【結婚願望が迷子です】「10代よりアラサーの失恋の方が100倍ダメージも大きい理由」
こんばんは。相変わらず昼夜逆転生活が続き、曜日感覚もなくなってきた生活を続けている、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。そんな不摂生な生活のおかげで、確実に寿命が縮んできている気がします。
そして先日も夜な夜な、意味なくネットサーフィンをしていたのですが……。何と夜中の2時に普段はめったに鳴らない電話が! 何事かと思いスマホの画面を見てみると、そこには友人Hちゃんの名前が表示されていたのです。
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夜中の2時に泣きじゃくりながら電話をかけてきた友人
平日の夜中の2時に電話してくるなんて、普通であれば非常識なタイミングです。それにもかかわらず、電話をかけてくるということはHちゃんに何かあったのかもしれない! そう思い慌てて電話に出ると、その先から聞こえてくるのはただ泣きじゃくるHちゃんの声。
いや待って! アラサー女子がボロボロに泣きじゃくりながら夜中に電話をかけてくるなんてただ事ではないよ! どうしたのHちゃん! 何があったの! という心の焦りから「えっ、嘘?何?マジどうしたの?」とかたことの日本語でわけのわからない対応をするすずや。
するとHちゃんが一言、「彼氏から振られちゃった……」と。
いや、10代の乙女か!!!
と、ひとまずHちゃんの身に危険が及んでいないことがわかり安心したと同時に、彼女が落ち着くのを待って、一体、彼氏との間に何があったのかを聞いてみることにしました。
まさかの電話越しで突然の別れ話
どうやらHちゃんはつい先ほど、2年近く付き合った彼氏から突然、電話で別れを切り出されたそう。そして理由を問いただしても、「ごめん」「お前にはもっといい奴がいるはずだから」としか言わない彼氏。
なるほど。Hちゃんには直接言わなかったものの、これはあれですね。きっと他に女ができましたね。
とはいえ2年も交際したアラサーの彼女を電話越しに「ごめん」の一言で振るなんて、何て最低な男なのでしょうか。しかも「お前にはもっといい奴がいるはずだから」って、昔と比べて出会いも減ったアラサーの独身女性によく言えたな、この男は。
と、会ったことはないものの、Hちゃんの元カレに対して苛立ちがつのるすずや。
とりあえずその日は、一時間ほどHちゃんの話を聞きつつなだめたあと、「とりあえずゆっくり休むんだよ」と声をかけ、電話を切ったのでした。
失恋のショックから立ち直れないアラサー女子
そしてそれから一週間ほどした頃。Hちゃんも少しは落ち着いただろうと、気晴らしに外へとお茶に誘ってみることにしました。
……しかし、約束していたカフェに現れたのは、明らかに全身がやつれ、目の下にも大きなクマをつくったHちゃんだったのです。
いや、ちゃんとご飯食べてる? しっかり寝ている? というかこの一週間どうしていたの? と質問責めを繰り返すすずや。
するとHちゃんいわく、別れた次の日は体が重くベッドからも起きられない状態だったため仕事を休んでしまったそう。そして翌日からは出勤したものの、仕事に集中できず、ミスを連発。
そのうえ食欲もないため栄養ドリンクやゼリーしかのどを通らず、夜もまともに眠れない。
その話を聞き、これは非常に危険な状態だとすずやはとっさに危機を覚えました。
10代の頃とは違うアラサーの失恋事情
きっとこの話を聞いた人の中には「失恋ごときで仕事を休むなんて」「仕事とプライベートでは気持ちを切り替えないと」とHちゃんにお説教をしたくなる方もいるかもしれません。
でも10代の失恋とアラサーの失恋では重さがまったく違うのです!
10代の頃であれば、SNSに「彼氏と別れた、つらい……」と書いてみんなに構ってもらい、一晩涙で枕を濡らした後、次の日に新しい男を紹介してもらえば、もう元カレの存在とかどうでもよくなるくらい驚くほど気持ちの復帰が早いのです!
しかしアラサーの失恋は重い! ましてやHちゃんを始め、結婚願望の強い子は30代に入って交際を始めたら何が何でも「これを最後の恋にするの」と決意し、結婚への夢を広げます。実際、Hちゃんも今の彼と結婚すると信じて疑わなかったのです。
そこで突然の別れ! しかも自分から振ったのではなく相手に振られた! このダメージは当の本人にしかわからないほど大きいのです!
そりゃHちゃんもここまで落ち込んでしまうはずです。そしてしばらくの間はこのショックを引きずりながら日々の生活を過ごしていくことになるのでしょう。
結婚よりも恋愛するのが怖くなってきた
そんなHちゃんの失恋事件からしばらく経った今。彼女に今の状況を伺ったところ、多少は元気を取り戻したものの、やはりすぐに新しい恋愛をする気分にはなれないようで、ふと涙がこぼれてしまうこともあるのだそうです。
そんな失恋で落ち込みに落ち込みまくるHちゃんの姿を見ていると、結婚うんぬんの前に恋愛するのが怖くなってきたすずやなのでした。
ちなみに後日、なぜあの日、他の友達ではなく私に電話してきたのかをHちゃんに尋ねてみると「あの時間帯に起きているの鈴音ちゃんしかいない気がしたから」だそうです。あ、別に一番頼りにされていたわけではなかったのですね。