寺島しのぶに学ぶ国際結婚への必勝ステップ
ケース1 寺島しのぶ さんの場合~フランス人モテ男の本命の彼女になる!~
先日ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した寺島しのぶさん。
3年前に結婚した夫のフランス人アートディレクターのローラン・グナシア氏は、寺島さんと出逢う前までは日本人女性と遊びまくっていたのだそうです。そんなモテ男をどうやって手中に収めることができたのでしょうか。
出会いから交際に至るまで
元々パーティなどの社交の場があまり好きではなかったという寺島さん。
そんな彼女ですが、自身が主演した映画のパーティにどうしても出席しなればならず、しぶしぶ顔を出した先で出逢ったのが将来夫となるローラン氏。
外国人男性に興味を全く持っていなかったどころか、英語がまったく話せなかったそうなのですが、彼を見た途端、恋に落ちたそう。 「ありとあらゆる手段で猛アタックしました!」
と記者会見で語ったように、それはもうストーカーか!といわんばかりの猛烈プッシュ。 しかしその甲斐あって、出会いから何カ月もたって、やっと正式にお付き合いすることになったそうです。
彼女が数ある女性の中から正式なお付き合いという最初の関門を突破できたのはなぜでしょうか。
1.女優であるというプライドを捨ててまでのアタック
女優としての実力もさることながら、歌舞伎界の重鎮の娘であった寺島さん。鼻高々にその地位を利用して、彼に近づくことも可能だったはず。
しかし彼女はそんなところで勝負はせずに、「あなたが大好き!」その気持ちだけで前へ前へと進んでいきました。
たとえ彼が相手にしてくれなくても、手紙もメールも電話も使い、時には直接会って好きだと伝え続けたのです。
数ある女性を見てきたローラン氏は、女の計算などすぐに見抜く事が出来たはず。
そんな中で、実力のある女性が、ただ愛するという気持ちだけを前にアタックし続ける姿は可愛らしく見えたのかもしれません。
2.延々とアタックし続けた体力
数ある女性の間をふわふわとしている男性と言えど、必ず「時間と心のすき間」と言うものは生まれます。 そのすき間にふと思い出してもらえたら、それを見逃さず彼の心に滑り込む。
あぁこの子はずっと僕のことを思ってくれているんだな、そう思わせるのが重要。 男性は仕事で傷つくことがあったり、精神的に弱ったりした時に、そういう女性に安らぎを求めにいくものです。
3.計算のない愛情
フランス人でクリエイティブアートディレクターでお金持ちでハンサム。
自分の彼氏だったら誰もが自慢したくなるようなステイタス。そういった外的要因で近づいてくる女性も多かったはず。
しかし寺島さんの求めたものは本能的な部分、ただそこにいるあなたが好き!という掛け値なしの思い。彼はそこに今までの女性とは違う愛の形を彼女に見出しました。
ステイタスのある男性はその「ステイタス」に自信があります。自信があるところを褒められれば、誰だって嬉しい。しかし、もし自分にステイタスがなかったら女性はついてきてくれるだろうか。
褒められるほどに膨らむ不安もあります。
寺島さんはきっと、あなたの内面はとても素敵、だからステイタスもきっとついてきたのねと、彼の人生すべてを愛しいのだという気持ちを、まっすぐに伝えたのではないでしょうか。
自分のの持っているステイタスとは全く違う場所からのアプローチに、彼は驚くとともに、自分の内面を見てくれているんだな、ちゃんと見てくれているんだなと感じると思うのです。
言葉の違いをチャンスに変える
さて、念願の彼女の座をゲットした寺島しのぶですが、日本語しか話せなかった彼女は、英語とフランス語しか話せなかった彼と、殆ど意思疎通が出来なかったそうです。
二人でカフェに行っても、本当に片言の言葉とジェスチャーだけで何時間も過ごす、そんな日々が続いたそうなのですが、いったいどうやって愛を深めていったのでしょうか?
1.愛に重要なのは言葉ではない
お互いに言葉が足りないから、または言いすぎてしまったから二人は別れてしまった。 よく聞く話ですが、本質は違います。言葉が出てくる根っこの思いに、本当の思いやりが欠けていたからなのです。
ペットを飼っている場合、人と動物では言葉での意思疎通はできません。しかし溢れるほどの愛情のやり取りを双方に感じることがあるのが良い例。
今回、言葉が通じなかったいう一見マイナスに見えるポイントが、お互いの愛情を確認し合うというプラスのポイントに働いたのだといえるでしょう。
2.共同作業の思い出をつくる
彼女が英語を勉強していくと同時に彼も日本語を勉強していました。 同じ努力の時間を共有するということは、これから先も互いに高め合っていけるという、明るい未来への予感になったのは間違いありません。
ここで、さらにプラスアルファは、彼の話せる言葉を一生懸命学ぶというのが先だという事。彼女の立場が一段下がっています。
私が日本語を教えるからあなたも英語を教えてよねという平等、もしくは上から目線が先に立っていたら、二人は続いていなかったかもしれません。 男性はつねに少しだけ前を歩いていたいものですから。
「気遣い」がもたらすプロポーズ
順調に愛を育んでいった二人ですが、フランス人は入籍をしない「事実婚」が主流。
寺島さんも結婚を強く望んでいたわけではなく、パートナーとして一緒に暮らしていくという選択も頭の中にあっただろうと思いますが、その日は突然訪れました。。
ある日、二人が海でケンカをした後に、砂の上にローラン氏が書いた文字は marry me (結婚してください)!
もちろん彼女は快諾、入籍へとつながったわけです。しかし、なぜフランス人のモテ男である彼が、なぜわざわざ結婚という形をとったのでしょうか。
そこには小さなからくりがあるようです。
1.旅行先でずっと一緒にいても苦ではなかった(と思わせた)
夫となるローラン氏は、彼女と3日間の旅行に出かけた際、今まで一緒にいた女性の中で、これほど長い間一緒にいても苦に感じなかったのは彼女が初めてだったと感じたそうです。
そこには絶対的な相性というのもあるとは思いますが、彼女の見えない細やかさがそう思わせたのではないかと思います。
猛プッシュをしてお付き合いまでこぎつけ、猛烈に英語を勉強して意思疎通を求めた彼女ですが、やはり梨園の家庭で生まれ育っただけあって、節々に人を気づかう品があります。
それが居心地のよさであり、またギャップとなって、彼に「このままずっといたいな」と思わせたのです。
2.友だちの協力があった
寺島しのぶいわく、自分が知らない間に彼女の友人がローラン氏に
「彼女の家は伝統のある家だから入籍してあげて」
と言っていたそう。
彼女自身、結婚についてどう思っていたのか実際ははわかりませんが、ともあれ彼女の口からはローラン氏に結婚を迫ったことは無かったでしょう。
周りからは結婚した方がいいと言われる、しかし本人は何も言ってこない。でもずっと一緒にいたいとは言っている。
そうなった時、ふと結婚というものが、大きなプレゼントとなるという考えがローラン氏にひらめいたのではないしょうか。