下ネタばかりの男性は願い下げ!あり得ない男のSNSでの発言って?
※連載「となりのビッチちゃん」
このコラムは、性に対して前向きな女性をあえて「ビッチちゃん」と呼び肯定し、女性のライフスタイルの多様性を考えるコラムです。
SNSを通して、見ず知らずの人とも簡単につながることができるようになった現代。SNSをきっかけにして友達や恋人ができるというのはもちろん、結婚につながるという話まで聞くことがありますよね。
一方で、誰とでもすぐに親しくなれることから、相手との距離感を勘違いしがちという弱点も。
匿名だと思って書いた愚痴や悪口が本人に伝わっていた……。
誰も見ていないと思って企業の機密情報を漏洩してしまった……。
というようなトラブルになるということもあります。
そんなSNSでのコミュニケーションの問題点について、今回はビッチちゃん目線で考えてみたいと思います。
本人とは別人!?ネット上だけの“モテ男”キャラ
「SNSで口説くのと、面と向かって口説くのは全然違う。SNSでのやりとりでは遊び慣れててチャラい感じを出していた人が、実際に会ってみたら、会話するときに目も合わせられないような人だったということもありました。
ネット上だとコンプレックスとかが相手に見えないから、気が大きくなるのかな?私たち女性も自分のアイコン画像は盛った(加工、修正した)ものを使ったりしているので他人のことは言えませんが、アイコン画像と全く違う男性が来たときはガッカリしました」
そういうKちゃんは、マッチングアプリ等を利用する独身女性。
仕事が早く終わったときなど、近くにいる男性とアプリを通して連絡をとり、食事をしたりお酒を飲んだりするようです。
そんな彼女だけでなく、アプリを利用する女性から多く聞かれたNGワードがこちら。
“俺は遅くなってもいいよ”
“終電で○○(彼の家の最寄り駅など)来れば?”
あたかも男性側が気を遣っているように見せて、実際は時間が遅いことや終電がないことを理由に、直接家やホテルに誘って肉体関係を持とうとする手段。
「肉体関係をもつことが嫌だというわけではないけど、それにしても口説く労力を惜しみすぎ。さらにそれが透けて見えるのがなんか嫌なんですよね」
顔が見えないからって下ネタ言い放題!?
「気が大きくなるときう意味では、実際のキャラとSNS上のキャラが違うというだけじゃなくて、セクハラもひどくなるような気がする。
嫌な顔が見えないからか、こっちの気持ちを無視した下ネタを送ってきたり。笑えないし、会いたくなくなるだけ」
OさんはSNSやアプリを使って、相手と食事に行ったり、そのままホテルに行くということも。
彼女自身が食事より先の展開を匂わせるからか、相手からいきなり距離感を無視したエッチなメッセージが来ることも少なくないと言います。
「実際の会話だったら失礼だというのがわかるのに、なんでネット上だとわからないんだろう?それとも、SNSで会えるような女はすぐヤレる、軽い女だから何言ってもいいと思ってるのかな?」
“飲みもいいけど、○○ちゃんを食べちゃいたいな~”
“酒の肴は○○ちゃんのいやらしい姿かな”
など、会ってもいない人からギャグとも本気とも取りづらい下ネタ満載のメッセージが来て、返信に困らない人はいないのではないでしょうか。
SNSを通したコミュニケーションでは、相手の顔が見えないからこそ、さまざまなリスクが伴います。
今回は嫌な思いをした例をとりあげましたが、相手が悪意のある人だったら……ということもあります。
男女ともに、リアルでもネット上でも、お互いの意思を尊重したコミュニケーションをとるようにつとめるということがとても大切ですよね。
文・田口桃子
女性向け動画サイトGIRL’S CHプロデューサー。女性メディアDOKUJOで「となりのビッチちゃん」連載中。普段あまり取り上げられない女性の性についてのリアルを世に広めることで日本のタブーに挑戦している。
GIRL'S CHプロデューサー。
2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。
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