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連載「となりのビッチちゃん」~第8回:見た目ビッチちゃん

この連載を読んでくださっている皆さまにとっては、ビッチちゃんは特別な存在ではなく、意外と見た目が普通な女性の中にも潜んでいる、とお気づきいただけたことと思います。しかし、ビッチちゃんは実に多種多様。

今回は反対に、見た目がいわゆる「ビッチ」なのにその内面は?という例です。

過剰な「女アピール」がウザイ!見た目ビッチちゃん

画像はイメージです
画像はイメージです

名前:見た目ビッチちゃん
年齢:20代半ば

この連載では、「ビッチちゃん=性を楽しんでいる女性」、という定義で話を進めていますが、世の中で「ビッチ」と言われる女性って、結構見た目について語られることが多いように思います。

たとえば、胸のあいた服や体のラインを強調する服を着たり。ロングヘアー、巻き髪、バッチリメイク、なんていうのも入るかもしれません。それらを一言でまとめると「女っぽさを必要以上にアピールした見た目」ということにまとめられるかと思います。

もちろん、その服装が純粋に好きという女性もいますので、そういう服装をした女性がすべて今回のケースにあてはまるわけではありませんが、今回ご紹介する見た目ビッチちゃんは、そういう服装に身を包んだ女性です。

Gカップにバッチリメイク、自撮りが上手すぎる見た目ビッチちゃんは、たまたま仕事関係の飲み会で一緒になりました。

タイトなワンピースで胸元とくびれを強調した服装に、ロングヘアーの巻き髪。もちろんネイルやメイクにも抜かりはありません。

ミニスカートから下着が見えちゃうかも!?という姿勢で男性陣の目を釘付けにしている見た目ビッチちゃんは、会話の中心にいる時は鼻にかかった甘えた声で笑顔を振りまいていましたが、自分の話題以外のときは終始不機嫌。

しかしそれでも彼女にかまいたくなる男性が、彼女の機嫌をとろうと必死で気を使って話しかけたり。(ぶっちゃけ、「すぐヤレそうだから」というところから優しくしてしまうのではないかと分析しますが……)

大人げないその振る舞いは、「仕事なのにその態度はないだろう!?」と女性の反感をあおります。

見た目もビッチ、男性を振り回す様もビッチ。でも意外と彼女の性生活はビッチではないようでした。

あまりプライベートについて会話をする機会が多くなかったのですが、不倫恋愛だったり、彼氏だと思っていた人には遊ばれていたというような話を彼女の友人伝いに聞きました。見た目に反して、「性を楽しんでいる」ようには考えられませんでした。

そしてSNSではサブカルに寄った音楽・本、単館系の映画が好きであることをアピール。見た目と中身のギャップを生かして、男の下半身も趣味も支配する女性というのを理想としているのかな、と私は感じました。

見た目の評価だけを気にする愚かさを教えてくれた彼女

Male lover undressing a girl

経験人数ビッチちゃんや、人妻ビッチちゃんなど、やってることはビッチでも見た目は普通という例は意外に多いと思います。

少なくとも、私の知る限りは、案外見た目が普通の女性のほうが性にアグレッシブだったりします。彼女たちは性を楽しんでいるので、自分のビッチ生活に迷いがないんですよね。

どんな形であれ迷いのなさは自信につながり、必要以上の背伸びをするようなことがないので、自分らしいファッションでいられる。

それに対して見た目ビッチちゃんの評価基準は、男性からの評価

彼女のやっていることは、例えるなら「なんちゃってビッチ」

ビッチの見た目をしているくせに、性を楽しむ積極性と勇気がなく、ただ男にちやほやされることだけを目的としているように思えます。

男にちやほやされることで承認欲求を満たしたい。男に認められることを自分の「いい女」としての評価基準と考える。

そうして見た目のビッチ化が進んだ結果、どんなことが起こるでしょうか。

結婚することになって、夫以外の男性にちやほやされなくなってしまったら?

または、ちやほやされたくて、夫以外の男性と関係を持ってしまったら?

結婚後に、未婚の女友だちが男性にちやほやされているのを見たら?

年齢を重ねて外見が衰えたときに、彼女の心の拠り所は?

そう考えると、見た目だけの評価に固執することがいかに愚かかがわかりますよね。

前々回からの繰り返しになりますが、大事なのは自分自身が納得できる自分であること。他人の評価を気にしてビッチな見た目にしたり、あるいは本当にビッチになってみたとしても、何も満たされません。

DOKUJOを見ている皆さんにとって、「結婚する」ことをもちろん目標とされているかもしれませんが、「結婚した後」の時間のほうがずっと長いです。

結婚したいがために、男性受けだけを気にするような服装や態度をとったりすることは大変危険です。他人からの評価や格好を気にしすぎて、結婚した後、偽りの夫婦(あるいは偽りの良い妻)を演じなければならなくなるかもしれません。

その結果、パートナーとの生活がギクシャクしたり、自分自身の精神的なバランスが崩れるなんてことも。

ビッチとは他人に作られるものではなく、あくまで自分自身が性を楽しむからこそ得られる女性像です。「ビッチになりたい」「結婚したい」を達成することが目標ではありません。

くれぐれも本当の目標を見失わないようにしましょう。

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田口桃子

GIRL'S CHプロデューサー。

2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。

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