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【ダメンズの処方箋】第2回~愛したい願望が強すぎる女子は男を勘違い男に変える~

自分から好きになる男性は、決まってダメンズばかり。

そして「次こそは」と意を決するものの、結局また付き合っていくうちにどうしようもないダメンズであることが発覚するという恋愛を続けて、はや十数年。

そんな自他共に認めるダメンズハンターの私が、これまでの実体験を基に“ダメンズに騙される女子の特徴”と“彼らに振りまわされないための対策”をご紹介するこの企画。

第2回目となる今回のテーマは「愛したい願望が強すぎる女子は男を勘違い男に変える」というお話。

では早速、自虐ネタぶっこみまくりの実体験と共にご覧ください。

愛されるより愛したい?愛するより愛されたい?

さて、皆さんの中には若かりし頃、女友達と「愛されるより愛したい派?それとも愛されたい派?」という話題で盛り上がった経験のある方ってどれくらいいるでしょうか。

ちなみに私はと言いますと、10代の頃は完全なる「愛されるよりも愛したい」主義の恋愛を貫く人間でした。

というよりも、基本ダメ恋愛しかしてこなかったため、愛された経験が数えるほどしかないというのが主な理由なんですけどね。

しかし、そんな愛したい願望が間違った方向に進んでしまったがためか、私は過去に片思い中だった男性を有名人気取りの勘違いダメンズに変えてしまったことがあるのです。

初めてのイベントで運命の出会いが!

それは私が高校生だった頃のお話。当時はガングロギャルにくわえ、第三次パラパラブームの真っただ中。

それもあってか、日本各地でギャルサー(ギャルサークル)文化が盛り上がりを見せている時代でした。

そして昔からギャルという存在に強い憧れを持っていた私は、高校入学を機にギャルサーに加入。その後すぐ、友人に連れられ、ついに憧れの有名ギャルサー主催のイベントに参加することとなったのです。

初めてギャルサー主催のイベントに参加した私。イベント会場に入るとそこにはスポットライトを浴びながら、大勢のギャルたちがお立ち台の上でカッコよくパラパラを踊る姿が目に飛び込んできました。

そしてイベントを楽しんでいると、ふと、お立ち台の上で踊るひとりの男性に目を奪われたのです。それは当時でいうギャル男という存在。それもかなりのイケメンです。

その彼を見た瞬間、私は真っ先に隣にいる友人にこう報告しました。

「ちょ、あの右から2番目にいる人誰?めっちゃイケメン。やばい、多分好きやわ!」

……ええ、おそらくこの時点で私がいかに男を見る目がないかお気づきの方もおられるでしょう。

しかし当時の私は、そんな自分の男の見る目のなさなどつゆ知らず、一瞬にしてその彼(B君)に心を奪われてしまったのです。

早速、アプローチ開始

そしてその後、友人たちの協力もあり、何とかB君との連絡先交換に成功した私。そこからは前回の通り、止まらぬ猛アプローチの開始です。

……と言いたいところなのですが、無名ギャルサーに所属する私と、関西ではそれなりに有名なサークルに所属しているB君。

そんな天と地ほどの差がある立場の違いに完全にビビッてしまっていた私は、なかなか大胆なアプローチができず「今日のイベントもすごくかっこよかったです」「今度はいつイベント主催されるんですか?」と完全なる低姿勢スタンスでB君へのアプローチを開始。もはやアイドルにTwitterでメッセージを送る”いちファン”でしかありません。

でもそれが、当時の自分としては「彼を愛している」という意思表示のつもりでした。

その後も、数か月に及ぶ片思いを続けていた甲斐があり、ようやくイベントで会うたびに世間話ができるような関係になった私とB君。

そして気づけば「イベントのあと皆でご飯行こうよ」などとお誘いを受けるような仲にまでなったのです。

そんな進展が続いたことで私は思いました。「今なら決められる」と。そうです、ついにB君への告白を決意したのです。

告白の返事はまさかの……

そして運命の日。私は、定期的に行われていた彼との長電話の中で「てかめっちゃ突然やけどさ、私、B君のこと好きやってん。気づいてた?(笑)」と、恥じらいの気持ちから冗談まじりで思い切って告白をしました。

しかしその後、恥ずかしさで死にそうになっている私を待ちうけていたのはしばしの沈黙。そんな予想外の展開に「あっ、もしかしてこれ告白するタイミング間違えたかも」と私が焦りを感じていると、ようやくB君が重い口を開いたのです。

「ありがとう。気持ちは嬉しいで。でもお前って俺のファンやん?」

…………なんですと?

「だからそれはほんまに好きって気持ちやないと思うねん」

「でもこれからもお前には変わらず応援してほしいって思う気持ちはあるから」

待て、私はいつからお前のファンになってん。

かれこれ、いろんなダメ恋愛をしてきた私ですが、後にも先にも「君はただのファンだから」という理由で振られたのはおそらくこれが最初で最後だと思います。

そしてそれを機にB君との関係はぎこちなくなり、気づけば私たちは知らぬまに音信不通になっていたのでした。

結論: 間違った愛したい願望は男を有名人気取りにさせる

今回、B君との恋愛で私が学んだこと。それは「愛したい願望も間違った方向に進むと、男を有名人気取りの勘違い野郎に変えてしまう」ということでした。

実際、関西ではそれなりに名の知れたサークルに所属していたB君。とはいえ、あくまでも彼は一般人です。

それにもかかわらず、私が「周りの子もB君ステキや言うてた」「今日のイベントでも目立ってたね」と大げさに褒め続けてしまったため、彼は「マジかよ、俺って結構有名人なんや」と勘違いしてしまったようです。(友人談より)

そして当時は、私の純粋な愛情を「ファンだから」というわけのわからない理由で蔑ろにしたB君に腹を立てていましたが、よくよく考えれば、彼をそのような勘違いダメンズに育てたのは他の誰でもなく私だったのかもしれません。

対策:片思いであれ、対等な立場を築くことを心がけよう

というわけで、今回私が有名人気取りの勘違い男B君から学んだダメンズ対策はこちら。

【たとえ片思いであれ、“相手とは対等な立場”で関係を築いていくべし】

特に憧れの異性とお近づきになれて舞い上がっているときなどは、くれぐれもご注意ください。

ちなみに余談ですが、B君は私を振った数か月後に益○つばさちゃん似のめちゃくちゃかわいいギャルと付き合い始めていました。

LISA

フリーライター/コラムニスト/コスメコンシェルジュ。

高校時代は青春のすべてをギャルサーにささげた生粋の元・ガングロギャル。アパレル販売・営業、ホステスを経て2011年よりライター活動開始。得意ジャンルは恋愛、美容、漫画、ゲーム、レジャー。コラムや取材記事中心にお仕事をしています。

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