【ダメンズの処方箋】第6回~究極の二択を直感で選ぶ女子はダメンズに引き寄せられる~
自分から好きになる男性は決まってダメンズばかり。
そして「次こそは」と意を決するものの、結局また付き合っていくうちにどうしようもないダメンズであることが発覚するという恋愛を続けて、はや十数年。
そんな自他共に認めるダメンズハンターの私が、これまでの実体験を基に“ダメンズに騙される女子の特徴”と“彼らに振りまわされないための対策”をご紹介するこの企画。
第6回目となる今回のテーマは「究極の二択を直感で選ぶ女子はダメンズに引き寄せられる」というお話。それでは早速、今回も私の悲しき半生の一部を赤裸々につづっていきたいと思います。
Contents
何の根拠もない直感を信じるダメンズハンター
突然ですが皆さんは何か重要な選択肢を迫られたとき、自分の直感をどれくらい信じますか?
と言いますのも、ダメンズハンターである私はこれまでの人生を振り返る限り、ここぞというときの選択では基本的に自分の直感だけを信じて生きてきました。
で、その結果大体不正解の道の方を選んでしまってきたため、このような残念人生を送っているのですけどね。
そして、ある出来事をきっかけに私は気づいたのです。
私のように直感だけで生きてしまうと、人生における重要な場面で失敗するのはもちろん、恋愛においてもダメンズに引き寄せられてしまうのだ、ということを。
転職先でまさかのダメンズに一目惚れ
それは20代前半の頃。当時、転職したばかりの私は、新しい職場で社員のFさんに一目惚れをしました。……が、後にわかったのですが、このFさん。めちゃくちゃチャラい男だったのです。
彼がどうチャラかったのかと申し上げますと、とりあえず私がFさんに好意を抱いていることはバレバレだったので、イイ感じでキープ扱いされましたよね。
で、同じ職場にもうひとり、私と同じく彼に好意を抱き、都合よくキープ扱いされている同僚もいたんですね。
そんでもって、Fさんの本命の片思い相手だと思われる女子も職場内にいて、その子とも曖昧な関係を続けていたらしいんですよね。
まあ、簡潔にまとめますと彼は職場内でうまいこと三股をかけていたのです。いや、ある意味すごいなこの男。
そしてそんな報われない恋愛で悩む私を見かねて、周りの友人は「もうあんな男はやめときなよ!」と助言をしてくれました。そんな友人たちの助言もあり、ついに私はFさんのことを忘れる決意をしたのです。
誠実な彼との新しい出会い、のはずが……
その後、優しい友人が「新しい出会いになれば」と、私にとある男性を紹介してくれました。
その彼はFさんとは正反対で、とにかく誠実な男性。そんな誠実な彼を見て、徐々に惹かれ始めていた私は、「彼とならお付き合いしてもいいかも」と、またまた謎の上から目線で期待に胸ふくらませる日々を送っていたのでした。
そして彼と出会いしばらく経った頃。彼からデートのお誘いを受けた私は、彼のお家で宅飲みをすることになりました。
そのデート当日、心斎橋で軽く買い物を終え、そろそろ彼の家へと向かおうと思っていた私。
すると何とその瞬間、まさかのFさんからの着信が!
そして、「今何してんの? 良かったら遊ぼうや」と突然のお誘いをしてきたのです。
いや、わかっていますよ! いくらバカな私でもこのお誘いにのってはいけないことくらい重々承知しています。なにより、今日は誠実な彼と宅飲みをする約束をしているのですから、行けるわけがありません。
……と突然の出来事に思考がパニック状態に陥った私は、ただただ、心斎橋駅のホームでひとり茫然と立ち尽くしてしまったのでした。
電車を前に私がとった行動とは!
誠実な彼との宅飲みに向かおうとした矢先、まさかのFさんからのお誘いを受け、ひとりホームに立ち尽くす私。
そしてあることに気がつきました。
約束をしている彼の家に向かうには、梅田方面の電車に乗らなければいけません。しかし、Fさんに会うためには反対側の天王寺方面の電車に乗る必要があったのです。
東京で言うなら、日比谷線・銀座駅から中目黒方面に向かうか、北千住方面に向かうか、的な状況です(多分)。
「いやあかん、私は約束をしているんやから梅田方面に行かなあかんねんで」と何度も自分に言い聞かせる私。
するとどうでしょう。まさかのタイミングで地下鉄のホームには同時に電車が到着したのです。
その瞬間、頭では梅田方面に向かう気満々でいた私が無意識のうちに乗り込んだのは、なぜか天王寺方面の電車。
マジで当時の自分、バカ野郎すぎる!
と、今冷静になって考えればわかるのですが、当時バカ野郎だった私は直感だけで誠実な彼を捨て、超ダメンズであるFさんの元へと向かってしまったのでした。
そしてそんな直感で行動を起こしてしまった私の行く末はと言いますと……。ええ、皆さんのご想像どおりです。案の定、泣く羽目になりましたよ。
結論:恋愛にのめりこんでいるときの直感ほどダメンズに引き寄せられるものはない
そしてこの出来事を機に、よくやく私は学びました。それは「恋愛にのめりこんでいるときの直感ほどダメンズに引き寄せられるものはない」ということ。
もう今考えても「自分バカだろ」としか思えませんが、まあでも、恋愛に夢中で周りが見えないときって、なかなか冷静になれず、直感の赴くままに行動しちゃうことがあります。
でも、ダメですよ。そんなときの直感って99.9%の確率でダメな方向にいっちゃいますから。(ダメンズハンターの私調べ)
対策:二人からひとりを選ぶ場面では直感だけで動かない
というわけで、今回私がチャラ男Fさんから学んだダメンズ対策はこちら。
【二人からひとりを選ぶ場面では直感だけで行動を起こさない】
恋愛にハマりこんでいるときというのは、普段以上に冷静な判断がとれません。そこで二人からひとりを選ぶという究極の二択を目の前にすると、かなりの確率でダメンズに引き寄せられます。
もし私のように究極の二択で悩む場面に遭遇したときは、直感だけで判断せず、とりあえず一旦コーヒーでも飲みながら落ち着いて、冷静に判断をするようにしてはどうでしょうか。
そして余談ですが、私の自分勝手な行動でドタキャンをしてしまった誠実な彼。後日、全力で謝罪メールをしたところ、何と笑顔で許してくれたのです。本当、この彼を選ばなかった自分を今でも後悔しています。マジでやっちまったな。
フリーライター/コラムニスト/コスメコンシェルジュ。
高校時代は青春のすべてをギャルサーにささげた生粋の元・ガングロギャル。アパレル販売・営業、ホステスを経て2011年よりライター活動開始。得意ジャンルは恋愛、美容、漫画、ゲーム、レジャー。コラムや取材記事中心にお仕事をしています。
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