みなど、さまざまな感情を抱いていた独身女子。
そして結婚した瞬間、既婚女子の友人と疎遠になると「あんなに遊んでいたのに結婚した途端、遊んでくれなくなったよね」「もう私たちとは住む世界が違うのだね」とこれでもかというほど、遠回しに既婚女子を徹底的に叩き始めます。
いや、すずや的には結婚して連絡をとらなくなるのはお互い様じゃないかな～と思うのですがね。お互いに「何か自分から連絡をとるのは負けた気がする」みたいなプライドが邪魔して、それで疎遠になっちゃうのじゃないかな～なんて思うこともあるのですがね。
という感じで、一時期は疎遠になってしまう、既婚女子と独身女子みたいな関係をこれまで数多く見てきました。
しかし独身女子のすごいところは、離婚した元既婚女子には世界中の誰よりも優しいということです。
離婚して戻ってきた友人には誰よりも優しい独身女子
実際、20代前半で結婚したものの、しばらく前に離婚が決まり、地元に帰ってきた友人。
するとすさまじいスピードで独身女子間の連絡網がいきわたります。「〇〇ちゃん、離婚して戻ってきたらしいよ！」と。
で、これまでの僻みはどこにいったかと思うほど、即本人に連絡をし、「久しぶりにご飯でも行こうよ」と会う段取りをつけます。
そして「旦那のこういう部分が許せず、離婚した」など、散々、愚痴をたれる元既婚女子の友人の話に相づちを打ちつつも、「そんな男こっちから捨てて正解だよ」「〇〇ちゃん、これからは自由に恋愛が楽しめるから次はもっといい人を探そう」と全力で友人を励ます。
最後には「でも言い方は悪いけど、〇〇ちゃんが離婚してまたこうして遊べるようになったのが嬉しい」と謎の仲間意識を見せ始めます。
と、とにかく独身女子は離婚した元既婚女子に対してはとにかく優しい。そして常にウェルカム状態であるということ。
えっ、なぜかって？
だって寂しいじゃないですか、友達が次々に結婚して疎遠になっちゃうのって。疎遠になったあと、散々文句とか言っちゃいますけど、あれも言い換えたら「結局、友情よりも旦那をとるのね」と寂しさから出ている不満なのですよ。
それもあり、仲間が戻ってきてくれると、もうとにかくお祭りモードになってしまうのです。
離婚したらまずは独身女子に連絡をとろう！
というわけで、離婚した元既婚女子のみなさんは、まず疎遠になっていた独身女子たちに連絡を入れるといいと思うよ！
「いまさらどんな顔をして会えばいいのだろう」なんて悩む必要はなし。私たち独身女子は、常に独身女子という名の仲間を求めているので、もう想像以上のウェルカムぶりであなたを受け入れてくれるはずですよ。
……ただ、万が一、再婚が決まったとかになった場合は、今度こそ疎遠にならないように独身女子にも優しい扱いをしてあげてね。
