9月限定連載！「となりのヤリチンくん」～第1回：乱交ヤリチンくん

これまで性に積極的な女性である「ビッチちゃん」から、愛され、結婚できる女性になる方法を探ってきた本連載。

しかし、恋愛も結婚もひとりでできるわけではない！そこで9月はスピンオフ企画として、ビッチちゃんの男性版「となりのヤリチンくん」をお届けします。早速、男性からの「性」についての考えを探ってみましょう。

青春はすべてアングラに捧げた！乱交ヤリチンくん

名前：乱交ヤリチンくん
年齢：20代後半

前々回に、アブノーマルな性癖を持つビッチちゃんをご紹介しましたね。

普通の恋愛や愛のあるセックスより、セックスライフの充実を何よりも優先的に考える女性でした。

そんな彼女を通じて知り合ったのが、今回ご紹介する乱交ヤリチンくん。彼女のプレイ仲間ということで、複数プレイや、女性をイカせることを喜びとして感じるという性癖を持っているそうです。

20代後半で、普段は真面目な職業についている乱交くん。

学生時代はスポーツをやっていたそうで体格がよく、今でも趣味として続けているサッカーで真っ黒に日焼けをしていました。

田口「アブノーマルなことにハマりはじめて、長いの？」

乱交くん「もう6～7年ですかね。きっかけは学生の頃。仲の良い女友だちがハプバー（ハプニングバー）に行ってみたいって言ったので、自分も若かったし興味があったので、一緒に行ってみようということになったんです」

田口「普段はどんな感じでプレイとかしてるの？今もハプバーがメイン？」

乱交くん「いや、ハプバーって実は苦手なんですよね。年齢層とか客層が自分にちょっと合わないなっていうのと、女友だちが無理やりエッチなことされて嫌な気持ちになってるのを見るのはやっぱ嫌だし。
友だちじゃなくても、そういう場面を見てると気分が悪いですね。だから今は知り合いと少人数のプレイとかが多いです」

田口「少人数のプレイ？？友だちとってこと？」

乱交くん「いや、リアルな友だち……たとえば会社の人とか、古くからの友だちはこういうことをしてるっていうのを知りません。
だから、ハプバーとかプレイのつながりとかで出会った、信頼できる男性たちと一緒に、乱交を企画したり、複数プレイをしたりしてます。
男性側には、女性が嫌がることをしないとか、お互いのプライベートを詮索しないとか、ルールを設けてます。ほかには、ちゃんと女性を気持ちよくするためにテクニックを磨いて努力できる、とか。
参加女性のほうには特にルールを設けてないですね。女性を楽しませたいっていう集まりなんで。
プレイの内容は、複数プレイをしてみたいっていう女の子の頼みを受けて、3Pとか4Pとかしたり。あとは乱交とか」

田口「そういう女性はどこで見つけるの？」

乱交くん「SNSとかですね。彼女（＝アブノーマルビッチちゃん）ともTwitterの裏アカ（ここでは、普段のアカウントとは別に、エッチな出会いや交流を求めて運用するアカウントのこと）で知り合いました。同じようにアングラな活動をしてる人って、やっぱりそういうところで知り合うことが多いです。あとは一緒にプレイしてる男性の紹介とかですね」

意外！？乱交くんが「ノーマルセックス」にシフトするワケ

田口「普段のセックスはどうしてるの？」

乱交くん「これが普段のセックスですよ。彼女いないし、これが自分の性生活の全部です。でも、そろそろこの世界抜けようと思って」

田口「なんで？」

乱交くん「こんなプレイを6～7年やってきて、だいたいのことやり尽くしたっていうのもあるし、そろそろ結婚とかを考えたくて……真面目に恋愛がしたい。
自分は、彼女がいる期間は彼女一筋なんですよ。だから、前に彼女ができたときに一度すっぱりアブノーマルプレイはやめてました。別れて以来彼女作らずに今に至るんですけど。最近は周りの友人も結婚しだしたし、親からも結婚について聞かれるから、その辺は意識しますね」

田口「でも、ノーマルなセックスだけで物足りなくなったりしない？」

乱交くん「実際に彼女いた時期あったし、大丈夫だと思う。たぶんもう、こっちの世界には戻ってこないと思います」

承認欲求を満たすため……男の本能を教えてくれた彼

出だしはアブノーマルビッチちゃんと同じようなエピソードが続きましたが、最後は真逆の答えが返ってきた、乱交ヤリチンくん。

彼いわく、セックスをするときの一番の喜びは、相手の女性が喜んでくれること、だそうです。

女性が喜んでくれることで、自分が認められた気がする……つまり、彼のアブノーマルプレイは、承認欲求を満たすために行われていることだというのです。

それを前提に話を聞いてみると、

「ハプバーで女性が嫌な思いをしているのを見るのが嫌」

「女性をイカせることが好き」

ということは、彼自身が、女性に認めてほしいからそう思っている、というのがわかりますね。

ただこういった「承認欲求」は、男女問わず誰もが持っている価値観だと思います。

女性の場合は、「愛されたい」「かわいい（きれい）って言われたい」と誰しも思いますよね。

男性の場合、その多くは「出世したい」「仕事で成功したい」と、社会に認められたいという面が目立っているだけで、彼の場合はそれが「女性に受け入れられたい」という方向性に働き、その結果「女性に気持ちいいと思ってもらいたい」という形をとって、アブノーマルな性生活を送ることになったのだと思います。

あなたの現在の、または将来の彼氏・結婚相手についても、これは同じことが言えると思います。

人間は誰しも承認欲求があります。

仕事でのポジション、年収、趣味、いろんなところで、彼はそれを満たそうとするでしょう。

でも、たとえばデートの時間を作ってくれないというとき、相手が仕事をすることで承認欲求を満たしているような状態であれば、仕事が忙しいということを責めるべきではないのです。それは相手の承認欲求を否定すること、つまり、相手の存在を否定することになってしまうからです。

もしあなたが、心の底から「一緒にいたい」「結婚したい」と思う相手なら、相手がどこで承認欲求を満たしているかを見極める必要があると思います。

もし、あなたの彼氏や夫が、セックスで承認欲求を満たしていた場合。

今回の乱交ヤリチンくんのように、彼女一筋と言い切れる彼の過去を許せるかどうかが重要。

そこはあなたの器の大きさにかかっているような気がします。

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