ガリクソン出演シーン差し替えでファン激怒『銀魂』に心配の声も
先月12日、酒気帯び運転で大阪府警に逮捕された芸人・ガリガリガリクソン(31)。そのガリクソンが出演する予定だった映画『銀魂』(監督・福田雄一)がガリクソンの出演シーンを差し替えて公開されることが明らかになった。
事務所に、映画関係者に、ファンに、「迷惑かけ過ぎ!」
『銀魂』は『週刊少年ジャンプ』の大人気コミックが原作の小栗旬主演映画。史実とは違う、パラレルワールド的な江戸時代を舞台に万事屋の侍が活躍するアクションエンターテインメントで、菅田将暉、橋本環奈、長澤まさみなどの人気俳優がメインキャストを務める。また、ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなどの福田雄一監督がメガホンを取った話題作として期待されている。
ガリクソンの同作への出演は数シーンほどだが、見た目が特徴的なことから、見ただけですぐにガリクソンだと分かってしまう役を演じていたという。事件を受け配給元の配給のワーナー・ブラザース映画は「対応を協議中です」としており、注目が集まっていた。
映画『銀魂』公式サイトによると、ガリクソン出演のシーンは他の俳優に差し替えて撮影し、公開するとのこと。公開2ヶ月前の緊急事態だが、7月14日の公開日に変更はない。
ガリクソンの出演シーン差し替えを受け、ヤフー!ニュースのコメント欄には、ガリクソンを批判する声が多く集まっていた。
「本当にダメだな・・・すげ~迷惑!」
「せっかく出演できたのに迷惑かけちゃてるな」
「反省もなく何回問題起こしてんの、こうも自己管理ができないんじゃレッドカードでも仕方ない」
「やっちまったな~感ハンパない。公開2か月前での差し替え決断もすごい事。編集の方。頑張ってください」
「今年の実写化で唯一期待できる作品なのに、こんな事件で迷惑かけないでほしい」
キャストのファンはもちろん、原作ファンも多い同作。今夏もっとも注目されていた作品のひとつだっただけに、こんなことでケチがついてしまうのはもったいないと感じるネットユーザーが多いようだ。
賠償金はいくら?過去にしくじった芸能人を見ると……
出演者都合で映画やテレビ番組、CMに出演できなくなると、違約金を請求されるケースは多い。近年だと、突然引退を発表した清水富美加、強姦致傷で逮捕された高畑裕太、「ゲス不倫」のベッキーなど。大抵は所属事務所が払うものだが、高額になるとタレントと折半ということも。金額はさだかではないが、ベッキーに関しては抱えているCMが多かったために賠償金4億円とも言われている。
ガリクソンのこの出演差し替えももちろんタレント都合。賠償金か違約金が請求されるのかはまだ明らかになってはいないが、過去のケースを見ると請求は当然と思われる。ヤフー!ニュースコメント欄にもお賠償金を請求するべきという声が見受けられた。
「代行呼べば済む話なのに・・ケチったばかりにお高く付いたね」
「撮り直しにかかった費用は本人に請求してくださいね」
「吉本は東映にいくら違約金払うんだろうな」
自分勝手で身勝手な行動で多くの人に迷惑を掛けたガリガリガリクソン。飲酒運転で死傷者こそ出さずに済んだものの、事務所関係者、映画関係者、キャストに多大なる迷惑を掛けてしまった。現在は吉本からの謹慎処分が下っているが、芸能界復帰はあるのだろうか。
映画の代役をつとめる俳優はまだ発表されていないが、どんな人物になるのかにも注目が集まる。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。