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ホリエモンに宮根、GACKT……500人に聞く、「僕」と呼ぶ男性はどんな印象をもっていますか?

自分のことを「僕」という男性は、どのような心理であえて使っているのでしょうか。そんな素朴な疑問から、ある調査をしてみました。それは、「僕と自分のことを言う男性に、どのような印象を抱きますか?」というもの。

自分のことは自分ではなかなか分からないもの。ですから、他人からの印象を調査です。ここから「僕」を使う男性の心理を探っていこうという狙いです。

男性の代表的一人称「俺」でなく、あえて「僕」を貫き通す人にこそ読んでいただきたい記事です。

「僕」という人の心理が知りたい!という思いから調査は始まった

筆者の周囲には、意外と一人称が「僕」という男性は多いんです。まず父。そして叔父です。友人にも数人います。全員が浮世離れした人物で、いわゆる「不思議ちゃん」です。何を考えているか分からない。

彼らになぜ一人称が「僕」なのかを尋ねても、「これが一番しっくりくるから」という回答しかありません。いわれてみればそうですね。一人称をわざわざ設定している人は稀ですから。自然と口から出てくるものが、一人称でしょう。

でも、この「不思議ちゃん」たちが何を考え、どのような心理で「僕」と使っているのかが知りたいのです。そこで、アンケートを実施しました。そのアンケートは「僕」と使っている本人たちが回答するものではありません。周囲からの印象です。

 人間は案外周囲の人間からの印象に左右されるもの。期待される自分になろうとする心理を、教育心理学では「ピグマリオン効果」といいます。裏を返せば、「こう思ってほしい」とも心の底で演出しているといえるのです。

ちなみに、とあるアンケートで男性の一人称を調査したところ、約60%が「俺」でした。「僕」は約20%です。

調査結果

アンケート掲示板『anke』で9月19日からアンケートを実施。10月19日の時点で532票の投票がありました。


  自分を「僕」と呼ぶ成人男性はどのような印象ですか?

    ・甘えん坊 153票
    ・気弱 138票
    ・美意識が高い 69票
    ・レディーファースト 59票
    ・プライドが高い 54票
    ・我が強い 39票
    ・世間知らず 20票

    調査日:20/09/19
    調査対象:ankeユーザー
    有効回答数:532票
    引用元:https://anke.jp/111553.html

「僕」という一人称は子供も多く使用するところから、一番多い回答は28.5%の「甘えん坊」でした。次に25.7%「気弱」、12.8%の「美意識が高い」に続きます。

でも、本当に一人称が「僕」の人は甘えん坊なのでしょうか。その答えは……。

そう言えば、ホリエモンの一人称は「僕」だったはず……

 一人称が「僕」の成人男性の印象で一番多いのは「甘えん坊」でした。が、皆さんご存知のホリエモンの一人称も「僕」なのです。

自分で道を切り拓きまくりの、あのホリエモンです。今や炎上王ともいえるほど我を貫き、甘えなどどこ吹く風といった人物です。

ホリエモンは多くの人の「僕」を一人称に使う男性の印象から遠く離れているように思えますが、「anke」のコメント欄にしっくりくるコメントを発見。

    25 : レモンメロンパンさん ID:54226気弱 20/10/09(金) 15:05

    気弱というか、優男な感じがします。
    個人的にはボクよりオレの方が好きです。

    26 : 匿名さん ID:54280我が強い 20/10/09(金) 17:25

    >>25

    全く逆です。むしろ、大人になっても僕と人前で呼ぶ奴は我が強くないと言えないはず。   

    田原総一朗に小倉智昭、宮根誠司、ホリエモン、イチロー。
    古くは大橋巨泉とか。

    これ以上の反論あれば教えてくれ。

言われてみればそのとおり。「甘え」とは何かを考察すると、行き着く先は「我を通す」。

ですから、「甘えん坊」に見える人は、それをすれば「我が通る」と深層心理で理解しているからこそ、そうしている。なるほど。

僕という人を観察してみて


普段何気なく使っている一人称。なにを使っているかで、自分をどう演出したいかが分かるのなら面白いですね。気になるあの人の一人称も観察してみると、どう思われたいかが分かるかも知れません。

あなたは、自分の一人称はなんでしょうか?使っている一人称で印象が変わっているかも知れませんよ。

今回のアンケート結果はこちら

自分を「僕」と呼ぶ成人男性はどのような印象ですか?

ふじかわ陽子
ふじかわ陽子

恋愛コンサルタント・コンテンツライター/広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。心理学を用いた人間関係の構築と修復を得意とする。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。(株)文藝春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。ふじかわ陽子公式twitter

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