キムタク主演映画『無限の住人』の大苦戦にネットで納得の声も
興行通信社が2日に発表した4月29日・30日の映画観客動員ランキングによると、木村拓哉(44)主演の『無限の住人』(三池崇史監督)が6位だったことが分かった。(興行収入:約1億8900万円、観客動員数:約14万5000人)
『無限の住人』は4月28日に公開されたが、同日に公開された『ワイルド・スピード ICE BREAK』や、菅田将暉主演の『帝一の國』よりも順位を下回ったばかりか、公開3週目である『映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』にも負けてしまう始末。
映画の興行成績は公開1週目がピークとなることが多いため、興行収入が最終的に10億円を下回る可能性も出てきている。
GWに時代劇は合わない?
「人気マンガ原作・三池監督・キムタク主演」とヒット要素が含まれていたにもかかわらず、予想に反した不振ぶりである。
これに対し、女性向けネット掲示板「ガールズちゃんねる」でも、木村が原因というよりも作品自体が悪く、仕方がなかったのではないかという意見が多数寄せられている。
「というか、他が強すぎる」
「主演が誰かっていうよりも、時代劇がディズニーやアニメに勝てるわけがない」
「キムタク関係なく主人公が誰であれ、この映画自体が面白くなさそう」
「三池崇史の作品は外れが多い」
「興収ヤバすぎって聴衆が気にすること?映画が面白いかどうかが問題だと思うけど」
「普通にファミリー向けが強いよね」
ちなみに1位が『美女と野獣』、2位が『名探偵コナン』といったファミリー向けの作品であるのに対し、『無限の住人』は「PG12」指定(小学生以下の鑑賞には、成人保護者の助言や指導が適当)。
ゴールデンウィークにはやはりファミリー向けの作品でなければ、上位は狙いにくいものと思われる。
主役のキムタクが戦犯?
「役に入り込もうが、どうしても木村拓哉感が消えないんだよね」
「キムタクが主演て惹かれない……」
「木村さん嫌いじゃないけど、脇役や悪役は一生できない人だと思う」
「キムタクってドラマでは高視聴率作品多いけど、映画ではヒット作ないよね」
「プロモーションで奔走してたけど、思うような結果には結びついてない、これが現実。
キムタクはもはや、客寄せパンダじゃないんだよね」
『無限の住人』公開直後の3日には、木村が嵐の二宮和也(33)と来年公開予定の映画『検察側の罪人』で共演することが早くも報じられたが、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、『無限の住人』と続き、さらに3連続で映画がコケるとなると、その後映画で主役を張ることは難しいと予想される。
果たして次回作は起死回生のヒットとなるか、大いに注目される。
文・真島リカ(まじま りか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。