ラブホスタッフ上野の恋愛相談〜見る目は養えるが、好みは変わらない〜
ご相談内容
一昨年、離婚しました。
ネットでは、最初の失敗から学んで再婚し、うまくいったというような話を見かけます。
でも私はやはりどこか変わった人が好きみたいで、新しい彼も結婚や家庭に向いているかというと、なんとも言えないところがあり悩んでいます。
よく「見る目がない」と言いますが、何か見る目を養う方法があれば教えてください。
ラブホスタッフ上野の回答
ご質問誠に有難う御座います。
私はエビアレルギーなのですが、そのせいかエビを見極める力にはかなりの自信が御座います。
ラーメンの出汁にちょっと使われているくらいでも臭いでエビを察しますし、臭いで察せなくても口に含めばほぼ確実にエビを判別することが出来ます。
そして万が一、臭いでも味でも気がつけなくても飲み込む前に体が拒否反応を示してしまい、飲み込むことが出来ません。
「この春巻き美味しいな」と思って食べているのに何故か飲み込むことが出来ない。自分ではエビに全く気が付いていないのに、体が気が付いてくれるのです。
このように私のエビを見極める力はかなり高いと言えるでしょう。
見る目は養える
私はこれまでの人生経験からエビを見極めることが出来るようになりました。このように人は経験や努力で見る目を養うことは可能で御座います。
例えば結婚に向いている男性を見極めるのであれば、精神の安定度や生活力などを見ると良いでしょう。
特に重要なのは精神安定度で感情の起伏が激しい方や、精神的に極端に落ち込みやすい方は基本的にあまり結婚に向かないのです。
ただ残念ながら見る目を養うことは出来ても、好みを変えることは出来ません。
もしもご質問者様が「結婚向きの普通の男性」を探しているにも関わらず、見る目がないせいで「結婚向きではない男性」を「結婚向きの男性」と誤認してしまっているのであれば、対策のしようはあるでしょう。
見る目を養い結婚向きの男性を見つけることで、問題は解決します。
しかし、今回のご質問者様の場合、良くも悪くも「結婚向きの男性」との結婚を望んでいません。
ご質問者様が好きなのは「結婚向きではない変な男性」なのです。
ですので仮に見る目を養ったとしても「この人は結婚向きの男性だから、私が好きならない」と判断しまうだけでしょう。
そもそも毎回必ず結婚向きではない男性とお付き合いをしているということは、ご質問者様はきちんと人を見抜いているのです。
自分の好みである「結婚向きではない変な男性」をきちんと見抜いているからこそ、ご質問者様はこうして悩んでいるのでしょう。
考えるべきは「変な人」とどう付き合うか
幸か不幸かご質問者様は「結婚向きではない男性を好むタイプ」であるようで御座います。
ですので「結婚向きの男性」を見抜く目を養ったとしても、結局「結婚向きではない男性」を好きになってしまうことでしょう。
私はエビを見抜く能力を養いましたが、だからと言ってエビが食べられるようになるわけではないのです。あくまでも「見抜く能力」があるだけで、食べられるようにはなりません。
それと同じで「結婚向きの男性」を見抜く能力を養ったとしても、ご質問者様の好みは変わらないのです。
それではご質問者様は一体どうすれば良いのでしょうか?
見抜く能力は養えても、好みは変わりません。
ですのでご質問者様の好きな「結婚向きではない変な男性」とどうすれば結婚関係が維持できるのかということを考えるべきでしょう。
一度結婚に失敗して、その経験を活かして成功する方は好みを変えたわけではありません。
好みを変えたのではなく、相手との付き合い方や結婚生活でやってはいけないことを学んだだけなのです。
ご質問者様はどうでしょうか?
残念ながら最初の結婚は離婚という結末を迎えてしまいましたが、その原因は一体なんでしょうか?
そしてどうすれば同じ失敗を繰り返さずに済むのでしょうか?
おそらく思い返してみれば「あの時、こうしていれば離婚にはならなかったかも」というターニングポイントのようなものがいくつも見つかるはずで御座います。
そのことを思い返し、その経験を活かすことこそが「失敗を活かす」ということでしょう。
残念ながら人の好みはそうそう変わりません。
ですが対策を練り、対応を変えることは決して難しいことではないでしょう。
ご質問者様の次の結婚が悲しい結末を迎えないことを心よりお祈り申し上げます。
執筆者:ラブホスタッフ上野
都内某所のラブホスタッフ。
ツイッターで「ラブホテルに女性を誘う方法」を紹介していたこと
「ラブホの上野さん」(原案:上野・作画:博士 株式会社KADOKAWA〈MFコミックス フラッパーシリーズ〉)の原作を務める。
現在では自身のホームページやツイッターなどで活躍中。
(DOKUJOオリジナルサイトで上野さんへ相談を送ることができます)