【結婚願望が迷子です】「おひとりさま行動が結婚願望を遠ざけていることに気がついた」
こんばんは! 先日、ようやく、ひとりカラオケ(略してひとカラ)デビューを果たした、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。
これまでひとり飲みを始めとした、おひとりさま行動に一切の抵抗を感じていなかったすずやですが、なぜかひとカラだけはまだ行けてなかったのですよね。
いや~、他人の目を気にせずに好き放題歌えるこの感じ、最高ですね。これはハマってしまいそうです。
しかし同時に、「実はこのおひとりさま行動に対する慣れが、結婚願望をさらに遠ざけているのではないか?」という疑問を抱くきっかけにもなったのです。
Contents
おひとりさま行動にハマったきっかけ
と言いますのも、何を隠そう、私すずやは、ひとりで行けない場所はほとんどないと断言できるほどのプロのおひとりさまです!
おそらく、まだひとりで行けていない場所といえば、大阪の某有名テーマパーク(U○J)くらいではないでしょうか。(機会があれば、ひとりで遊びに行きたいのですがね……)
そんなおひとりさま行動を極めに極めまくっているすずやではありますが、決して、昔からひとり行動を好んでいたわけではありません。
どちらかといえば、10代の頃なんかは大人数でばかり遊んでいたような気がします。
では、なぜ、そんな私がおひとりさま行動を始めたのかと言いますと、それは以前、元カレと映画デートをしたときに起こった出来事がきっかけでした。
彼氏の発言で映画デートが台無しに
思い返すこと、約10年前。
私すずやは、当時お付き合いしていた男性と、その当時話題になっていたSF映画を見に行くことになりました。
正直、SF作品はそこまで好きではないすずやでしたが、彼氏の「俺この作品がめっちゃ見たいねん!」と語る情熱に負け、「じゃあ、今度のデートで見に行くか」という流れになったのです。
しかし! 実際に映画館で鑑賞してみると、当初まったく乗り気でなかったすずやですら、その迫力に圧倒されてしまうほどの完璧な出来栄え!
おまけにストーリーもめちゃくちゃおもしろい! と、一瞬にしてその作品の虜になってしまったのです。
そして、鑑賞後。「予想以上におもしろかったな~」という満足感から、テンションがあがりにあがりまくっていたすずや。
しかし、何と! 映画館を後にした直後、彼氏が口にした第一声が「何か思ったより微妙だったよな」の一言だったのです。
価値観が違う相手との映画鑑賞は疲れてしまう
私がめちゃくちゃおもしろいと思った映画に対して、「微妙だったよな」と予想外の発言をしてきた彼氏。
いや、めちゃくちゃ面白かったやん。てか、そもそもお前が見たいって言いだした映画だろうが!!!
と、心の中でひとり叫ぶすずや。
しかし、「微妙だった」という感想で先手をとられてしまったからには、もう場の空気を読んで「うん、そうだよね……」と合わせるしかなくなってしまった私。
そして、その後も、「あ、でもあのシーンのセリフは笑えたよな?」と、彼氏が話題を振ってくれるのですが、すずや的には、「えっ?そのシーンそんなにおもしろかったっけ?」と思ってしまうような場面でした。
しかし、言いたいことも言えないこんな世の中で生きているすずや。「そうだね、そこは笑えたよね」と再び、彼の意見に合わせてしまいます。
そんな彼氏との映画鑑賞を終えて、思いましたよね。
価値観が真逆の相手と一緒に映画を見るのって、ただ疲れるだけの行為なのかもしれない……と。
映画デートを機におひとりさまにハマるすずや
そして、その一件がトラウマになってしまったのか、その後も、友人たちと映画を見る機会があっても、鑑賞後に「さあ!一体こやつはどう出るのか!」と相手の感想ばかりを気にするようになり、徐々に他人から映画に誘われることが億劫になってしまいました。
それを機に、ひとりで映画を見始めるようになったのですが。
ひとりで映画を見ると、他人の感想に合わせなくて良いし、真逆の感想を出されて、共感し合えない空しさに落ち込むこともなくなる。
まさにひとり映画最高! と思い始めるようになってしまったのですよね。
そして、そんなひとり映画がきっかけとなり、他のことに対しても、「この子と一緒に行くくらいなら、ひとりで行った方が楽しめそう」という考え方を持つようになり、気がつけば、どこにでもひとりでいけるプロのおひとりさまを極めてしまっていたのです。
ひとりで映画を見られない女子との考え方の違いとは?
と、このような出来事がきっかけとなり、おひとりさま行動を始めたすずやですが、以前、この話を夫婦そろって映画好きだと語る既婚女子の友達に話したことがあるのですよね。
すると彼女は、「そうやってお互いの感想が食い違っても、“ええ、そこがおもしろかったんじゃん~”と意見を言い合うのが、映画を見終わった後の醍醐味のひとつじゃない?」と言ってきました。
いやいや、違うんだよ! そうやってお互いの意見を言い合って、そこから会話が膨らむのって、コミュ力の高い人間だからできることなんだよ!
すずやのようにコミュ力がゼロに等しい奴が同じようなことをしたところで、「いや、だからあそこがおもしろかったじゃん?」「いや、あれはマジでつまんなかったよ。お前本当にわかってないな」とちょっとした言い合いになる。
もしくは、「ああ、お前はそう思ったんだね……」と相手が反応に困り、その場の空気が尋常じゃないほど重くなるんですよぉぉぉ!
っていうかぶっちゃけ、無理をしてまで相手に合わせるくらいなら、帰宅後に映画の口コミサイトを開いて、「いやもう本当、マジでわかる!あのシーンは特に最高だったよね!」とネット上の口コミたちと共感し合う方が何百倍も楽しいのだよぉぉぉ!
……と、すずやなりの意見を全力で力説してみたのですが、夫婦そろって映画好きの既婚女子からはまったく共感を得られませんでした。
むしろ、「っていうか、映画ってもっと気楽に見るものじゃない?」という正論を返されました。
いや、冷静に考えると本当にそうですよね。
一体、私は何と戦おうとしているのでしょうか……。
おひとりさまが板につきすぎてしまった結果
そんな感じで、私すずやがおひとりさま行動を始めるきっかけについてさかのぼってみたところ、どうやら自分から進んでひとり行動を始めようとしたわけではなく、「無理に誰かに合わせて疲れるくらいなら、ひとりの方が何倍も楽しめる」という理由から、おひとりさま行動を好むようになったみたいです。
そして今では、プロ級のおひとりさま行動が板につきすぎてしまったため、昔以上に誰かと一緒に行動をするということに抵抗を感じ始めている気がします。
もうね、基本的に「あ、ここ行ってみたい!」となったら、誰かを誘うことなく、速攻でスマホを開き、1枚だけチケットを予約するという流れがスムーズにできるようになりました。
そんなおひとりさま人生を満喫している私です。間違っても、今後、誰かを必要とするときがあるとは思えません。
ということは、おひとりさま行動を始めたことがきっかけで、これまで以上にひとりの気楽さを実感し、気づかぬうちに、ただでさえゼロに近い結婚願望を、ますます遠ざけてしまっていたのかもしれません。
もしかすると、あのときおひとりさま行動に手を出しさえしなければ、まだほんの少しは、心のどこかにわずかながらも結婚願望が残っていたのかも……(いや、ないだろうけど)。
そんなプロのおひとりさまである、すずやから独身女性の方々に伝えたいこと。
それは、もし今現在、「たまにはおひとりさま行動でもしてみようかな」と考えている独身女子がいるのであれば、絶対に深入りはするなと忠告しておきます。
おひとりさま行動の世界を満喫し始めてしまうと、すずやのように結婚願望があれよあれよという間に薄れていってしまうからね! みんな、気をつけるんだよ!