連載「となりのビッチちゃん」~第5回:不倫ビッチちゃん
前回は、既婚者ながらビッチ生活を楽しむ「陽のビッチ」をご紹介しましたが、今回ご紹介するのは「陰のビッチ」。
ビッチゆえに、結婚を目前としながらそれが叶わなかったという、アラサー女子の皆さんに特に知ってほしい例です。
不幸から抜け出せない……不倫を繰り返す“陰のビッチ”
名前:不倫ビッチちゃん
年齢:20代後半
前回書きましたが、パートナーがいながらビッチ生活を続ける人には、「陰のビッチ」と「陽のビッチ」がいるのではないかという仮説のもと、今回は「陰のビッチ」に属する不倫ビッチちゃんについて考えてみたいと思います。
「陰のビッチ」の特徴は、何かしらセックスに理由をつけるというところ。それが「楽しいから」「ヤリたいから」という一本筋が通っていたり、シンプルなわけではなく、様々な理由が存在するのです。
「もしかしたらそのうち私のことを好きになってくれるかもしれないから……」
「求められていると思うと安心するから……」
「相手に嫌われるのが怖くて……」
もしあなたが、そんな理由からビッチ生活を送っているとしたら、要注意です。
今回の不倫ビッチちゃんも、そんな理由からビッチ生活から抜けられない女性。彼女の場合、長年付き合っていた彼氏がいたにも関わらずビッチ生活に足を踏み入れたのが20代前半。不倫が原因でした。
結局その不倫が原因で、結婚の約束までしていた彼氏とも別れ、その後もなぜか不倫を繰り返すはめになってしまいます。
田口「ずっと付き合っていた彼氏と別れたのはなんで?」
不倫ビッチちゃん「二回目の不倫がバレて……その時にフラれました」
田口「二回目!?不倫してたのは一度じゃないんだ」
不倫ビッチちゃん「最初は23歳のときかな……取引先の男性と。もともと奥さんと子供がいるのは知ってたし、絶対に不倫なんて嫌だって思ってたんですが、それまで男性にちゃんと口説かれたことがなかったから、舞い上がっちゃってのめり込んじゃいました。
彼も離婚したいって言ってくれたし、私も彼と付き合いたいと思ったから、そのときの彼氏にバレてもいいやって思っていましたがやっぱりすぐバレて。
でも現実にはうまくいかなくて、その不倫の彼とは別れることに」
田口「当時の彼氏とは別れなかったんだ?」
不倫ビッチちゃん「そうなんです。自分が恋人に不倫や浮気されたときの態度って、2通りあるんですよね。恋人をすぐ見捨てるタイプと、絶対に別れないっていうタイプ。その後不倫を繰り返して、相手の男性の奥さんの立場を見てなんとなくわかりました。
ちなみに私の彼は後者でした。愛情というよりも、彼の意地だったんだと思います。さすがに二回目にしたときは呆れられましたけど(苦笑)」
田口「最初の不倫のあと、懲りたりはしなかったの?」
不倫ビッチちゃん「不思議なんですが……それからなぜか結婚してる人ばかりに声をかけられちゃうんです」
田口「惹きつけるものでもあるのかね?」
不倫ビッチちゃん「理由を聞いたことはありませんが……ただ、既婚者で声をかけてくる人は、彼らも不倫を繰り返してる気がします。だから私みたいに、不倫を繰り返す女を嗅ぎ分けるのが得意なのかも」
彼女が教えてくれた、結婚に必要な「覚悟」とは
不倫ビッチちゃんいわく、初めて彼氏ができてから、彼氏(不倫含む)が途切れたことがほとんどなかったそうです。不倫は幸せになれないとわかっていながらも、彼氏がいないということに耐えられないかもしれないという不安から、自分から別れを告げることができないのだとか。
驚いたことに、現在不倫をしているのは同時に4名。中には独身男性もいますが、その人にも彼女がいるそうです。
なぜそんなに増えたのかと聞くと、不倫は会える回数が決まっていて、ほとんどが月に1~2回だから、空いた時間を埋めるために自然と増えてしまったらしいです。
そうして不倫をしながらも、最初に書いた「もしかしたらそのうち私のことを好きになってくれるかもしれない」「求められていると思うと安心する」という思いから、不倫から抜けだせなくなってしまったようです。
ただ、厳しいことを言うと、彼女が男性に本気になってもらえないのは、彼女が誰にも本気になっていないからなのではないでしょうか。 「結婚したい」「真剣に恋愛したい」と思っている男性が、不倫をしていて、しかも複数の男性と関係を持っている女性を、恋愛対象にするでしょうか?
絶対にしませんよね。
彼女が結婚できない理由ははっきりとそこにあると思います。
どういう恋愛をしたいかによって、自分もそれにあわせた生き方をしなければいけません。ビッチとして生きたいのか、それとも結婚したいのか。その目的によって、付き合う相手や恋愛の仕方は変わってきます。
その目的のためには、“彼氏に頼らずひとりで生きる”時間を耐える覚悟も必要なのかもしれません。常に男をつなぎとめて誰かに依存しながら生きている姿よりは、自立した女性として魅力的な姿を見せたほうが、「そんな素敵な人を伴侶にしたい」という男性が寄ってくると思いますよ。
恋愛や結婚は、相手に依存することではありません。まずは自立して依存体質を治すことが、幸せな結婚生活につながる大きな一歩なのではないでしょうか。
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GIRL'S CHプロデューサー。
2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。
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