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【ダメンズの処方箋】第8回~肩書き目当ての女子はダメンズに騙される~

自分から好きになる男性は決まってダメンズばかり。

そして「次こそは」と意を決するものの、結局また付き合っていくうちにどうしようもないダメンズであることが発覚するという恋愛を続けて、はや十数年。

そんな自他共に認めるダメンズハンターの私が、これまでの実体験を基に“ダメンズに騙される女子の特徴”と“彼らに振りまわされないための対策”をご紹介するこの企画。

第8回目となる今回のテーマは「男の肩書き目当ての女子は肩書き目当てのダメンズに騙される」というお話。もうテーマの時点で大体内容が読めている方もおられるかもしれませんが、よろしければご覧くださいませ。

ダメンズを引き寄せた原因は

さて、皆さんの中には「男性の肩書きに弱い女」という存在を目にしたことがある方って、意外と多いのではないでしょうか。

かくいう私も、これまでに何人もの「男性の肩書き目当てで交際する女子たち」を目の当たりにしたことがあります。

そして自分自身が数々のダメ恋愛を繰り返してきたこともあり、今なら胸を張って、「男は顔や肩書きじゃないよ、ハートだよハート!」と言えるのですが、10代の頃は周りの影響もあってか、私もそんな男性の肩書きに弱い女のひとりでした。

しかし、ある男性との出会いがきっかけで、肩書き目当てで近づくと、同じく女の肩書き目当てのダメンズを引き寄せ、騙されてしまうということを学んだのです。

めちゃくちゃイケメンのH君との出会い

それは10代後半の頃。当時、私は関西のとあるショップでアパレル販売のお仕事をしていました。そしてちょうどその頃、友達に誘われた合コンでめちゃくちゃイケメンのH君という男性と出会ったのです。

このH君がどれほどイケメンかと申し上げますと、当時、世の女子たちの間で大人気だった某男性アイドル(今はグループから脱退した人)と瓜二つだったのです。

もうそんなイケメンと知り合えたことで、合コン中ずっとウキウキしまくりだった、生粋のダメンズハンターである私。

しかもH君、聞くところによるとたまにモデルのお仕事をしているなんて言うもんだから、もうその場にいた女子は目の色変えまくりですよ。まあ、今思えば本当にモデルの仕事をしていたかどうかすら怪しいんですけどね。

そしてこの日を機に頻繁にH君と連絡を取り合うようになったのですが、すぐさま、彼の不審な点(ダメンズ疑惑)が徐々に明らかになってきたのです。

H君のダメンズぶりが明らかに……

自他共に認めるイケメンで、自称モデルのH君。しかし彼を知れば知るほど、私は「あれ、何か変だな」と思うことが増えていたのです。

たとえば彼、驚くほど俺様自慢が多いということ。

いや、自分の自慢ばかりする男は世の中にたくさんいますよ。ただH君の俺様自慢はとにかくひどくて、会話の中でどんな話題が出てこようと、「でも俺も実はさ~」とすべて自分の自慢話につなげます。

まあそれを、「イケメンだから仕方ない」で済ませていた残念な私。

また他にも、こちらが聞いてもいないのに「元カノが○○女子大のミスだった」「昔付き合っていた子はアイドルの卵だった」など、とにかく元カノ自慢が半端なかったのです。

まあそれをやはり、「イケメンだから仕方ない」で済ませていた残念な私。

……と、誰が見てもわかるほど典型的なダメンズぶりを徐々に明らかにしてきたH君。

しかし当時の私はそれよりもH君のイケメンさとモデルという肩書きに惑わされていたため、冷静に考えればわかるそんな事実にすら気づかずにいたのでした。本当にバカな女だよ、私は。

ダメンズにまさかの失恋

そしてその後も、変わらずにH君と友達関係を続けていたのですが、ある日、まさかのH君の方から「付き合ってくれない?」との告白が。

イケメンが私を好きになった!ついに私の時代がきた!

とテンションマックスに浮かれまくる私は、もちろん即OKの返事をして、H君と無事付き合い始めたのです。……が、何と交際を始めて一週間でH君から振られました。いや、何だよこの展開。

そして理由も告げずに私の前から去っていったH君。そんな予想外の展開にまったく状況が読み込めなかった私は、しばし失恋に心を痛める日々を送りました。

そしてそれから数か月後、ついに事の真相が明らかになったのです。

肩書目当てのダメンズに騙されていた

それはH君と共通の友人である男友達が話してくれた真実。

実は彼、自分がモテることをいいことに片っ端から肩書きのある女子と付き合っては、元カノ自慢のネタにするという最低な男だったのです。

そして当時「次はショップ店員あたりと付き合いたい」と周りに漏らしていたH君の前に現れたのが、当時、ショップ店員として働いていた私。それをチャンスだと思った彼は、計画通り私と交際を始め、「ショップ店員と付き合えた」という事実を手に入れたことで、あっさりと私を捨てたのです。

その話を聞いて、ついに私は気づきました。「ダメンズに騙されていた」と。(遅い)

ちなみに余談ですが、私と別れた後のH君はしばらくの間、「この前までショップ店員の子と付き合っててさ~」とドヤ顔で周りに自慢し続けていたそうです。

結論: 「肩書き」という飾りを重要視しても良い恋愛はできない

そんな経験を経て私が学んだのは「肩書きという飾りを重要視しても良い恋愛はできない」という事実。いや、当たり前すぎることなんですけどね。

でも、世の中には当時の私のように肩書き目当てで相手の男性に近づく女性も少なからずいると思うのですよ。

とはいえ、肩書き目当てであることがバレバレの女子を快く迎え入れてくれる男性などまずいません。もしいるとすれば、今回のH君のように相手もあなたの肩書き目当てである可能性が高いのです。

そして当然、お互いが肩書き目当てで近寄ったふたりが良い関係を築いていけるはずなどないでしょう。

対策:出会ってすぐ名刺を貰おうとするのはやめよう

というわけで、今回私が女の肩書きを狙うH君から学んだダメンズ対策はこちら。

【出会ってすぐ名刺を貰おうとするのはやめよう】

つい男性の肩書きに目がいってしまうのであれば、そもそも最初から知ろうとしない方がマシです。合コンや飲み会で初対面の男性に「名刺くださいよ~」など言わない方が得策なのです。

そして当時の私は、H君に騙されたことで痛い目を見たのはもちろん、H君との交際で調子に乗り、彼の肩書き自慢をしまくったため、大切な女友達を数人失うというダブルパンチをくらいました。本当に当時の友人には悪いことをしたなと、いまだに反省しています。

そんな私の二の舞にならぬようにも、男性の肩書きに惑わされやすい女子はくれぐれもご注意を。私も二度と、男性の顔と肩書きには惑わされないようにしたいと思います。

LISA

フリーライター/コラムニスト/コスメコンシェルジュ。

高校時代は青春のすべてをギャルサーにささげた生粋の元・ガングロギャル。アパレル販売・営業、ホステスを経て2011年よりライター活動開始。得意ジャンルは恋愛、美容、漫画、ゲーム、レジャー。コラムや取材記事中心にお仕事をしています。

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