fbpx

「気づかなかった」!?世間知らずな元アイドル松本・早見にネットからは非難囂々

出典:松本伊代オフィシャルブログ

2月10日、タレントで元アイドルの松本伊代さん(51)と早見優さん(50)が鉄道営業法違反の疑いで書類送検された。現場は京都市内にあるJR山陰線。世界遺産として有名な嵐山・天竜寺の近くだ。ふたりは番組のロケで京都を訪問中だった。

寄せられる大御所たちの「フォロー」

事の発端は、松本伊代さんが1月14日に投稿したブログだった。ブログには、「踏切で優ちゃんとパシャリ」「その瞬間踏切が鳴り 慌てて逃げる2人!」と楽しそうな道中の様子が写真を添えて綴られていた。

足下に「立ち入り禁止」の注意書きがされているにも関わらず、線路の真ん中でポーズをとるふたりに対し、ネット上では「不適切」だという批判が殺到。およそ一ヶ月後には、京都府警が腰を上げる事態にまで発展した。

早見さんは「自分が(松本伊代さんに写真を撮ろうと)誘った」と説明し、「観光客の邪魔にならないように撮影しようと、全身も写るように2、3歩下がったとき線路に入ってしまった」「普段は(線路に)入ってはいけないという認識はあります」と反省の色を示している。松本伊代さんも事件後の11日、名古屋ブルーノートで開催されたライブで「本当に反省しています」とファンに謝罪した。

松本伊代さんの夫であり所属事務所の代表でもあるヒロミさんも12日に放送されたトーク番組で「大変迷惑をかけているのは事実」と頭を下げた。しかし同番組で共演していたお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが「なんかかわいそう」「言葉は悪いけど、ちょっと見せしめ的な部分があったのかな」と発言。同日の午後放送された生放送番組では、芸能界のご意見番とされる歌手の和田アキ子さんが「(松本伊代さんは)天然だから」などとフォローを重ねた。

再三にわたる本人たちの謝罪や関係者たちのフォローなどによって、ネットでは同情の声もあがり始めている。

「本人は(注意書きに)『気付かなかった』と言っていた」
「悪気はないのだろうと思う」
「足元だから、保守用注意書きだと思ってスルーした可能性はある」
「アイドルって特殊な世界に子供の頃から置かれて、常識やら何やらは身につけられる時間がなかったんだろうね」

現在、くだんのブログ記事は削除されている。松本伊代さんが「本当に数秒のことがこんなことになってしまうんだなと思いました」と語っているように、今回の騒動は青天の霹靂だったのだろう。

事の重大さを認識すべき

一方で、厳しい目を向ける視聴者も後を絶たない。

「良い年してこれは恥ずかしい」
「反面教師としていい見本になりました」
「線路に入ったら逮捕されてもおかしくない」
「(マスコミ相手じゃなく)鉄道会社に謝罪しないと」
「芸能人は置かれている立場をもっと自覚すべき」
「擁護されてる方もいますが、一般人が犯罪ってほどでもないんだと線路で遊んで、死者が出たら大変なことになる」

筆者もたびたび街中で「自撮り」を楽しむ人たちを見かけるが、彼女たちは本当に周りが見えていないのだと感じる。公共の場でキメ顔を作っている様子は本当に「痛い」し、通行人が写るのもおかまいなしでカメラを振り回しているのは、迷惑行為以外の何物でもない。画面の中ではなく、もっと目の前の現実に注意を向けてほしいものだ。

マナーとルールは、勉学のように教えられなくとも他人に配慮する心があれば自ずと身に付いてくるものだろう。「自覚がない」ということは何よりも怖いことだと、自分を省みると共に、あらためて肝に命じたい。

文・蒼井トマト(あおいとまと)
フリーライター。趣味は映画鑑賞、読書、バドミントン。 「憂鬱でなければ仕事じゃない」を座右の銘としているが、文章を書くことは好き。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

>> article
この記事を読んだ人におすすめ