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【結婚願望が迷子です】「老後の面倒を見てもらいたいと語る既婚女子の話」

こんばんは。何度目かわからない周りの結婚ラッシュが終わったかと思えば、今後は出産ラッシュが迫っており、ご祝儀貧乏からの出産祝い貧乏に震えがとまらない元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。

とはいえ、子どもが生まれることは本当におめでたいこと! たとえすずやのお財布が寂しくなっても、全力で友人たちをお祝いしたいと思います。

ただ、最近、出産を経験した女性たちにお話を聞いていると、同じ子育てをする親でも様々な考え方を持つ人がいるということを知ったのです。

出産するのは「子どもが好き」だからだけではない?

結婚経験も出産経験もないすずやは、勝手ながらこれまで子どもを生む女性は昔から出産願望の強い人達ばかりだと思っていました。

実際、私の周りで出産を経験した友人の多くは、学生時代から「25歳までに結婚して、30歳までに子どもをふたりは生みたい!」など、具体的な結婚願望と出産願望を持っていました。

そのため、出産する女性の多くは昔から幸せな結婚と子育て生活に憧れを持つ人達ばかりなのだと思っていた節があります。

でも、実際はそのようなタイプばかりではないということに気がついたのです。

愛がない結婚を選んだ理由とは?

というのも、先日、「結婚して子どもが欲しかったのは、自分の老後の面倒を見てもらいたいから」と語る女性に出会う機会があったのです。

そんな彼女の予想外の発言に驚き桃の木山椒の木状態のすずや。

とりあえず詳しく話を聞いてみると、「今の旦那のことは全然好きじゃないけど、老後ひとりは寂しいし、結婚適齢期だしってことで結婚した」とのこと。

わおっ、まさかのカミングアウト。

彼女が男と女のどちらの子どもも欲しがったワケ

また、彼女にはふたりの子ども(男と女)がいるのですが、出産前からどうしても男の子と女の子それぞれひとりずつが欲しかったらしいのです。

その理由について問いかけてみると、「男の子は結婚をして子どもを産んだあと、なかなか実家に帰って来てくれないし、私の老後の面倒も見てくれないから絶対に女の子が欲しかった」「でも将来、経済面的には男の子の方が私の老後を助けてくれるから男の子も欲しかった」のだとか。

まさかの老後第一の結婚と出産!!

まあ、価値観なんて人それぞれ違いますし、そういう考えの女性だっているのでしょう。それを独身のすずやがああだこうだと口出しするのはお門違いのこと。

そう思い「なるほど、そういう考え方もあるのだね」と伝えてみたのですが……。

その直後、彼女から返ってきた言葉は、「でもすずやさんって結婚願望も出産願望もないのですよね?それって老後寂しくありません?私には考えられないです」という一言。

いや、大きなお世話やわ!!!

老後を見てもらえず後悔する女性の現在

そんな老後の不安から結婚と出産を経験した彼女ですが、話を聞きながらすずやは「でもそう簡単にいかないよな~」とも思っていました。

というのも、すずやの親戚の中にもまったく同じ考えを持っていたおばさんがいたのです。

そのおばさんは若い頃に年下の旦那さんと結婚し、娘ふたりを出産。そして親戚の集まりがあるたびに「私より若い旦那と娘たちが老後の面倒を見てくれるから安心できるわ」という話を数えきれないほど語っていました。

……が、それから約40年。

まさかの年下旦那様に先立たれ、娘ふたりも遠くの地へと嫁ぎ、70代の時点で独居老人状態となってしまったおばさん。

また、あれほど頼りにしていた娘ふたりも同居する義理の両親の介護に追われているため、実の母のことにまで手が回らず、年に1度実家に帰れるかどうかの状態が今現在も続いているのです。

で、年老いたおばさんは私に会ったときにこう語ってくれましたよね。

「娘がふたりもいるから老後を見てもらえると思ったのに……」「こんなことなら鈴音ちゃんみたいに結婚もせず、ずっと一緒に暮らしてくれる娘の方が良かった」と。

何か最後だけ余計な一言のような気もしますが。

ただ、今回「老後を見てほしいから結婚して子どもが欲しかった」と語るアラサーママと、「老後を見てくれるはずだった旦那と子どもがいない」と語る年配女性の話を聞き、すずやは思いました。

旦那と子どもは老後の世話をするための道具じゃないのだよ、と。

結婚と出産=老後は安泰とは思わないようにしよう

とはいえ、今回「老後を見てもらいたいから結婚して子どもを産んだ」と語ったママ女子ですが、だからといって子育てを怠っているわけではありません。他人であるすずやから見ていても、しっかり子どもたちを愛しつつも、厳しく教育もしているので、きちんとママをやっているのだな~という印象を度々受けます。

ただ、どうしても「老後を見てもらうために……」と言われると、何か引っかかるものを感じちゃったのですよね。

そんなちょっと引っかかることがあった今回の一件。

もし今後、仮にすずやに結婚願望や出産願望が生まれたとしても、「これで老後も安泰だぜ!」とは思わないようにしようと考えさせられました。

あと、これはすずやの偏見かもしれませんが、このような考え方を持っている人達ほど、すずやのように独身の人間=老後もひとりで可哀想な人という見方をしている気がするのですが、地味に傷つくので、ちょっとそういう考えはやめてもらえるとありがたいです!(涙)

【結婚願望が迷子です】
すずや鈴音
すずや鈴音

生まれも育ちも関西の元キャバ嬢ライター。好きなものはお金とお酒とマカロニサラダ。10代から熱しやすく冷めやすい短命恋愛を繰り返す/すずや鈴音twitter

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