バレンタインデーに元彼に「義理チョコ」を渡すのってアリ？

職場恋愛・友人から恋愛に発展した場合、職場や一緒に遊んでいる友人関係のコミュニティが一緒だと、元彼と同席する時は気を使ってめんどくさいですよね。特にバレンタイン時期になると、本命だった頃はウキウキだったのに、別れるとさて、義理チョコを他の人にも渡している中、元彼だけハブにするのも大人気ない気もするし。

今回は女子OLさんのSさん（北海道出身・32歳）、Hさん（東京都出身・39歳）、Yさん（長野出身・27歳）3人にご協力いただき、「元彼に義理チョコはアリかなしか などを伺いました。

元彼に義理チョコを渡したシチュエーションは？

Sさん「スノボ仲間と旅行で行くことになり、その中に元彼も。バレンタイン間近だったので女友だち全員から、男友だちへの形で渡しました」

Hさん「職場で同じ部署なので、恒例になってる義理チョコを渡しました。」

Yさん「Hさんと同じく、社内に元彼がいて。でも、うちはなぜか義理チョコは手作りみたいな風潮があって、困ったなーと思いました。」

本命チョコと義理チョコ、どうやって差をつけた？

Sさん「本命は手作り、義理は買ったもの、ですかね。本命時はラッピングも凝って、メッセージカードも必ず添えてました。手間と時間をかけた本命チョコなのに対し、義理チョコはお店でラッピングされたまんま渡しました。」

Hさん「値段と労力のかけ方を変えるしかないと思いますねー。本命の時は伊勢丹のスイーツ売り場であちこち試食して、選び抜いたチョコとちょっとしたプレゼントもあげましたけど、義理になったらプレゼントはもちろんなし！」

Yさん「本命のときは手作りも材料選びから気合入ってたけど、別れた後の職場義理チョコはただ型に流し込んで、大量生産したものを渡しましたよ。」

本命と義理チョコ、価格差はどのくらい？

Sさん「本命のときはチョコ材料と、ラッピング、メッセージカード代で2000円くらい。今回は女子一人500円ずつ出してチョコ買いましたけど、私たちが食べたいチョコを買って、行く道中、車の中で一緒に食べちゃいました。」

Hさん「チョコ以外のプレゼント代が結構いってたから本命時は5000円くらいだったけど、義理チョコは同じ部署の女子と合同で一人500円ずつを集めて、男性社員10人分のチョコ買いました。」

Yさん「んー、手作りのときは2000円くらい？ですかね。義理になったら原価多分200円？10分の1のコストダウンですね！」

義理チョコを渡すのってやっぱり複雑な気持ち？

Sさん「義理チョコでなく『友チョコ』って今回は言ってましたね、そういえば。友だちの輪の中で渡したから勘違いは発生しなかったと思います。別れたら二人っきりにならないけど、だれも友だちがいない状況で義理チョコを渡すのはやっぱり、ないかなー。」

Hさん「本命の時はしっかり自分の思いも伝えながら渡していたんです。今思うとかなり恥ずかしいですが。バレンタインの数日前に別れたので、かなり気まずく義理チョコをデスクに置きました。そのあと、LINEがきて『今年は一緒のバレンタイン過ごせないのかな……今日もらった義理チョコ食べるよ。』ってメッセージがきて、複雑な心境。」

Yさん「今回は一応、会社内のイベントでも毎回あるので空気読んでやりましたけど、めんどくさーい！のが本音ですね。それでいて、ホワイトデーは男性社員から今時キャンディー詰め合わせみたいのが、ラウンジにどーんて置かれてご自由にどうぞ、ってなるんですよ。意味わかんない！女子は義理でも多少お金かかるのに、男性は義理ホワイトデー？はすっごい安くて羨ましいですよ。」

ぶっちゃけ、元彼にチョコレートをあげるのは面倒くさい

本命と義理との差はチョコを選ぶ時間・作る時間が一つありますよね。自分の時間を割いてでも、好きな人のために選ぶ至福の時間。それが義理になった途端、予算と照らし合わせて見栄えがほどほどに良いチョコを選ぶだけの業務的苦痛になるのが差ではないでしょうか。

ちなみに「勘違いする元彼がいたら100円チョコ渡せば絶対勘違いされないようね。」 という手厳しい意見も飛び交いました。そのくらい元彼に義理チョコなんてめんどくさい。

筆者が思うに、せめて会社での義理チョコ制度、やめませんかね？ 社内恋愛族は、義理チョコを渡す羽目になる可能性があることも想定してなんて付き合わないはずです。もしかしたら同僚のあの子、この子。社内で渡す義理チョコを能面のような無表情で渡していたら、本命から義理チョコ転換のめんどくさいタイミングだったのかもしれません。