【結婚願望が迷子です】「女が主導権を握った方が結婚はうまくいくと語る既婚女子の話」
こんばんは。最近、この連載を読んでいる方から「独身なのに既婚の友達がたくさんいてすごいね!」と言われた、元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。
ふふっ、皆さん騙されていますね。私すずや、決して友達は多くありません。それにもかかわらず、既婚女子たちとの交流が多いのは、ただたんに私が暇人であることを周りが知っているからなのです!
「大体、暇を持て余しているすずやなら、いつ呼び出しても来てくれるだろう」的な扱いですよね! いわば、既婚女子たちにとって都合のイイ女なのですよ、すずやは!泣
まあ、それでも遊んでくれ、なおかつ、ネタを提供してくれる友達がいることはありがたい限りです。
というわけで今回も、既婚女子たちから聞いたお話と共に結婚願望について考えていきたいと思います。
Contents
既婚女子たちとのランチ会でそれは起こった
それは先日、既婚女子2人+すずやの3人でランチに出かけたときの話です。
既婚女子のうちひとりのEちゃんは、まだ結婚して数か月という、新婚ほやほやレディ。そして、もうひとりのHちゃんは、結婚生活3年目に突入した先輩レディ。
そんなふたりとこじらせ街道まっしぐらの独身生活を送る、すずや。
こんな組み合わせの3人が揃うと、当然話題は、独身のすずやそっちのけで、既婚女子たちが結婚生活の近況について語り合うという流れになります。
「今日は旦那さん仕事?」「そうなの、土曜日だけど今夜も遅くなるみたいで」と、主婦トークに華を咲かせるEちゃんとHちゃん。
そんなふたりの会話を、パスタをズルズルとすすりながら聞くだけのすずや。
しかし、突然、新婚ほやほやであるはずのEちゃんが浮かない顔で「ちょっと旦那さんのことで困っていることがあるの」と、私たちふたりに打ち明けてきたのです。
新婚女子が抱える悩みとは?
どうやらEちゃんいわく、一緒に暮らし始めて数か月経った今、旦那さんのある行動に悩んでいるのだとか。
それは、旦那さんが異常に細かすぎるということ。
あるときは、炊飯器の近くに米粒がひとつだけ落ちているのを発見し、わざとらしいため息をつきながら「ねえ、ここに米粒がついているのだけど?気づいていたなら拾おうよ」と注意される。
またあるときは、旦那さんがお風呂から上がってくるなり、「洗面台の周りが水はねしているし、髪の毛も落ちていたよ」とEちゃんに小言を。
さらにさらに、またあるときは、外から帰宅したEちゃんが脱いだコートをソファーの上に置いた瞬間、「外で着ていた物をそのままソファーに置くのやめてくれない?」と若干キレ気味に怒られたのだそう。
まあ、要するに旦那さんは細かいうえに、潔癖症の部分があるようです。これに関しては、すずやも旦那さんと同じく潔癖症であるため、何となく彼が言いたいこともわかります。
ただ、それ以上に話を聞いて思ったのは、「マジで面倒くせえ男だな」でしたが。
すると、それを黙って聞いていた先輩既婚女子のHちゃんが、突然、こう言いだしたのです。
「いやいや!“気になるならお前がしろよ”ってはっきり言わないと」と。
既婚女子からのアドバイスとは?
Hちゃんのアドバイスを聞き、最初はEちゃんも「無理だよ、旦那に強く言えないもん」と弱気な発言をしていました。
しかし、ここでHちゃんもヒートアップ!
「そんなことをしていたら、一生旦那に言われるがままの人生になるよ! 夫婦ってのはね、女が主導権を握るくらいの方が良いこともあるのだから!」と、力説し始めます。
そして、話を聞くうちに、どうやらHちゃんも結婚当初は、Eちゃん同様、旦那さんに主導権を握られていたという事実がわかりました。
では、Hちゃんはどのようにして、主導権を握り返したのでしょうか。
既婚女子が主導権を奪い返した経緯
どうやら、Hちゃんいわく、結婚当初は、Eちゃんのように旦那さんから「あれしておいて」「これもお願い」など、まるで家政婦かのような扱いを受けていたのだそう。
そして最初は、「これが結婚するってことなのだ」と自分に言い聞かせ、旦那さんに合わせる生活を送っていたそうですが……。
ある日、ついにHちゃんの堪忍袋の緒が切れます。
「この隅にホコリが溜まっているから、ちゃんと掃除しておいて」と旦那さんから言われた瞬間、「気になるならお前がやればいいだろ!!!」と、これまで見せたことのないような鬼の形相でブチ切れ。
そこから、「大体、あんたは私を何だと思っているの?家政婦?違うでしょ?」「何でもかんでも気づいた方がやれば良くない?何でも私任せにするんじゃないよ!」と、たまりにたまっていた不満をこれでもかというほど、ぶちまけたそうです。
そんなHちゃんのブチ切れ事件を機に、旦那さんも「こいつを怒らせるとやばい」と思ったのか、それ以来、何も言ってくることがなくなりました。
そして今では、家庭の主導権はHちゃんが握る形になり、特に大きな問題もなく、夫婦生活を続けられているのだとか。
女性が主導権を握る方がうまくいく説
Hちゃんによると、「何でもかんでも嫁に言っては偉そうにする旦那って、一見、亭主関白だと思うでしょ?」「でもそれって、今まで女の尻に敷かれたことがないだけなんだよね」という持論を述べてくれました。
そして、「そういう旦那に限って、一度、女の方が主導権を握ってあれこれお願いすると、自分が頼られていると錯覚するみたいで、意外と尻に敷かれることを居心地良く感じるみたいよ」と、彼女が実体験から学んだことを教えてくれたのです。
それを真剣に聞いていた新婚のEちゃんも、思わず、「なるほど……」と共感。「それじゃあ、私も主導権を握れるように頑張ってみるね!」と笑顔で宣言くれたのでした。
まあ、それで本当にうまくいくかはわかりませんが、今後Eちゃんが不満をためこまずに、楽しい新婚生活が送れることを、友人としてすずやは願うばかりです。
主導権を握らせてくれるパートナーの方が私には合う?
今回、女性が主導権を握った方が夫婦生活はうまくいくと教えてくれたHちゃん。
もちろん、どの夫婦にも同じことが言えるわけではないのですが、少なくとも、人に合わせることが苦痛で、それが結婚したくない理由のひとつになっていたすずやには、自分が主導権を握る方が性に合っているのかなと思いました。
もし今後、パートナーとの関係の中で、私が主導権を握れるようになれば、それを機にそこから結婚願望が生まれるかもしれませんね。
ただ、人に流されやすく、自分の意見も言えないような私に、主導権を握らせてくれる男性が存在するのかどうかは、かなり確率が低そうな話ですが……。