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【ダメンズの処方箋】第1回~恋愛ドラマが苦手な女子ほどダメンズに騙されやすい~

自分から好きになる男性は決まってダメンズばかり。

そして「次こそは」と意を決するものの、結局また付き合っていくうちにどうしようもないダメンズであることが発覚するという恋愛を続けて、はや十数年。

そんな自他共に認めるダメンズハンターの私が、これまでの実体験を基に“ダメンズに騙される女子の特徴”と“彼らに振りまわされないための対策”をご紹介するこの企画。

記念すべき第1回目となる今回のテーマは「恋愛ドラマが苦手な女子ほどダメンズに騙されやすい」というお話。

では早速、できれば墓場まで持って行きたい私の悲しき実体験と共にご覧ください。

恋愛ドラマと少女マンガがとにかく苦手な私

さて、突然ですが皆さんは恋愛ドラマや少女マンガを始めとした恋愛モノはお好きですか?

私、ダメンズハンターことライターのLISAは、ぶっちゃけ、恋愛と名のつくフィクションが大の苦手です。

ええ、私の趣味嗜好など誰も興味ないでしょうけど。

しかし、ある男性との出会いがきっかけで、私はなぜ自分が恋愛モノに苦手意識を持っているのかを知ることができたのです。

そしてその経験が私をさらにダメンズハンターへと成長させる原因をもたらしたのです。

大人の男性、A氏との出会い

それは社会人になり始めて間もない頃、おそらく20歳くらいの頃だったかと思います。私は友人に誘われたとある飲み会でA氏という男性と出会いました。

A氏は私より10歳以上も年上の男性。そりゃ20歳そこそこの女からすれば、めちゃくちゃ大人の男性に見えましたよ。

そのうえ飲み方もきれいで適度に場の空気も読める。若かかった私はそんなA氏の一挙一動を目にし、一目惚れしてしまったのでした。

あと一歩で片思いが実る予感?

その後も何度か飲み会でA氏に出会う機会のあった私は、なりふり構わず、彼に猛アプローチを開始。

いやはや、あの頃は好きになると一直線でしたので、駆け引きなど考えずただひたすらアプローチをしまくっておりました。

そしてついに私の思いが通じたのか、とある日の飲み会で、珍しく自分から進んで私の隣に座ってきたA氏。

すると突然、私の耳元に顔を近づけ、コソッと小さな声で「今度はふたりでご飯でも行こうや」と食事にお誘いしてくれたのです。

これまで一切A氏からの好感触を得ることができていなかった私、天にも昇る気持ちです。むしろ、幸せすぎて本当に天に召されてしまうのではないかと疑ってしまったくらいです。

しかし!!! そんな私の幸せは長く続きませんでした。何とその後すぐ、誰もが予想だにしていなかった悲劇が突如私を襲うことになったのです。

まさかの衝撃事実が発覚!

突然、A氏からふたりでのご飯に誘われ、飲み会中もずっとバカ丸出し顔で頭がお花畑状態になっていた私。

しかしその次の瞬間、その場に同席していた友人のひとりが「てかA君、最近彼女元気にしてんの?」とまさかの一言。

ちょい待てぇ!おぬし、彼女持ちかい!

まさかの友人の衝撃発言により、先ほどまでお花畑状態だった私の脳内は劣化したパソコンのごとく完全フリーズ。

なるほど、頭が真っ白になるというのはこういうことなのだなと、20年という短い人生の中で初めて悟りました。

そして飲み会がお開きになった後、店前でA氏から呼び止められた私。何となく気まずい空気が流れる中、A氏が最初に発した言葉がこちら。

「お前もこんな男やめとけや。ほんで、もっとええ男見つけて幸せになれよ」

そう一言残し、半泣きになっている私の前から(うつむき加減でポケットに手を突っ込むというムダにカッコいいポーズを決めて)無言で立ち去るA氏。

……やだ、めちゃくちゃ自分に酔ってる。

いや本当、皆さん想像しただけで「気持ち悪っ!」とか思ったんじゃないですか?

というか張本人である私ですら、この出来事を思い出しただけで冷や汗を通りこして脂汗が全身から噴き出てきましたよね。

……と、今ならそう思うのですが、当時A氏にゾッコン(死語)だった私はそんな恋愛ドラマさながらの別れを演出されたことにより、「そんなこと言われても、すぐ嫌いになれるわけないやん……」としばし、突然の失恋に心を痛める日々を送ったのでした。

結論: 恋愛モノが苦手なのは同族嫌悪の表れである

そしてそんな悲惨な経験を機に、私はある日、ひとつの仮説に辿りつきました。

それは「恋愛ドラマや少女マンガが苦手であるのは、実は“同族嫌悪”の表れなのではないか?」という説。

というのもこれまで私は恋愛モノが大の苦手だと公言していました。しかし実際には、A氏のくっそ寒いリアクションを目にして、当時の私はさらに彼への思いを募らせてしまったのです。(もちろん彼女持ちだとわかった時点でA氏との連絡は完全にシャットアウトしましたが)

そこから、「あれっ?実は私そういう甘いシチュエーションが大好きなんじゃないか?」という疑惑が……。

できればそんな事実を認めたくない。何なら「私は恋愛ボケした女なんかじゃない」と思い込みたい。

そんな葛藤が知らず知らずのうちに心の中で行われていた結果、無意識のうちに恋愛モノから目を背けて生きてきたのかもしれません。

要は恋愛モノを見ると寒気がしてしまうのは、同族嫌悪からくる嫌悪感が原因だったようです。

対策:恋愛モノに嫌悪感を抱いたらそれが図星だと受け入れよう

というわけで、今回私が隠れダメンズA氏から学んだダメンズ対策はこちら。

【恋愛モノに嫌悪感を抱いたときは素直に図星であることを受け入れよう】

そもそも私のような女性は、実際のところ、甘いシチュエーションに弱い部分があると思うのです。

そして自分に酔ったタイプのダメンズは、そんな甘いシチュエーションを演出するのが大の得意。私のような女性をいとも簡単に手のひらの上で転がすことができます。

彼らに騙されないためにも、恋愛モノに嫌悪感を抱いたときは素直にそれが同族嫌悪=図星であることを受け入れてみる。

そう認めることにより、いざ甘いシチュエーションを演出するダメンズに遭遇した際も、その場の空気に流されることなく、冷静な目で相手の下心を見抜くことができるはずです。

くれぐれも、“自分に酔ったダメンズ”にはご注意くださいね!私みたいになっちゃうからね!いや、マジだからね!

LISA

フリーライター/コラムニスト/コスメコンシェルジュ。

高校時代は青春のすべてをギャルサーにささげた生粋の元・ガングロギャル。アパレル販売・営業、ホステスを経て2011年よりライター活動開始。得意ジャンルは恋愛、美容、漫画、ゲーム、レジャー。コラムや取材記事中心にお仕事をしています。

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