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【ダメンズの処方箋】第4回~頼れる女子はダメンズを育てる~

自分から好きになる男性は決まってダメンズばかり。

 

別れた後「次こそは」と意を決するものの、結局また付き合っていくうちにどうしようもないダメンズであることが発覚する恋愛を続けて、はや十数年。

 

そんな自他共に認めるダメンズハンターの私が、これまでの実体験を基に“ダメンズに騙される女子の特徴”と“彼らに振りまわされないための対策”をご紹介するこの企画。

 

第4回目となる今回のテーマは「自立力のある女子はできる男ですらダメンズに成長させる」というお話。もう何となく展開が読めている方もおられるとは思いますが、とりあえず今回も私の実体験と共にご覧ください。

頼られる女になりたい願望

さて、私は常々思うのです。独身人生が長いと、大抵のことはひとりでできるようになってしまうと。

 

実際、高校を卒業後すぐにひとり暮らしを始めてから、私は苦手な料理以外のことなら何でもひとりでできるようになった気がします。

 

しかしそれが行きすぎたためか、「自分は男よりも頼りになる存在」「何なら男から頼られる女でありたい」という身勝手な願望が強くなってしまいました。

 

そしてその思いが間違った方向に進んだため、自立力のある男だった相手を、いとも簡単にダメンズに成長させる経験をしてしまったのです。

G退治が私の運命を大きく変えた

それを強く実感したのは、当時、お付き合いをしていた年上男性・D氏との交際。

 

彼も私と同じくひとり暮らし歴が長いため、料理や家事はもちろん、生活に必要なスキルは完璧に身についている男性でした。なにより仕事もバリバリこなす、まさしく“THE・できる男”だったのです。

 

しかしある日、D氏宅でお家デートを楽しんでいると、ふと私たちの目の前を何かが通り過ぎていきました。

 

ええ、黒光りしたGです。

 

突然の出来事に「ちょ、俺ほんま無理!こいつだけはほんま無理やねん!」と慌てふためくD氏。それなら私がやってやろうじゃないかと、その場にあったスリッパでGを一撃。即、ご臨終されました。君に恨みはないけど、すまん。Gよ。

 

するとどうでしょう。そんな私の姿を見ていたD氏が「お前かっこいいな」と私に向け尊敬の眼差しを向けたのです。

 

Gを撃退しただけで、年上彼氏から褒められる。なかなか気分が良いものです。そしてそれを機に私は「頼られる女であるためにも、彼にできないことは私が代わりにやってあげよう」という決意を固めることになったのです。

できる男D氏がダメンズへと変わりゆく様

しかし、今思えばその決意自体が大きな間違いでした。

 

というのも、交際当初は料理が苦手な私の代わりに手料理を振る舞い、基本的に家事も自分でやっていたD氏。

 

しかし、G事件を機に彼の不得意分野を私が代わりに受け持ち、徐々に「それくらい私がやるよ」と彼が自分でやっていたことにさえ手を出し始めてしまったのです。

 

その結果、あれほどできる男だったD氏が自分ではまったく何もせず、私がお宅を訪問するたびにすべてを私に丸投げするようになってしまいました。

 

そして最終的には「彼が帰宅するとそれを後追いし、脱ぎ散らかした靴下や上着を拾って歩く」「彼がお風呂に入ると言った瞬間、バスタオルからパジャマまでをすべて私が準備する」など、まるで子どもの世話をする母親状態に。

 

で、気付きましたよね。「いや、何でやねん」と。

結論: “何でもかんでもやってあげる”は男性をダメンズに育ててしまう

元々「男から頼られる女でありたい」願望が強く、さらにG事件をきっかけに年上の男性であるD氏から頼られた。それが何よりも嬉しかった私は、徐々に何でもかんでも彼の代わりにやってあげるという行動に出始めていました。

 

しかし皆さんもお分かりの通り、私がとった行動は、ただ彼を甘やかしていただけの行動

 

その結果、これまでできる男だった彼から私は自立力というスキルを奪ってしまいました。もしかすると、知らず知らずの間に彼のプライドだって傷つけていたかもしれません。

 

そんな経験を経て私が気づいたのは、「“何でもかんでもやってあげる”は男性をダメンズに育ててしまう」という当たり前の事実だったのです。

対策:「頼られる」と「甘やかす」は紙一重であることを知る

というわけで、今回私が自立力ゼロの男性に育ったD氏から学んだダメンズ対策はこちら。

 

【「頼られる」と「甘やかす」は紙一重であることを知る】

 

もし「彼から頼られる存在でありたい」と思うのであれば、決してその意味を履き違えてはいけません。

 

特に今回の私のように頼られたいがあまり、彼の身の周りの世話をしたり、彼がすべきことを代わりにやってあげたりする。それは彼から頼られているのではなく、ただ甘やかしているだけで”いいように使われている”のでしかないのです。

 

そして本当に頼られる存在になりたいのであれば、ただ甘やかすのではなく、行動を通して、人として頼られる女性を目指すべきなのかもしれません。

 

……と、最後はカッコよく決めてみましたが、そもそも私に言われても説得力まったくないですよね、これ。何か本当偉そうに語ってしまいすみませんでした。

LISA

フリーライター/コラムニスト/コスメコンシェルジュ。

高校時代は青春のすべてをギャルサーにささげた生粋の元・ガングロギャル。アパレル販売・営業、ホステスを経て2011年よりライター活動開始。得意ジャンルは恋愛、美容、漫画、ゲーム、レジャー。コラムや取材記事中心にお仕事をしています。

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