未婚も既婚も「レス」に悩んでる!女スイッチを再び入れるにはどうする?
最近もっぱら話題になっている「セックスレス」。既婚女性も未婚女性も、現在進行系で悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回はそんな“ご無沙汰状態”になりながらも、なんとか前向きに“自分の性”をとらえようと奮闘するビッチちゃんのお話です。
「私、まだ“女”よね?」ご無沙汰ビッチちゃん
<プロフィール>
名前:ご無沙汰ビッチちゃん
年齢:40歳前後
ご無沙汰ビッチちゃんは、現在5歳になるお子さんを育てながらも、起業をしてバリバリ働くママさん。いつも忙しそうに、パワフルに働く魅力的な女性です。
こういう書き方をすると、美魔女風のキャリアウーマンを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらかというと正反対で、親しみのある「かわいい肝っ玉かあさん」というような雰囲気の女性です。そして、旦那さんのことも大好きで、とても幸せな家庭。
……ですが、彼女たち夫婦はもう何年も「ご無沙汰」なのだそうです。
田口「いつからしていないのですか?」
ご無沙汰「子供が生まれてからですね。セックスレスって本当にいろんな理由を聞きます。女性のほうから『もうしたくない!』と思ったとか、夫が『妻のことを女と見れなくなったから』とか。うちはそのどちらでもなくて、子育てをしていたらあっという間に5年が経ってしまったんです。仕事も楽しくて、全然そのことを悩んでもいなかったの」
田口「でも、今は夫婦の営みがないことを気にしているわけですよね?何かきっかけでもあったんですか?」
ご無沙汰「きっかけは、本当にある日突然やってきたんです。私がやっている仕事は、海外の女性と出会う機会が多くて。彼女たちって本当、女であることを謳歌してる。それは過剰にセクシーであるとか、男遊びをいっぱいしてるとかじゃなくて、とにかく“女”という人生を楽しんでいるって感じだったの。
それを見て衝撃を受けて。私、しばらく“女”楽しんでなくない!?と急に焦って(笑)そこからもっと女を楽しむ自分になりたい!って思ったの。
まずは、女としての生き方とか、服装とか、自分の女の魅力ってどのあたりなんだろうとかそういうところから考えていったんだけど、そこでやっと気づいたんだよね、『あ、5年もしてない!』って」
田口「なるほど。そこから夫婦の問題を考えるようになったと。具体的になにか対策をしたりしてるんですか?」
ご無沙汰「いざ、してみよう!って思ったところで、相手をどうしようって……。相手って夫じゃん、夫と今そういう雰囲気になれる……!?というのをすごく悩みました。だって随分長いことそういうことしてないし。私から誘うにしても、どうすれば?
それより何より恥ずかしい。でも長い間そういうことをしてないことに気づいてしまったら、同時に自分の欲求にも気づいてしまって。とにかく性に関することが気になってしまって……時間があるとネットでいろいろと調べてしまいます」
あなたの“女”スイッチは?自分の性に向き合うことを教えてくれた彼女
“女”を忘れていたことに気づいた、ご無沙汰ビッチちゃん。もっとときめきたい!刺激がほしいけれど、どうやって……?という疑問は、夫婦関係がうまくいっていない方に共通するお悩みなのではないでしょうか。
一緒に暮らすことでスキンシップのきっかけがわからなくなってしまったり、いつもと違う自分を見せる・見られることが急激に恥ずかしくなってしまったり。相手に引かれて傷つくのでは……?という不安もありますよね。
しかし、そこで悩んでばかりではないのが、今回のご無沙汰ビッチちゃんのすごいところ。彼女は、どうしたら夜の営みを再開できるのか?自分の求めるものは何か?にとことん向き合い、行動を起こします。
たとえば、ハプニングバーに行きお酒を飲んでみたり(そのときはハプニングは起こらず、そこにいた人と会話をするだけだったようですが)、成人映画を観たり、風俗関係の書物を読み漁ったり……。とにかく自分の性とは何か?について、色々な角度から考えていました。
そんなあるとき、人妻と知りながらも彼女を口説いてきた男性がいたそうです。
彼女としては、人妻であることで遠慮していたし、しばらく“していない”という不安もあったのですが、その男性が彼女のことを“女”として見てくれて口説いてくれたことに気づき、勇気を出してホテルに行ったそうです。
結果としては、あまりに久しぶりの行為を体が受け入れられず、最後までできなかったそうですが、彼女の感想は意外なものでした。
「できなかったけど、これで夫ともできるかもしれないって思った!」
“未遂”によって、むしろ自分が“女”であるという自信を持ったのだそうです。
「今までどうやったら夫を誘えるのか。どうやって夫の前で“女”になるのか。様々な不安があったのですが、この一件で、夫の前に“女の自分をさらけ出す”ということができるかも…と心が大きく一歩前進した」と話していました。
まだ彼女から「夫と夫婦の営みを再開できた」という連絡は受けていませんが、「スキンシップが増えた」「夫からカワイイと言われるようになった」「3年ぶりにほっぺにチュウされた」という素敵な報告を耳にするようになりました。
日々、前向きに行動しているビッチちゃんの姿には、見習うべきところがたくさんありますよね。
今回、彼女が試みた、「口説いてきた男性とホテルに行く」というのはかなりの荒業ですが、飲み会で男性に口説かせる、口説かせるような服装やしぐさをしてみる、というようなことで、自分の“女”スイッチをONにするなど、応用できる部分もあるように思います。
今回は、夜の営みはご無沙汰ながらも自分の性を十分に楽しみ、ポジティブに捉えるビッチちゃんの鑑のような女性を紹介しました。あなたも自分の“女”像に、今一度向き合ってみてはいかが?
文・田口桃子
女性向け動画サイトGIRL’S CHプロデューサー。女性メディアDOKUJOで「となりのビッチちゃん」連載中。性に対して前向きな女性を「ビッチちゃん」と呼び、普段あまり取り上げられない彼女たちのライフスタイルを世に広めることで日本のタブーに挑戦している。「となりのビッチちゃん Vol.1 – 女性向け動画サイトプロデューサーが語る、女子の最新「夜事情」とは?」
GIRL'S CHプロデューサー。
2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。
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