豪華キャストなのに…真木よう子主演『セシルのもくろみ』の不人気っぷりに視聴者の声は?
2017年7月下旬、現在放送中のドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系・木曜22時)の視聴率が発表されて話題になっている。
今月13日の第1話の視聴率は5.1%、20日に放送された第2話では「打ち切りライン」ともいわれる5%割れの4.5%となってしまった。(ビデオリサーチ調べ)
『セシルのもくろみ』は、子持ちの専業主婦がスカウトをきっかけに読者モデルとなり、一流のモデルを目指していく姿をメインに、ファッション業界を舞台に様々な立場の女性たちがぶつかり合い、幸せを探していく姿が描かれている。
ドラマの放送前には、主演の真木よう子(34)がTwitterで「全話通して2桁の視聴率を獲得できたら脱ぐ!」と約束したことで注目が集まっていた。
『セシルのもくろみ』が放送開始早々に「打ち切りライン」の視聴率を記録してしまったことに、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
期待していたのと違う……
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「豪華な女優そろってるのに面白くない」
「かわいい服や流行りのメイクを堪能できると思ったのに、見続けるのは無理かも」
「読者モデルの世界って斬新で楽しみにしてたけど、なんかもったいない……」
「女同志のバトルを期待してたんだけど……なんでこうなっちゃったの」
「美人の女優さんがたくさん出てるのに、つまらなくてもったいない」
「美意識を上げる格言みたいなのはいいんだけど、全体的に見るとおもしろくない」
楽しんで視聴したという声は極少数で、あまり面白いと感じられなかったという意見が目立つ。
ファッションや美容に関心の高い女性は多く、豪華な顔ぶれがキャスティングされたことでも、ドラマに期待する声が高まっていたが、実際の放送を見ると、残念に感じてしまったひとが多いようだ。
全体的に期待していたという声が多いことから、設定やキャスティングなどは成功していたと思われるが、実際の放送で落胆する意見が集まってしまったことは残念である。
主人公のキャラが受け入れられない?
『セシルのもくろみ』の視聴率が振るわなかった原因についても意見が集まっている。
「主役のキャラが受け付けられてないって致命的。主人公にイライラするから見るのやめた」
「脚本、演出、監督がどうかと……キャストがもったいない」
「ガサツな役だから大股開き歩いて、片足あげてビール飲んで、無邪気に他人の庭ではしゃぎ回って… そんな安易な考えの演技しか出来ないなんて、もはやあの演技は見てて不愉快なレベル。」
「真木よう子のキャラがとにかく受け付けない。原作と変えてるらしいけど不愉快」
「わざとらしい演技が痛々しい。普通に主婦に居そうな人を主演にすれば良かったのに」
「真木よう子がダイエット命じられたとこ、どうみてもガリガリだし違和感ありすぎ」
とにかく主演の真木のキャラクターに嫌悪感を感じているひとが多いことが分かる。一番長く画面に映るであろう主役に嫌悪感があっては、もう見ないという選択をしてしまう視聴者の気持ちは容易に理解できる。
しかし、これまで人気を得たドラマは、必ずしも主人公が万人に受け入れられていたわけではない。ストーリーが面白ければ、視聴者が離れることはないだろう。
視聴率が振るわず、マイナスの意見が多く寄せられてしまった『セシルのもくろみ』だが、まだ放送開始から間もない段階で、これからの演出やストーリー次第で人気ドラマになり得る可能性は十分にあるだろう。今後のドラマの展開を、視聴者の感想と共に見守りたい。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。