4股女子に学ぶ! 不倫体質が結婚できない恐ろしい理由
前回は、既婚者ながら自由奔放な恋愛を楽しむ「陽のビッチ」をご紹介しましたが、今回ご紹介するのは「陰のビッチ」。
不倫にドハマりしてしまったゆえに、結婚を目前としながらそれが叶わなかったという、アラサー女子の皆さんに特に知ってほしい例です。
不幸から抜け出せない…不倫を繰り返す“陰のビッチ”
前回も書きましたが、パートナーがいながら自由な恋愛を続ける人には、「陰のビッチ」と「陽のビッチ」がいるのではないかという仮説のもと、今回は「陰のビッチ」に属する不倫女子について考えてみたいと思います。
「陰のビッチ」の特徴は、何かしら体の関係に理由をつけるというところ。それが「楽しいから」「欲求が抑えられないから」という一本筋が通っていたり、シンプルなわけではなく、様々な理由が存在するのです。
「もしかしたらそのうち私のことを好きになってくれるかもしれないから……」 「求められていると思うと安心するから……」 「相手に嫌われるのが怖くて……」 もしあなたが、そんな理由から不倫をしているとしたら、要注意です。
不倫体質から抜け出せず結婚を逃した、不倫ビッチちゃん
今回取材をした女子も、同じような理由で不幸な生活から抜けられないタイプの女性。
彼女の場合、長年付き合っていた彼氏がいたにも関わらず、20代前半で不倫に足を踏み入れました。 結局それが原因で、結婚の約束までしていた彼氏と破局。その後もなぜか不倫を繰り返すはめになってしまいます。
<プロフィール>
名前:不倫ビッチちゃん
年齢:20代後半
田口「ずっと付き合っていた彼氏と別れたのはなんで?」
不倫ビッチちゃん(以下・不倫)「二回目の不倫がバレて……その時にフラれました」
田口「二回目!?不倫してたのは一度じゃないんだ」
不倫「最初は23歳のときかな……取引先の男性と。もともと奥さんと子供がいるのは知ってたし、絶対に不倫なんて嫌だって思ってたんですが、それまで男性にちゃんと口説かれたことがなかったから、舞い上がっちゃってのめり込んじゃいました。
彼も『離婚したい』って言ってくれたし、私も彼と付き合いたいと思ったから、そのときの彼氏にバレてもいいやって思っていましたがやっぱりすぐバレて。でも現実にはうまくいかなくて、その不倫の彼とは別れることに」
田口「当時の彼氏とは別れなかったんだ?」
不倫「そうなんです。不倫を繰り返す中で、相手の男性の奥さんの立場を見て学んだのですが、恋人や配偶者に不倫や浮気されたときの態度って、『恋人をすぐ見捨てるタイプ』と『絶対に別れないタイプ』の2通りに別れるんですよね。
私の彼は、後者でした。愛情というよりも、彼の意地だったんだと思います。さすがに二回目にしたときは呆れられましたけど(苦笑)」
田口「最初の不倫の後、懲りたりはしなかったの?」
不倫「不思議なんですが……それからなぜか結婚してる人ばかりに声をかけられちゃうんです」
田口「惹きつけるものでもあるのかね?」
不倫「理由を聞いたことはありませんが……ただ、既婚者で声をかけてくる人は、彼らも不倫を繰り返してる気がします。だから私みたいに、不倫を繰り返す女を嗅ぎ分けるのが得意なのかも」
彼女が結婚できない本当の理由とは
不倫ビッチちゃんいわく、初めて彼氏ができてから、彼氏(不倫含む)が途切れたことがほとんどなかったそうです。
不倫は幸せになれないとわかっていながらも、「彼氏がいないことに耐えられないかもしれない」という不安から、自分から別れを告げることができないのだとか。
驚いたことに、現在不倫をしているのは同時に4名。中には独身男性もいますが、その人にも彼女がいるそうです。
なぜそんなに増えたのかと聞くと、不倫は会える回数が決まっていて、ほとんどが月に1~2回程度。空いた時間を埋めるために自然と増えてしまったと言います。
頭では「不毛な恋愛」と分かっていても、冒頭でお話しした「もしかしたらそのうち私のことを好きになってくれるかもしれない」「求められていると思うと安心する」という思いから、不倫から抜けだせなくなってしまったようです。
ただ、厳しいことを言うと、彼女が男性に本気になってもらえないのは、彼女が誰に対しても本気になっていないからなのではないでしょうか。
「結婚したい」「真剣に恋愛したい」と思っている男性が、不倫をしていて、しかも複数の男性と関係を持っている女性を、恋愛対象にするでしょうか? ……絶対にしませんよね。
彼女が結婚できない理由は、はっきりとそこにあると思います。
目的によって恋愛の仕方を変えよう
ビッチとして生きたいのか、それとも結婚したいのか。どういう恋愛をしたいかによって、自分もそれにあわせた生き方をしなければいけません。その目的によって、付き合う相手や恋愛の仕方は変わってきます。
またその目的のためには、“彼氏に頼らずひとりで生きる”時間を耐える覚悟も必要なのかもしれません。常に男をつなぎとめて誰かに依存しながら生きている姿よりは、自立した女性として魅力的な姿を見せたほうが、「そんな素敵な人を伴侶にしたい」という男性が寄ってくると思いますよ。
恋愛や結婚は、相手に依存することではありません。まずは自立して依存体質を治すことが、幸せな結婚生活につながる大きな一歩なのではないでしょうか。
文・田口桃子
女性向け動画サイトGIRL’S CHプロデューサー。女性メディアDOKUJOで「となりのビッチちゃん」連載中。性に対して前向きな女性を「ビッチちゃん」と呼び、普段あまり取り上げられない彼女たちのライフスタイルを世に広めることで日本のタブーに挑戦している。「となりのビッチちゃん Vol.1 – 女性向け動画サイトプロデューサーが語る、女子の最新「夜事情」とは?」
GIRL'S CHプロデューサー。
2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。
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