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【結婚願望が迷子です】「九死に一生体験を経て結婚願望が生まれた友達の話」

こんばんは。先日、部屋のコンセントにつまづき転んだ際、足の小指を強打し、ひとり苦痛にもだえていた元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。みなさん覚えておいてくださいね。足の小指はタンスであろうが床であろうが、強打したら本気で痛いってことを。

……と、ひとり暮らしをしていると予期せぬハプニングが起こった際に「あれ、私このまま死んでしまうの?」なんて考えることもあるのですが、まさかのそんな九死に一生をきっかけに結婚願望が生まれたと語る友人がいたのです。

まさかの場所に閉じ込められた友人

それは友人Kちゃんが体験したお話。なんと彼女、ひとり暮らしの部屋でとあるところに閉じ込められてしまうという状況に遭遇してしまったのです。

いや、よくトイレのドアノブが取れて閉じ込められたなんて話はあるじゃないですか。

しかし彼女が閉じ込められたのは、三畳ほどしかない部屋。普段はクローゼット代わりに使用していた部屋です。

その日も彼女は朝起きて着替えようと、例の三畳ほどしかないクローゼットルームに向かいます。

するとどうでしょう。部屋から出ようと思った瞬間、彼女の目に映り込んできたのは床下にポツンと落ちているドアノブ。そう、なんと扉を閉めたときの衝撃でドアノブが取れてしまい、そのまま部屋に閉じ込められてしまったのです!

脱出する術が何もない状況

とはいえ最初はさほど深く考えずに「うわ~、やっちゃったな」くらいにしか考えていなかったKちゃん。とりあえずドアを押してみるものの、当然のことながら開くはずもなく。

次にその場にあったベルトの留め具でドアノブが外れた部分をいじりまくるも、こちらも当然のことながら空き巣犯でもないKちゃんがピッキングまがいなことなどできるはずもなく、ただ取っ手部分がガチャガチャ音を立てるだけのむなしさ。

そんなこんなでいよいよ本格的にやばいと思い始めたKちゃん!

そのうえスマホは部屋の外であるため誰にも連絡が取れない! おまけにその日は気温も高く三畳ほどのクローゼットルームはもはやビニールハウス状態!

果たしてKちゃんの運命やいかに!?

まさかの救出劇が!

その後、さまざまな策で何とか脱出を試みようとするKちゃんですが、どうあがこうと一向に扉が開く気配はなし。

そんな絶望しかない状況にやっと気がつき、「あれ、私このままここで死んでしまうのかも」と思った途端、自然と涙があふれてきました。

同時に「いやだ、こんなところで死にたくない」という思いから、気づけば無意識のうちに「誰か、助けてください!」と大声で叫び始めたKちゃん。

すると! どこからか「どうかしましたか!?」というまさかの返答が!

そうなのです。実は彼女、めちゃくちゃ壁が薄いマンションに住んでいたのです。そのためKちゃんの助けてコールが壁越しにお隣さんへと届いたのです。

「すみません! 部屋に閉じ込められてしまったので大家さんを呼んでください!」とこれでもかというほど壁に顔をすりよせ、半泣き状態でお隣さんに助けをこうKちゃん。

その後、「わかりました!待っていてください」というお隣さんの一言により、大家さんが合い鍵を持ちかけつけてくれ、彼女は九死に一生を得ることができたのでした。

そんな一生にあるかないかの奇跡的な体験を経たKちゃんは私にこう語ってくれました。

「鈴音、次に引っ越すなら絶対に壁が薄い物件にした方がいいよ」と。

九死に一生体験を機に結婚願望が生まれた

この世の中には孤独死を恐れるおひとりさまも多いかと思いますが、このようにひとり暮らしの生活の中でもまさかの九死に一生を得ることもあります。

そしてそのように九死に一生を得たKちゃんはそれ以来、「やっぱりひとりで暮らすのは怖いのかも」と思い始めたそうで、それまで特に意識していなかった結婚について真剣に考え始めたそうです。

まさかの九死に一生体験が機で結婚願望が芽生える。そんなこともあるのだなと考えさせられた今回の一件。

ただ結婚しても旦那さんが留守の間に閉じ込められたら、結局自力で出るしかないのでは?……と思ったことはKちゃんには伝えずにいようと思ったすずやなのでした。

【結婚願望が迷子です】
すずや鈴音
すずや鈴音

生まれも育ちも関西の元キャバ嬢ライター。好きなものはお金とお酒とマカロニサラダ。10代から熱しやすく冷めやすい短命恋愛を繰り返す/すずや鈴音twitter

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