【毒舌独女】清水富美加バッシングでみえる芸能界の闇!コイツらが、日本をダメにしてる!
出家・引退騒動で世間を騒がせている女優の清水富美加が、告白本『全部言っちゃうね。 ~本名・清水富美加、今日、出家しまする。』を17日発売した。
販売価格が税込み1296円にも関わらず、Amazonではプレミア価格が付いており、現在確認出来る最高額は、約三倍の3420円。
いかに、彼女が注目されているかが判る。
しかし、長期療養が必要な筈の彼女が本を発売したことで、今まで彼女を影ながら応援していた人が白けた模様。
清水富美加をかくまっている宗教法人・幸福の科学にも厳しい目が向けられるようになった。
だが、忘れてはならないのが、芸能界の前時代的悪習についての問題が消えたわけではないということだ。
清水富美加の出家報道が出た途端に、大御所と呼ばれる芸能人が、「周りの迷惑を考えろ」とこぞって糾弾。
これらは、昨今、日本の大きな問題になっている「ブラック企業」の体質と何ら違いがない。
「周りの迷惑になる」この言葉は、「和を以て貴しとなす」の精神を心の奥に持つ日本人にとっては、耳が痛いフレーズ。
これを言われてしまったら、自分が壊れるまで働いてしまう。
そして、過労死や自殺、軽くてうつ病という結果に。
責任感が強い人ほど、病んでいく社会へとなっている。
これは、健全な社会と言い難い。
そもそも、オッサンオバハン連中の「自分の若い頃は、もっと頑張った」は、思い出補正がかかっている為、何の説得力もない。
それに、自分が苦労をしたのであれば、もっと社会をより良くしようとしないのだろうか。
変えられる力を持つようになったにも関わらず、体質を変えようとしないのは、オッサンオバハン共が、自ら無能と言っているも同じこと。
その無能に従っている連中も、無能。
ド根性が流行ったのは、昭和の話だ。
現在は平成であり、そろそろ元号も変わる。
働き方改革が必要な時期が訪れていると思う。
清水富美加問題に焦点を当てると、衣食住を事務所が負担して、手取りが5万円というものは、明らかにおかしい。
人間らしく生きる為に必要な衣食住を選べず、与えられるままというのは、奴隷と変わりがない。
交通費は後日清算だろうから、5万円が手元にあっても、交通費の立て替えで消えてしまう。
ただただ、働くだけの日々。
これを人間らしい生活と言えるだろうか。
否、言えない。
これを「芸能界だから」という人もいる。
そんな人に、今一度、考えてもらいたい。
芸能人も、人間だということ、日本を支える社会人の一人だということを。
大体、一度、壊れてしまった精神は、中々、元には戻らない。
例え、芸能人を辞めたとしても、壊れてしまった精神状態で、次の働き口は、見つかりにくい。
結果、無職状態になり、納税率も下がり、日本の貧乏に拍車がかかることになる。
ブラック企業、ブラック業界は、間接的に日本弱体化に加担していると称して過言ではない。
未来ある若者が夢を見られる社会、それが健全な社会ではないだろうか。
まずは、芸能界の体質を変え、厚労省が定めている最低賃金を支払うことから始めてみてはいかがだろうか。
そうすれば、芸達者な若者、見め麗しい若者も入ってくるようになり、芸能界全体が活性化される筈だ。
このままの状況では、芸能界に未来はない。
文・旭堂花鱗(きょくどう・かりん)
講談師/コラムニスト。広島県安芸郡出身。学生時代より旭堂南鱗に師事し、平成13年正式入門。古典講談を中心に学び、初高座は同年「オーク弁天寄席」にて『那須与一』を読む。平成16年、二つ目昇進。説話や昔話をモチーフにした、児童向け講談を多数発表している。講談のほかテレビ出演や講演、雑誌「週刊文春」など様々なメディアで執筆活動を行なう。
コラムニスト/コンテンツライター
広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。
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