「A LIFE」への指摘にキムタク自ら回答!ネットでは冷ややかな声……
3月10日(金)に放送されたラジオ番組「木村拓哉のWhat's UP SMAP!」(TOKYO FM他)で、木村拓哉(44)自身が主役を務める医療ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBSテレビ系)への指摘に対し、反論する場面があった。
50代のオペナースから寄せられた「手術シーンは研修医にとって勉強になるほどリアルだが、麻酔科医が全然出てこないことに、麻酔科医が残念がっている」という意見に対し、木村が「麻酔科医が出てこないっていいますけど、そんなことないですよ」と反論した。
患者の頭側の横に座っている人が麻酔科医の先生で、マチダ先生っていう役名もあると説明し、「ちゃんと居ますからね。もう一度観てください」と呼びかけた。
反論はイメージダウン?
最近の「What's ―」ではドラマの感想を紹介したり、ドラマの撮影裏話を話すなど、「A LIFE」の話題が多い。
その中であえて(一部ではあるが)否定的な意見を紹介し、それに正面から回答したのは潔いともいえるが、女性向け掲示板「ガールズちゃんねる」においては否定的な意見が多い。
「ちょ、待てよ。麻酔科医いるよ」
「言われたらしっかり言い返す。おれ、キムタク」
「何か言い返す時この人いつもこういう話し方するけど、性格なの?」
「本人は悪気もなく言ってるんだけど、角が立つような言い方になる人っているよね」
「反論っていうか、もっと軽い感じだったよ?」
実際のラジオ番組を聴いた限りでは、怒って反論していたという訳ではないので、単に発言の文字起こしによってきつく受け取られてしまったのであろう。
反論したことと、バラエティー番組などで時折見せる俺様感のイメージが勝手に結びついてしまったと思われる。
リアルさ期待への裏返し
一方、以前からドラマに対し、批判的な意見が医療関係者から出ているという。
万一医療事故が起こった場合に裁判で不利になるので「絶対に救う」という言い方はしない、難易度の高い脳手術を門外漢である心臓外科医が行うことは日本ではあり得ない、手術を早くしてもらうために賄賂を渡すというシーンは誤解を招く(建前上マズいだけかもしれないが)などなど。
これらの批判記事にキムタクもたまりかねたのだろうか。
「どうでもいいですよ。麻酔の先生が居ようが居まいが。キムタクのような先生なんか居ないから」
「いるよね、ドラマなのに実際はこうじゃないって口出しする人」
「ドラマにいちいち、実際と違うとケチを付ける人って面倒くさいよね」
かつて放送された「ナースのお仕事」(フジテレビ系)のように、現実にはあり得ないシーンが出てくるような医療ドラマであれば、こんなツッコミもいちいち出てこないであろう。
しかし、「A LIFE」は順天堂大学医学部付属順天堂医院の監修を得ており、実際の症例に基づいて台本を作ったり、心臓を動かすギミックにこだわるなど、手術のシーンに相当力を入れている。
リアルさをウリにしたドラマだからこそ、細かい所が気になる意見が多くなるのも仕方がないと言えよう。
文・真島リカ(まじま りか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。