fbpx

【結婚願望が迷子です】「結婚が決まった途端に考え直す女性の悩みが意外とどうでもよかった」

こんばんは。先日、なぜか突然新しいPCが欲しくなり、三日三晩、買い替えるかどうか真剣に考えていたのですが、友人からの「いくらPCの機能が新しくなっても、持ち主がアナログ人間なら意味がない」という一言により、買い替えを諦めた元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。確かに極度の機械オンチのすずやがいい機械を手に入れたところで、それこそ豚に真珠だわと思いました。

ただ、友人からすれば「しょうもないことで悩んでいるな、こいつ」と思う出来事でも、私すずやにとっては久々に本気で悩む一件だったのです。そしてそんなすずやのPC買い替え事案同様、結婚前の女性たちの中にも、このように人知れず悩んでいる子が多いということに最近気づいたのです。

「本当に結婚していいの?」と悩む女性たち

「結婚が決まった女性」とだけ聞くと、私たち独身女性は、それはもう幸せの絶頂にいるだろうと勝手に想像してしまいます。

しかし、中には「彼との結婚が決まったものの、本当に結婚していいのか悩む」となぜか婚前からマリッジブルーに陥る独身女性をたまに見かけることがあるのです。

ただ、すずやが見てきた限り、その理由を聞くと、意外とどうでもいいことも多い。

いや、こんな言い方をすると語弊が生まれそうなので先に弁解しておきますが、結婚を前にした彼女たち自身は真剣に悩んでいます。それこそ、これまでの連載でもお伝えしてきた通り、互いの両親との関係や、将来の不安など、大きな問題に直面して本気で結婚を悩んでいる女性だっていますしね。

ただまあ、そのようなケースって結構稀で、半分くらいは私を含む第三者からすれば「いや、どうでもよくない?」という悩みである場合が多いのです。

対照的な彼との結婚に悩む友人

たとえば友人のAちゃんは、昔から超がつくほどの潔癖症。おまけに部屋には余計な物は置かず、常にきれいな状態を保っていたいという考えの持ち主。

そんなAちゃんが結婚を決めた彼は、彼女とは対照的におおざっぱで怠けグセのある性格。

そのため、Aちゃんが休日一日かけて片付けた部屋に入るなり、ものの数分で物を出しては置きっぱなしにするという行動で荒らす。あげくの果てには、外から帰ってきた服装のままで洗濯したてのシーツを敷いたベッドに横たわるのだそうです。

いや~、すずやもAちゃんと同じく潔癖症だからものすごくわかるのですが、潔癖症の人って外から帰ってきた服装のままでベッドに乗られるのが本当に許せないのですよね。というか、私すずやもこの潔癖症の性格が結婚したくない理由のひとつになっているくらいですから、Aちゃんの気持ちがものすごくわかるのですよね。

ただ、自分のことを棚に上げたうえで申しますが、もう結婚するとなったら諦めるしかなくないですか?

というのも、結婚したら帰宅後即ベッドで寝転がられるだけでなく、そこら辺に旦那さんのくさい靴下とかが放置されている可能性とかありますからね。ポテチを食べた手を拭かずにチャンネルを触られたりする可能性だって大いにありますしね。

ましてや子どもが生まれたら「常に部屋をきれいに保っておきたいから」とか言っていられなくなるよね。自分が片付ければ片付けるほど、後ろから付いてきた子どもが片付けた場所を荒らしに現れるの無限ループが始まるからね。

と、自分の潔癖症についてはさておき、Aちゃんにそううながしかけると、「確かにね、ベッドひとつで文句言い始めたら結婚生活なんかやっていけんわな」と納得。その後、無事彼女は結婚を決意したそうです。

まだまだある、結婚を考え直す悩みとは?

とはいえ、Aちゃんの場合は、まだ何となくわかります。生活に対する価値観が対照的なタイプだと、「この先うまくやっていけるのかな」と悩むことだってあるでしょう。

ただ、他にもいるのですよ。結婚をためらっている理由を聞いた途端、Aちゃんの悩みが大問題に思えるほど、どうでもいいことで悩む独身女性たちが。

あくまでもこれはすずやが出会ってきた人たちが口にしていた悩みの数々なのですが……

「自分は身内だけでひっそり結婚式をあげたいのに対し、彼は盛大にやりたいと言い出し、結婚する気が失せた」

「自分は帰宅後にスキンシップの時間をとりたいのに彼はひとりでゲームばかりしているから、結婚後うまくやっていけるかわからない」

いや、もうそこは結婚前に話し合おうよ! むしろ話し合いで解決する問題だから!

もうそれだけで結婚していいか悩むとか言っちゃっていたら、一生結婚できる相手なんて見つからないからね! というか結婚したらそんな悩みどうでもよくなるような問題だってきっとたくさん出てくるから、この時点でつまづかないで頑張ろうよ!

と、ちょっとした(どうでもいい)すれ違いが原因で結婚に悩む女性たち。

ちなみにこれまですずやが聞いてきた話の中で一番すげえなと思ったのは、「結婚後に住む部屋を探していたとき、お互いが自分の会社に近い地区を選びたいともめて、もう結婚自体がなくなりそうになった」という話。

その話を聞いて思わず言っちゃいましたよね。「いや、お互いの会社の中間地点を選べばよくね?」と。

ただ何回も言いますが、本人たちにとってはきっと深刻な悩みなのでしょう。でもね、結婚したくても相手がいない全国の独身女性の声を代表して、私すずやから一言だけ言わせてください。

みんな、それは“贅沢な悩み”っていうのだよ。

結婚前の悩みは十人十色

そんなこんなで結婚前にマリッジブルーに陥る女性たちの悩みは、十人十色なのだなと思った今回の一件。

とはいえ正直、他人事だから私たちも外野からああだこうだ言えるのですが、実際に自分に結婚願望が生まれ、いざ結婚をするとなったときに、初めて彼女たちの気持ちがわかるのかもしれません。

それこそ冒頭で語ったすずやのPC買い替え事案同様、まわりからすればしょうもない悩みでも、「マジでこのまま結婚してもいいのかな」と本気で頭を抱えてしまうのかもしれません。

そんなことを考えさせられた今回。同時に結婚前からこんな面倒くさいことで悩まなければいけないなら、すずやはやはり結婚に向いていないのでは? と改めて思った次第でございます。

【結婚願望が迷子です】
すずや鈴音
すずや鈴音

生まれも育ちも関西の元キャバ嬢ライター。好きなものはお金とお酒とマカロニサラダ。10代から熱しやすく冷めやすい短命恋愛を繰り返す/すずや鈴音twitter

>> article
この記事を読んだ人におすすめ