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30過ぎで経験人数300人超え…アラサー既女がヤリまくる理由とは?

「女性を楽しみ積極的に生きる女性になるには?」そんな女性に対して、敬意を込めて「ビッチちゃん」という愛称で呼び、これまで出会ったビッチちゃんから、そのヒントを学んでいきたいと思います。

まず今回紹介するビッチちゃんは、たくさん出会ってきた中で、ある意味最も強烈な印象を残したビッチちゃんです。

ノルマあり!?営業マン的ビッチちゃん

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名前:経験人数ビッチちゃん
年齢:30代前半

私が彼女と出会ったのは、かれこれ10年以上前です。同世代で同じ趣味もあり、すぐに意気投合した私達は、よく飲みに行ったり遊びに行ったりする関係になりました。

しかし、付き合いも2年くらいたったころでしょうか。ある日、彼女が共通の知人と関係を持っているという噂が……。しかもそれもひとりやふたりではなかった

当時まだ私も性的な話題に免疫がなく、しかも彼女には当時付き合っている彼氏がいることも知っていたので、「彼氏がいるのに他の男性と関係を持つなんて……!」と彼女のことを軽蔑したのを覚えています。

そして居酒屋に呼び出し噂の真相を確かめると、彼女はあっさり、 「あー、うん、ヤったよー」 と答えてくれました。 まさに拍子抜けです。

そんな感じだったので気まずくはならず、むしろ彼女と腹を割って話すことができました。

田口「なんで彼氏がいるのにそんなことするの?」

ビッチちゃん「やっぱりそういうことに興味があるからだよねー」

田口「彼氏とじゃだめなの?」

ビッチちゃん「なんか、ヤル前とヤった後で人って変わるじゃん。それでこの人どういうふうになるんだろうっていうのを知りたいよね。あとは単純に、彼氏より気持ちいい人がいるんじゃないかと思って」

田口「彼氏とは別れないの?」

ビッチちゃん「別れないよー!だって彼氏は特別だもん。戻る港があるから、他の男のところにいけるんだよ」

なんだか、わかるようなわからないような彼女なりの理論を繰り広げてくれましたが、このあとビッチちゃんは本命の彼氏と結婚しました。

そして驚くことに、彼女は付き合っているときも結婚したあとも、この性生活をキープしていたのです。

レギュラーで会っている男性ももちろんいましたが、月に新規開拓の目標を決めて性行為していたことも。彼氏が旅行や出張でいないときは朝から晩までダブルヘッダー・トリプルヘッダーそれ以上とこなし、着実に人数アップしていきました。 さながら営業マンのようです。

そんな彼女とは今も付き合いが続いています。出会った当時はまだ両手で数えられる程度だった彼女の経験人数も、先日300人に到達したと聞きました。人数を数えて名前をメモしているというのだから驚きです。

どうして旦那にバレないのか、はたまた実は旦那はすべて気づいているのかは、未だに謎です……。

最初は知人と関係を持っていることに驚いていた私でしたが、気づいたら共通の知人はほとんど彼女と関係を持っていたので、もはや清々しいです。

さすが経験人数3ケタだけに、性の楽しみ方も豊富!

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彼女のような性の楽しみ方は、世間的にはいわゆる「ヤリマン」に分類されるタイプの女性で、本人もそれを自覚しているようです。流されてしてしまうのではなく、自ら進んでしにいくのですから。

最初は「彼氏に対する裏切り行為をしている!」という一面でしか見れなかった私でしたが、彼女との出会いにより、それは一面的な見方だったなぁということに気付かされました。

こういう仕事をしているのに意外だと思われるかもしれませんでしたが、私はずっと、「結婚したら同じ人と添い遂げるのが当たり前」となんの疑いもなく思っていたんですね。実際に自分もそれまではそうして生きてきました。

でも、なんの疑いもなくそれを信じていたのはなぜなんだろう?
それって、理由があるわけじゃなく、「なんとなくそうすべき」だと思って、信じていただけじゃないの?

そんなことに気づかされ、その途端、自分の価値観が一気に崩れました。

もちろん、彼女のしていることは褒められることではない不貞行為を含んでいます。旦那から見たらひどいことをしていますもんね。 でも女性主体で見たら、これほど自分の欲望に忠実に生きている人はなかなかいないですよ。

もし「イケナイ恋愛」や「不道徳な行為」に悩んでいる女性がいたら、必要以上に自分を責めなくてもいいのになって思います。本当にそれが、貴女自身のしたい恋愛だったら、自分を認めてあげることも幸せに生きるひとつの手段かもしれません。

全面肯定できるわけではありませんが、そんな彼女の影響で性に対して多面的に考えられるようになったと思うと、私にとっては貴重な出会いだったと思っています。

こうして成人女性向け動画サイトを運営するにあたって、女性の生き方や、女性が性に対してどう向き合っていくのがいいのかということを考えるときに、自己主張だけでは成り立たないですから。

ちなみに、よくサイトの動画は自分の好みで選んで配信してると思われがちですが……実際はスタッフの好みとはかけ離れたものも多かったりします。ユーザーの皆様のお声を拾って、そこから広げて……という感じで作っています。そういう部分でも、多面的な見方って必要かもしれませんね。

ただ、彼女ほど性に奔放に生きていながら、うまく結婚できて、さらに結婚生活がうまくいく例というのは相当なレアケースだと思いますので、真似されませんよう……。

文・田口桃子
女性向け動画サイト「GIRL’S CH」プロデューサー。女性メディアDOKUJOで「となりのビッチちゃん」連載中。性に対して前向きな女性を「ビッチちゃん」と呼び、普段あまり取り上げられない彼女たちのライフスタイルを世に広めることで日本のタブーに挑戦している。「となりのビッチちゃん Vol.1 – 女性向け動画サイトプロデューサーが語る、女子の最新「夜事情」とは?」 

田口桃子

GIRL'S CHプロデューサー。

2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。

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