ローラ、厳しい事務所の長期契約も、事務所支持の声が多い意外な理由
『週刊文春』(文藝春秋)がモデルのローラ(27)について、長年所属事務所と交わしてきた契約書の内容に問題があるのではないかと報じている。
2010年にローラは所属事務所と「専属芸術家契約書」を取り交わしているが、関係者によると、書面には「本契約の有効期間は2010年7月1日から2020年6月末日までの満10年間とする」と記載されていたという。
しかも、契約を満了したとしても、自動的に10年間の契約が更新されることになっている上に、ローラ側が事務所に契約を更新しない意志を伝えたとしても、事務所サイドの了承がなければ解除できないという一方的な契約だと言われている。
いまだに古い慣行が根強い芸能界
最近はSMAPや清水富美加など、芸能プロダクションとの契約や独立に関する問題について、表に出るようになってきており、公正取引委員会も芸能界特有の契約形態について注目するほどの社会問題となっている。
女性向けネット掲示板「ガールズちゃんねる」でも、ローラの契約内容がもし報じられている通りだとすれば、深刻な問題だという意見が多くあがっている。
「これが事実なら酷い契約」
「自動更新の上に、事務所の同意ないと解約できないって酷いよ」
「一方的な契約って事務所ブラックすぎない?」
「10年契約なのに自動で更新とか怖い。そもそも10年て長くない?」
「どんどん裁判とか起こしても良いと思う」
ローラは今年の6月、ツイッターで「最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいる」など、人間関係で悩んでいるかのようなつぶやきをしているが、契約や独立に関する問題と関連しているのではないかという推測も立っている。
事務所側の事情を組んだ意見も
一方でテレビで自宅を公開した時は裕福な生活を送っているように感じ取った人は多く、本人の発言ではないが、記事において「奴隷のような契約」と表現されるのは違和感を覚えるという人も多いようである。
「売れたら辞めたいはワガママ」
「酷い契約だけど、事務所も必死に売らないとお金が入ってこないって事だよね」
「事務所は1人の人間の為に何年の労力を費やしたかが問題なんだよ。そうやって考えれば、事務所の10年という言い分にもきちんとした筋道は存在しているわけね」
「ローラはどこの事務所に所属しても通用した器だったのか?と言われれば、必ずしもそうだとは言い切れないんじゃないかな?」
「10年契約なのに自動で更新とか怖い。そもそも10年て長くない?」
出演時間が少ないとはいえ、映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』でハリウッド進出できたのは、本人のモデルとしての実績以上に、事務所のバックアップがあったからではないかという感想を持っている人は多い。
現在はCMやモデルの出演がほとんどで、テレビで観ることはあまりなくなってしまったローラだが、契約問題のゴタゴタが解消して、おなじみのお気楽な感じのキャラクターで、また活躍する日は来るのだろうか……。
真島リカ(まじまりか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。