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【結婚願望が迷子です】「元カレと連絡をとって見つかった、自分が結婚できない理由」

DOKUJO読者の皆さま、こんばんは。先日、部屋の暖房がぶっ壊れて家の中で凍死しかけた元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。ほんと、何の嫌がらせだよと普通に泣きましたよね。大の大人が部屋の中でひとり泣きわめきましたよね。

まあ、その後無事に修理していただき、再びぬくぬくのお部屋で過ごせるようになりましたので、早速本題に入りたいと思います。

さて、前回唯一結婚を考えても良いと思えた元カレから、数年ぶりに連絡が入ったすずやさん。果たしてその後の結末はどうなったのでしょうか。

交際当初を思い出し乙女に戻るすずや

ある日突然、LINEの「知り合いかも?」のリスト一覧に表示された元カレの名前。そして数日後、私のLINEには元カレから「久しぶり?元気だった?」の一通が届いたのでした……。

とはいえ!ここであからさまに動揺や喜ぶ素振りを見せてはいけない(気がする)と咄嗟に判断した私。平然を装い「元気だったよ~。○○君は?仕事順調?」と軽いノリでLINEを返して、様子を伺うことにしてみたのです。

すると意外や意外。彼から返ってきたのは「仕事は忙しいけどそれなりに順調」「鈴音は?まだキャバ嬢やってるの?」など当たり障りのない返信が届いたのです。そしてそこから、自然な流れでお互いの近況報告や交際時の思い出話を始めた私たち。

別れたとはいえ、一度は交際していた相手とのLINEです。気がつけばお酒も入り、イイ感じに酔い始めていた私は彼とのLINEを心の底から楽しんでいました。もはや乙女すずやです。この連載ではほとんど見せることがなかった女の顔を見せるすずやがそこにはいたのです。

しかしLINEのやりとりが続けば続くほど、私の中にはあるひとつの疑問が浮かびました。

「一体、こいつの目的は何なのだ……」という疑問が……。

まさかの本題に我を忘れて取り乱す

しかしその疑問は、その後いとも簡単に解決しました。

というのも近況報告や思い出話をしている中で時折、元カレが「でもやっぱり鈴音は本当に女の気持ちがよくわかる奴だよね」「俺らみたいに男には女の気持ちってわからんから、鈴音の話聞くとなるほどなって思うことたくさんあるわ」とチンプンカンプンなことを話してくるのです。

「何言ってんだこいつ」と思いましたが、そこはあえて適当にスルーを続けるすずやさん。

するとそんな私の態度にしびれをきらしたのか、元カレが突然「実は今好きな女ができたんやけどさ……」と突然のカミングアウト。そして「ちょっと相談にのってもらえへん?」といきなり本題を切り出したのです。

いや、最初からそれを言えよ!!!

LINEのやりとりを始め、数時間。この本題を切り出すまでに彼は当たり障りのない会話を続けつつ、時折、本題へと誘うための遠まわしの発言を繰り返していたのです。

どんだけ面倒くさい奴やねん!!!

と、思わず心の中で叫びましたよね。というか心の中だけでは抑えきれず、「えっ、それが言いたいがために何時間もこの面倒くさい会話に私は付き合わされてたの?」と実際にLINEを送っちゃいましたよね。

……と、いとも簡単に復縁という名の期待を裏切られた悲しさと、昔は頼りがいのあった元カレが女々しくなっていた変貌ぶりに、気づけば私は我を忘れ取り乱していたのでした。

何でこんな面倒くさい奴と付き合っていたんだろう

そして無事に本題を切り出せて安心したのか、そこから元カレの怒涛の相談ラッシュが始まりました。

「その子から送られてくるLINEにハートマークがついてるんやけど、これってどういうこと?」

「出会って挨拶すると避けられるんやけど、何となくその子喜んでるっぽいねん。何でなん?」

「SNSではコメントとかするくせに会ったらあまり話してくれへんのって、俺が試されてるから?」

あああああ!!!面倒くせぇぇぇぇ!!!

えっ、なにこれ?小学生男子相手のお悩み相談室なのか?てか、その相手の女のことを1ミリも知らん私がそんなピンポイントな相談に答えられるわけないやろ!

……と、徐々に恋愛相談が面倒くさくなってきたすずやさん。とりあえず早くLINEを終わらせたい気持ちから「きっとその子もあんたのことが好きなんやって」と適当に返事をするものの、「でも俺は100%の確信が欲しいから、お前に相談してるんやん?」の一点張り。いや、100%の確信がもてる片思いなんかこの世に存在せえへんわ。

その後、2~3日に一度「今日はこんな話をしたんやけどこれって脈あり?」「俺の方からデートに誘うのってどうかな?まだ早い?」とびっくりするほどどうでも良い相談LINEが送られ、そのたびに夜中まで付き合わされるという日々がしばらく続いたのでした。

そして元カレからの恋愛相談が始まって、はや1か月後。「きれいな思い出と共に元カレを封印しよう」と決意した私は、そっとLINEのブロックボタンに手を伸ばしたのでした。

元カレとの再会を経て、また私の悪い癖に気がついた

交際時は頼りがいがあり、彼の前だけでは素の自分をさらけだすことができると思っていた私。しかし数年後の再会を経て私が思ったのは、「本当にこいつと結婚しなくて良かった」の一点のみ。

でもよくよく思い返すと、あることに気がついたのです。交際時も元カレは仕事などで悩むことがあると、私に相談をしてきました。そして当時、彼にぞっこんだった私は相談をされるたびに「普段は頼りがいのある彼が私に弱気な一面も見せてくれるなんて嬉しい!」とむしろ喜んでいた気がします。

要するに昔も今も、彼自身は何も変わってないのです。変わったのは私自身。そう、私が彼との思い出を美化させすぎていたことに原因があったのです。

そして同時に思いました。私は一度相手を「こういう人だ」と思い込んでしまうと、それだけで相手の性格から生き方までを勝手に決めつけてしまう傾向がある。

そのため今回のように勝手に思い出を美化させ、元カレを「頼りがいがある」「甘えさせてくれる」人だと決めつけて今日まで生きてきたので、自分が思っていた姿と違う元カレの一面を見て一機に幻滅してしまったのではないでしょうか。きっとこの悪い癖が結婚願望にも影響を与えている気がします。

するとどうでしょう。この私の悪い癖が影響してたと思われる過去の恋愛が次々と頭の中に浮かび上がってきたのです。その続きは次回、ゆっくりお話できればと思います。

PS,元カレ君へ。ブロックしてしまいましたが、あなたと交際していた日々はとても楽しかったです。今の恋愛がうまくいくように心の隅っこ辺りで適当に願っています。頑張ってください。

【結婚願望が迷子です】
すずや鈴音
すずや鈴音

生まれも育ちも関西の元キャバ嬢ライター。好きなものはお金とお酒とマカロニサラダ。10代から熱しやすく冷めやすい短命恋愛を繰り返す/すずや鈴音twitter

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