【毒舌独女】発言小町は艱難辛苦の詰め合わせ
ステキなチェペルでウエディング、披露宴のお色直しは最低2回。
結婚式は人生最大のイベントだから、親もたっぷり援助してくれるよね♪
寿退社の後は、絶対に専業主婦。
旦那は小遣いを渡して、家計は自分の好きなようにするのが主婦よね。
子どもは2~3年はいらないけど、男の子と女の子を1人ずつ欲しいかな。
子育ては実家に助けてもらいながらが、現代の主流。
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なーんて、夢見る夢子ちゃんには、YOMIURI ONLINEの掲示板サイト『発言小町』をお勧めする。
女の艱難辛苦がギッチリ詰まっている。
それを読んで目を覚ませ。
浮気、借金、暴力、介護、同居、離婚、絶縁、破談、育児ノイローゼ、更年期障害、などなどテーマは様々。
トピックを作るのも、一般読者。(トピ主)
レスポンスをつけるのも、一般読者。(レスラー)
トピ主もレスラーも、大体が女性。
なので、艱難辛苦が大変リアル。
特に多いのが、旦那の浮気。
妊娠中や育児真っ只中でやられちゃうケースが目に付く。
トピ主が「旦那が不倫しています。許せません」とトピックを立ち上げると、レスラーの皆さんが、「離婚だ!相手の女からも慰謝料を取ろう!」と、言ってくださる。
それだけではない。
レスラーの皆さんは、浮気の証拠の集め方や、慰謝料、親権の取り方までレクチャー。
もう、ここまで来ると、旦那がどれだけ詫びようと、離婚しか無い、って所まで追い込む。
離婚率が上がるワケだ。
道ならぬ恋にどっぷり浸かっている女子は、いつバレても良いように、慰謝料貯金をした方が良いかもね。
不倫を働いたら、男女共に慰謝料請求がされる。
離婚をするなら、200~300万円。離婚をしないなら、100万円が相場らしい。
これは、『発言小町』で学んだ。
浮気しそうにもない、子煩悩な男でも、不倫に走ることがままあるとも学んだ。
男性不信に陥りそうだ。
次いで多いのが、嫁姑問題。
善人そうな初老の女性が、とんでもなく意地悪ババアだったり、可愛いお嫁さんが、凄まじい鬼嫁だったりと、女性不信にもなりそう。
ケンカの種は同居とお金が、割合が高いかな。
親族間でも弁護士を立てるなんて、ザラらしい。
世知辛い。
まぁ、私は結婚しないし…と思っていても、周囲が結婚・出産するとなると環境がガラッと変わる。
この環境の変化に付いていけず、友人や兄弟姉妹と疎遠になることもあるそうだ。
寂しいね。
『発言小町』は真面目に読むと、かなり疲れる。
まず、トピ主が悪くないケースであっても、何故かレスラーがトピ主を一度は叩かなくてはならないような形式が出来ている。
見ていて、気の毒になる。
不倫と嫁姑問題に関してだけ、レスラーの皆さんは好意的に「離婚だ!」「絶縁だ!」とおっしゃる。
不倫相手と姑は、全女性の共通の敵なのか…?
あと、レスラーが親身にアドバイスをしても、トピ主が自分を鑑みることを知らない人だったら、せっかくのアドバイスも「批判」とみなされるのも理不尽。
じゃあ、読まなければ良いのに、と思うだろうが、他人の不幸は蜜の味というか、目が離せないのが本音。
いつ何時、同じようなトラブルに巻き込まれた際のシミュレーションにもなる。
後付の言い訳だけど。
それ程、女の艱難辛苦がギッチリ詰められているのが『発言小町』。
結婚ドリーム、出産ドリームを打ち壊してくれる『発言小町』。
手始めに、秀逸なトピックスが集められた『まとめ小町』から読んでみるのが良いかな。
まとめでも、いい年こいて結婚結婚と夢見る夢子ちゃんを打ち砕くだけの破壊力がある。
最終的に、頼れるのは自分と貯金というのも判るようになる。
自立して生きていこうね。
『発言小町』、お勧めです。
コラムニスト/コンテンツライター
広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。
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