【結婚願望が迷子です】「35歳を過ぎた独身女性から聞いた話がホラーだった」
こんばんは! 最近、お酒を飲みながらネット上に転がっている怖い話を読むことにハマっている、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。
すずや的に、夏よりも冬に聞く怪談話の方が恐ろしい気がするのですが、気のせいでしょうか。
というわけで、今回は皆さんにも寒い冬にぴったりな独身女子飲み会で聞いた恐ろしいお話をご紹介したいと思います。
Contents
独身女子会で自虐ネタを語っていたら……
それは先日、独身女子3人で飲みに行ったときのお話です。
その日のメンバーは、Sさん(36歳)、Tさん(31歳)、そしてすずやの3人でした。
そして、全員が独身であるため、この日は気を遣わずに初っ端からぶっちゃけ独身トークに華を咲かせておりました。
「私もついに会社でお局ポジションになっちゃったよ」と自虐ネタをこれほどまでかと語る、Tさん。
それに対抗して、負けじと、「私なんて、これまで払ってきたご祝儀だけで、それなりに良い家電3つくらいは買えますからね」と張り合うすずや。
しかし、そんなふたりの自虐対決を見ていた最年長のSさんが、突然、「あんたらもまだまだ青いな……」と不敵な笑みを浮かべながら語り始めます。
「いいか、独身女性は35歳を超えてからが本番やねんで……」と。
35歳を過ぎた独身女子が感じる実家での変化
今現在、36歳になるSさんですが、どうやら、35歳を超えたあたりから、自分をとりまく環境が大きく変わっていたことに気がついたらしいのです。
たとえば、実家に帰ったとき。
これまでであれば、「そろそろ結婚は?」「良い人くらいいないの?」と耳にタコができるほど、両親や親せきから結婚の催促をされていたらしいのですが。
35歳を超えた途端、まったく結婚の話題を出されなくなったそうなのです。
それどころか、周りが結婚というワード自体NGという雰囲気を出し始めたそうで……。
たまに実家に帰っても、父親からふられるのは、「お前……仕事は順調なのか?」「貯金とかも考えていかなあかんで」と、いった話題ばかり。
その後、つい母親が「そういえば、隣の○○さんの娘さん! この間結婚したけど、秋に子ども生まれるらしいで」と口を滑らせてしまおうものなら、一気に場の空気が凍りつき、母親自身も「あっ、やってしまった……」という表情をするのだとか。
いや、気の遣い方へたくそか!
と、そんな家族の様子を見て、Sさんも思わず叫びたくなってしまったそうです。
結婚式に呼ばれなくなった本当の理由とは?
また、職場や古くからの友人たちの中にも、Sさんが35歳を超えたあたりから変な気を遣う人が増えたそうです。
そのひとつが結婚式に関する、余計な気遣い。
というのも、Sさんが「そういえば最近、結婚式ラッシュも落ち着いたな~」と思っていた時期があったそうなのですが。
実はこの時、周りで結婚式を挙げていた子がいたのです。しかも、2人も。
その話を後から人伝いで聞いたSさん。
最初は「もしかして、私だけ呼ばれてない?」と焦ったそうですが、冷静になって考えてみると、おそらく、彼女たちもSさんが35歳の独身であることを知っているため、あえて気を遣って呼ばなかったのだろうな~という結論にいたったそうです。
その件に関して、「まあ、どちらも私よりずっと年下の子だったから、それを気遣いだと思ったんだろうね」と大人の余裕を見せるSさん。
しかし、3秒後には「でも、気遣いの仕方間違いすぎじゃない?マジで私年下にハブられたのかと思って、普通に泣いたわ!」と酔った勢いで本音を叫びだしていました。
何をしても裏目に出る現実
その他にも、周りに気を遣われるのに嫌気がさしたSさんは、自分から「私は結婚する気がないから、そんな気にしなくて良いよ」と明るく振る舞うこともしてみたそうですが、それが逆に強がっていると思われ、ますます家族や後輩たちから気を遣われるなど、何をしても裏目に出てしまう事実に気がついたそうです。
そんな35歳を過ぎて、一気に環境が変わったことを教えてくれたSさんですが、最後に不気味な笑みを浮かべながら、彼女は私とTさんにこう言い残しました。
「まあ、あんたたちもあと5年ほどしたらわかるよ」と……。
いやあああああああ!!!
35歳をすぎた独身女子が生きやすい社会になれば良いな
今回、35歳を過ぎると、周りからの対応やそれをとりまく環境が変わることを教えてくれた独身女子の先輩。
でも、今現在ですら、「鈴音ちゃんは、結婚しない……のだね?」みたいな気の遣われ方をするたびに「いや、面倒くせえな!」と思っているすずやです。
それが35歳を過ぎると、さらに面倒くさくなるのかと思うと、今からどっと疲れてしまいそうです。
というわけで、今から皆さんにお願いしておきます。
すずやが35歳になっても、決して結婚の話題に触れてはいけないなんてことはないので、お願いだから普通に接してね! むだに優しくして、その優しさですずやのガラスのハートを粉々にしないでね! いや、優しくはしてほしいけど、腫れ物に触るような感じの優しさはいらないからね!
……と、35歳を過ぎた独身女子がもっと生きやすい社会になってほしいなと、心の底から思ったすずやなのでした。