ホテル代の割り勘、受け入れられますか？

「ホテル代割り勘にされたら、やる気なくなるっしょ」
「独身のモテない男はさ、女の子はネイルにいくらかかって、化粧品にいくらかかってって知らないわけよ」

今宵も婚活に息詰まる女子たちに辛口なアドバイスを行っているのは、「予想屋マスター」こと、平出心。

プロの競馬予想屋歴27年。テレビやSNSなどで活動の幅を広げる傍ら、YouTubeチャンネルでアラサー女性の恋愛相談に答えている。

今回は匿名掲示板ankeで賛否両論を巻き起こした「ホテル代の割り勘を受け入れられますか？」という投稿について平出氏に意見を聞いてみた。

相談内容：「ホテル代の割り勘を受け入れますか？」

「10歳以上年上の彼氏とお付き合いしているのですが、彼とデートに行く際のホテル代、食事代は割り勘です。奢ってもらうのが当たり前。。。とは思いませんが、ホテル代まで割り勘だと本当に愛されているのか不安です」

「割り勘にされたら、やる気なくなるっしょ」

開口一番、平出氏は「え、ホテル代を割り勘する人がいるの？世の中に」と思わず苦笑した。

「ホテル代、いつ割り勘するのよ。（行為が）終わった後に『1万円のうち5千円くれ』っていうのもなんかね。風俗じゃないのにさ……。

（部屋に）入る前に『ホテル代1万円のうち5千円くれ』って言われたら、女の子帰りたくならないのかな。やる気なくなるっしょ。それどうなんだろう。どっちにしてもちょっと嫌だよね」

ankeの調査では、「ホテル代の割り勘を受け入れられる」と答えた人は27.4%。「受け入れられない」と答えた人は52.5%だった。

この結果を受けて、

「時代がだんだん変化してきてるから、ご飯代とかは多少なりとも（女の子が）払っても……ってのはあるけど。ホテル代はちょっとひどいなって気はするけどね」

とコメントする。昭和世代の平出氏には、若者の「ホテル代＝割り勘」という価値観は到底受け入れられないようだ。

飲み会で「俺、お酒飲まないから少なくていい？」という男はモテない

ホテル代や食事代を割り勘する男性が現れたのは、年代的な違いが大きいのだろうか。平出氏は自身の友人を例に挙げ、「昔からケチな奴はケチだし、払う奴は払うよね」と語る。

「僕のいちばん仲いい弁護士の友達は、仕事の相談にきてるのに（相手が）女の子なら、法律相談はタダだし、ご飯代もタダだし、タクシー代も払っちゃうし……。何がなんだかわからない。

そういう男みたいに、何でもかんでも払っちゃう男がいる一方で、

飲み会で『俺、お酒飲まないから、（支払いは）少なくていい？』とかいう男いるじゃん。まぁ、でもそういう奴は基本的にモテないからどうでもいいんだけど」

さらに「食事代は（男が）払ったほうが（長い目でみて）得だと思うよ」と割り勘が当たり前の若者世代にアドバイスする。

「女の子だってさ、ご飯に来た時にスマートに払ってくれる男と、割り勘で3千円ぐらい求める男と、どっちと付き合いたいかって言ったら、（後者は）うまくいく確率がだいぶ下がるじゃん。

払っておいたほうがトータルで見ると安いよねってのが（割り勘する男には）わからないんだろうね」

「ご飯代ぐらいスマートに払ってあげればいいじゃん」

普段、婚活女子に対して辛口な発言が目立つ平出氏だが、「デート代の割り勘or奢り」問題については、女性の立場を擁護している。

「女の子ってデートにくる時に男が思っている以上にお金がかかるのよ。独身のモテない男はさ、女の子はネイルにいくらかかって、化粧品にいくらかかってって知らないわけよ。

デートにくるまでのコストを考えたら、ご飯代ぐらいスマートに払ってあげればいいじゃんって思うわけよ。そういう話ができるだけで、この人は女の子のことわかってるなって言ってモテるようになるわけよ。

たかだか数千円とることによって、『ホントこの男といて損したな』って思わせるのってどう考えても損なのよ」

男も女も、異性にモテるためには「相手の立場」になって考えろということだろうか。

「自分にとってどっちが得かって判断できない奴は能力もないし、出世もしないし。『女の子がご馳走されて当たり前』ってむかつく気持ちもわかるけど、いろいろ考えれば、『女の子もコストかかってるよね』って優しい気持ちでデートに行ってればモテるし、トータルで得するよねって思うよね」

とデート代を割り勘にする男たちに苦言を呈した。

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