【結婚願望が迷子です】「自分以上に的確なアドバイスをくれる人に会いたい」
こんばんは。街はクリスマスムード一色となりつつありますが、みなさんクリスマスのご予定はお決まりでしょうか。私、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音はと言いますと、犬と一緒に食べられるクリスマスケーキを通販で注文しました。今年のクリスマスはかわいい愛犬と一緒にケーキを囲んでふたりきり(ひとり+1匹)のクリスマスパーティーを開催したいと思います。
さて、今回の結婚願望探し(自分探し)の旅は、また以前までとは違ったものとなっています。というのもこれまでに潔癖症、ひとり好き、気を遣いすぎる性格などが結婚願望を持てないことにつながっていると感じていたすずやさん。
しかし他にもまだ結婚願望を持てない理由(言い訳)はたくさんあったのです。まずはそのひとつについてお話をしていきたいと思います。
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自分以上に的確なアドバイスをくれる人に会いたい
自分で言うのもなんですが、元キャバ嬢という職業柄、私はどちらかというと聞き手にまわることが多いタイプです。そしてこれまた自分で言うのもなんですが、人から相談される機会がかなり多くあります。
家族、友人、元カレは必ずと言って良いほど、悩むことがあると私に連絡をしてきます。そして気を遣いすぎる性格を全力発揮し、相手が求めているであろうアドバイスや言葉を返すため、最後には「やっぱり鈴音に相談して良かった」というありがたいお言葉をもらえます。もちろん、これはこれで自分の存在意義を見出せるのでとても嬉しいことだと思っています。
しかしそんな生活を続けてきたためか、私自身が自分から他人に相談できないという性格になってしまっていたのです。
過去には薄っぺらい自己啓発本に書いてあるような「ひとりで解決せず、他人をもっと頼りましょう」みたいなことを実践していた時期もあったのですが、正直、「自分で解決した方が早い」という結果で終わることがほとんど。
また、女性は共感を得たい生き物だと言われているためか、相談しても大抵の場合「わかるよ、わかる」「鈴音もつらかったよね」と共感されて終わります。いや、私は共感じゃなくもっと的確なアドバイスが欲しいんだよ。
そんな経験が何度もあったためか、いつからか「自分以上に的確なアドバイスをくれる人に出会いたい」という願望を持つようになりました。
そして自然に相談ができ、的確なアドバイスをくれる相手に出会えたら、「この人と一緒にいたい」と結婚願望も生まれるのではないかとも思うようになったのです。
まさかの朗報が!
そんな悩みを抱えているある日、元職場の同僚から「人生経験豊富でカウンセラー並みに説得力のある話をしてくれる(クラブの)ママがいる」という話を聞きました。
的確なアドバイスをくれる人に出会いたいと思っている私にとって、それはまさに朗報でした。
早速、元同僚の子に手配していただき、そのママと会える機会をつくってもらったのでした。
人生経験の豊富さ=言葉にも重みが出る
お店がお休みだということで、そのママとは日曜のお昼間にカフェでお会いさせていただくことになりました。
第一印象としては、ちょっと気が強そうなおばさん。でもこれまで夜の世界で働き、私のような小娘よりもさぞ多くの人生経験を積んできたのでしょう。その貫禄のすごさはぱっと見だけでもこちらに伝わってきました。
そして軽い世間話を終えた後、いざ人生相談をさせてもらうことに。
「実は結婚願望があるのかないのかわからないんです。自分では無いと思っているのですが、もしかしたら心のどこかで結婚したいと思っているのかなと考えることもあって……」
そんなすずやの本音を聞いた途端、目の前にいるママは「というより、あなたにとって結婚って何?」と一言。
いや、それを悩んでいるから相談してるんですけど!!!
とはいえ「何なんでしょうね、自分でもわからなくて……」と私が戸惑う姿を見せると、ママは続けて「正直、どっちでもいいと思うよ」「私も二度ほど結婚して離婚したけど、どっちが幸せだったとかないし」と意見を述べます。
うーん、さすが人生経験豊富な方の意見。重みがあります。同時に「あれ、この人なら私の悩みに具体的なアドバイスをくれるかも」とも思えたのです。
的確なアドバイスをもらえるって嬉しい!
その後も私はこれまで胸に抱え込んでいた悩みや不安をママに打ち明けます。そして冷静に淡々とアドバイスをくれるママ。正直、これまで「わかるよ」「大丈夫だよ」と上辺だけの共感をしてきた子たちとは全然違います。
会話を進めるにつれ、的確なアドバイスをもらえることがいかに嬉しいことであるかを実感し始めたすずや。同時に「このように的確なアドバイスをくれる男性がいたら、きっと私は一緒にいたいと思える」とも感じ始めたのです。
しかし、そんなママに対するリスペクトも最後の一言により一瞬にして壊されることになったのです。
あれ、もしかして私見下されてる……?
それは30分ほど私の悩み相談が続いたときのことでした。
「ありがとうございます。的確なアドバイスがもらえて本当にうれしいです」と私が感謝の気持ちを述べると、ママは「でもあなたもくだらないことで悩んでいるのね。私の悩みと比べたらそんなことどうでもいいことよ」といきなり毒を吐いたのです。
その瞬間、すずやは悟りました。「あれ、今私めちゃくちゃ見下されている?」と。
もしかするとママとしては、「そんな小さい悩みなんて気にせずに前向きに生きなさい」ということを伝えたかったのかもしれません。しかし私はその一言を相手から見下され、バカにされていると受け取ってしまったのです。
そこで気づきました。的確なアドバイスをもらえても、このように相手から見下されていると感じたら「もう二度とこの人には相談したくない」と思ってしまうのだと。
結果的に自分の性格に問題があった
これまでずっと「自分以上に的確なアドバイスをくれる人に出会いたい」と思っていた私。
しかし的確なアドバイスをくれるということは、少なくとも私より人生経験が豊富で、さまざまな考え方ができる人であるということ。そのように自分より格上の相手に出会うと、私は心のどこかで「相手から見下されているのだ」という後ろ向きなとらえ方をしてしまうようです。
もちろんこれは相手に一切非はありません。私自身の性格や考えに問題があるのです。
そしてこの性格を直さない限り、私は「自分より的確なアドバイスをくれる人なんていない」「自分より的確なアドバイスをくれる人は私を見下している」と歪んだ考えしかできないでしょう。
要するにアドバイスがどうかではなく、私の性格に問題があるから他人に悩み相談ができないのだと。それを改善しない限りは、恋愛におけるパートナーと何でも話し合える関係など築いていくこともできないだろうと。
そんな事実に気がつき、ますます結婚願望が遠ざかるとともに、自分って最低な人間なのではないかと思い始めたすずやさんなのでした。