好きになった男性が「専業主夫」希望だったら、結婚はアリ?
現代は、夫婦の数だけ結婚のカタチが存在する時代です。週末婚、別居婚、事実婚など。外で働くのが女性で、男性が家庭に入る夫婦も、ごく少数ではありますが存在します。もし、好きになった男性が専業主夫希望だったら、あなたはどうしますか?
本気か試されているのか確認を
まず、相手が本気で言っているのか、冗談で言っているのか見極めるところから始めましょう。後者のほうは、あなたの反応を試している場合もあります。「試すなんて酷い!」と思うかもしれませんが、恋愛と駆け引きは切っても切れないもの。それが、恋愛のさらに先である結婚ともなればなおさらです。
試されていることを考えると、頭ごなしに「ありえない!」と全否定するのは避けたほうが無難でしょう。専業主婦になって家事に専念するのが希望の女性にとっては、「じゃあキミも、専業主婦希望って言わないでね」と返され、不利になってしまいます。
相手が本気の場合も然り。本気で言っている事柄を、詳しく聞こうともせず否定すると、相手は自分自身を否定されたような気分になるでしょう。
状況分析は冷静に
次にすべきことは冷静な状況分析です。あなたに、パートナーを扶養できるだけの充分な収入があり、なおかつ男性側の家事能力が高ければ、前向きに検討するのもアリ!
いま現在就いているお仕事を、天職として長く続けたい女性にとっては、決して悪い話ではないです。むしろ良い話と捉えましょう。家事が苦手な女性にとってもピッタリな結婚相手!お互いの得手不得手を考慮した結果、専業主夫婚に向いていると判断できる状況なら、頭を柔軟にして考えてみましょう。
断り方はシンプル・イズ・ベストで
状況分析の結果、もしくはその他の理由で、専業主夫婚に賛同できない人もいるでしょう。理由は何であれ、受け入れられないことを伝えるには、伝え方が肝心です。もっともいけないのが、「両親が何て言うか……」「世間体が……」など、自分の考えとしてではなく、周囲のせいにすること。
専業主夫婚に限った話ではないのですが、何かを拒む際に、理由についてあれこれ悩む人もいますが、相手は「拒む理由」を求めていない場合もあります。特に男性の場合は、理由よりも、イエスかノーかだけをシンプルに聞きたいというタイプが多いです。親だの世間だのごたごた並べるよりは、単刀直入に「できません」とだけ伝えましょう。
最後に
いかに時代が変わったとはいえ、「専業主夫婚、大歓迎!」という女性はまだまだ少ないです。だからこそ、専業主夫婚OKのスタンスは、個性抜群なセールスポイントになります。間口を広げると、結婚のチャンスもぐっとアップするでしょう。
コラムニスト。『つけちゃうぞ!大人の保健体育』(遊タイム出版)『テレフォンセックス裏物語』(幻冬舎)『Sの妹Mの彼女』(遊タイム出版)など、性愛に関する著書多数あり。
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