【結婚願望が迷子です】「数年ぶりにできた彼氏と三週間で別れたアラサー独身女性の話」
こんばんは。最近、独身の友達に会うと「恋愛って何だっけ?」「付き合うってどうするんだっけ?」といった話題が必ず出てくるなと感じている、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。いや~、みんな良い感じですずやのようにこじらせてきていますね!
そんな恋愛難民も増えつつある、私たちアラサー独身世代。
ただ中には、当たり前ではありますが、恋愛をしてお付き合いにまで発展する子もいます。しかし、そのようにお付き合いが始まった子には、私たち恋愛難民とはまた違った悩みや苦悩があるようなのです。
数年ぶりにできた彼氏と三週間で別れた友人
それはすずやの友人である独身女性Kちゃん(32歳)の話。
つい最近、彼女は友人の紹介を通じて、数年ぶりに彼氏ができたそうなのです。めでたいことです! Kちゃん、コングラチュレーション!
……が、何とものの三週間で別れてしまったそうなのだとか。いや、みなさん三週間ですよ。寝て起きてを21回繰り返したらあっという間に過ぎている三週間という短期間ですよ。
一体、Kちゃんに何があったのか! そんなに彼と相性が合わなかったのか! もしくは彼氏を装った結婚詐欺師だったのか! と妄想が止まらないすずやは、お節介ながらも早速、Kちゃんに事の真相について聞いてみることにしたのです。
とある事件が引き金に……
どうやらKちゃんいわく、数年ぶりにできた彼氏ということもあり、当初はとにかく嬉しかったのだそうです。
それこそ交際開始3日目までくらいは、分単位でLINEを送り合い、夜遅くまで電話をするなど、まるで学生時代を思い出すかのような淡い恋愛ライフを送っていたのです。
しかし、一瞬間ほど経った頃、初めて彼がKちゃんの家にお泊まりに来たときに事件は起こりました。
何で休日に疲れないといけないのだろう
その事件というのは、お互いの生活習慣がまったく違うことに気がついたということです。いやまあ、そりゃそうですよね。ひとり暮らし歴が長い者同士の交際なのですから、お互いに自分なりの生活習慣のお決まりがあって当然です。
ただ、Kちゃんは必ず寝る直前にお風呂に入って就寝するタイプなのですが、彼は朝にシャワーを浴びたいタイプ。それを知ったKちゃんがまず思ったのは、「お風呂に入ってから寝てくれないと私のベッドが汚れるじゃん!」だったそうです。
また、Kちゃんは朝食を抜くことが多いのですが、彼は朝食をしっかり食べたい派。それもあり、その日は朝から早起きをして、彼のために朝食の準備にとりかかったそうなのです。
そして、朝食をとり帰宅する彼を見送った瞬間、Kちゃんにどっと疲れが押し寄せてきたよう。
その原因は、彼との生活習慣がまったく違ったということにもありますが、それ以上に「せっかくの休日に何でこんな疲れないといけないのだろう」と、彼氏と過ごす休日を苦痛に感じている自分に気がついてしまったからなのです。
私のおひとりさまライフを返して
これまで長くおひとりさまライフを満喫してきたKちゃん。
休日は部屋に引きこもり、趣味の海外ドラマを見たり、一日ベッドの上でゴロゴロしたりと、自由に自分の時間を満喫していました。
しかし、彼氏ができた瞬間、当初は楽しかったものの、徐々に彼氏との時間をつくらなければいけないあまり、唯一の楽しみであるおひとりさま時間が減ってきていることに気がついてしまったのです。
そんな事実に気がついてからというもの、Kちゃんは彼氏とのデートはもちろん、LINEのやりとりすらも面倒に感じ始め、メッセージを返す頻度も減ってしまったのだとか。
そんなKちゃんの変化に気づいた彼氏が、一度「俺、気に障ることした?」とKちゃんに問いかけたそうですが、違うのです! 彼が悪いわけじゃないのです! 悪いのは全部私なのに! という罪悪感から何も言えなくなってしまい、それを機に結局彼とは別れてしまったそうなのです。
そして彼と別れた今現在、Kちゃんは元通りのおひとりさまライフを復活させ、毎日を満喫しています。おそらく、また数年ほどは彼女が彼氏をつくることはないでしょう。
結婚どころか恋愛も無理な気がしてきた
今回Kちゃんの速攻で彼氏を別れた話を聞き、驚きはあったものの、何となく他人事には思えなかった私すずや。
というのも、きっと私も今すぐ彼氏ができたとしても、Kちゃんのように自分の生活リズムが徐々に崩れてしまったら、彼氏がいること自体を苦痛に感じ、最終的には別れを選んでしまう気がします。
そんなおひとりさまライフが板についてしまい、自分の生活リズムが完全にできあがっている私たちアラサー独身女性は、一体、彼氏ができたとしたらどうすればよいのでしょうか。やはり、定期的に恋愛をしていないと、いきなり彼氏ができても生活の変化に対応できないのでしょうか。
と、結婚どころかすでに恋愛も無理なレベルに入っているんじゃない? という嫌な予感を感じ始めた、恋愛難民のすずやなのでした。