恋愛カウンセラーがお悩みに答える【恋愛の処方箋】〜彼女に冷めてきた男の本音〜
こんにちは、恋愛カウンセラーの田端裕司です。
私のところに寄せられたご相談に、これまでのカウンセリングの経験からアドバイスできることをお答えしていきます。
今回のお悩みはこちらです。
私は恋愛経験が少なく、すぐ相手に夢中になってしまうのが悩みです。
最初は男性から誘ってもらっていても、私が夢中になると相手に冷められることが多く、こんな自分が嫌になりますが、どうしていいかわかりません。
男性に飽きられないコツってありますか?
こんにちは。恋愛カウンセラーの田端裕司です。今回、上記のようなご質問をいただきました。男性の視点で、このご質問にお答えします。
恋愛の基本
追いかける恋はうまくいかないとか、
追いかけてもらう恋愛のほうが、幸せになれるという人もいれば、
逆に、追いかける恋愛のほうが楽しい、追いかけてくる男は、ろくな人がいないという人もいます。
実際のところ、追いかけたら、どうなるのでしょう。
人は、動物です。動物は、追いかけられたら逃げますよね。
だから、人も同じです。追いかけられたら、逃げたくなるんです。
「いやいや、そんなことありません、現実に、追いかけてきてくれた人と付き合っています」という人もいるでしょう。
もちろん、いろんなケースがあるので、100%ではありません。
けれど、一般論として、追えば逃げたくなるんだということを、頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
男性が好きな女性
高嶺の花という言葉をご存知でしょうか?
簡単に言えば、遠くからみるだけで手のとどかない憧れの女性のことです。憧れというと聞こえはいいですが、憧れは憧れであって、恋愛対象ではありません。
言い方を変えれば、男性は、自分が手が届かないと感じる女性には、興味を持てないということです。
AKBというアイドルグループをご存知ですよね?
AKBのコンセプトは、会いに行けるアイドルです。
AKBは、オーディションで、学校のクラスにいそうな女性を選んでいます。
そして、専用劇場を持ち、そこに行けば、会えるのです。
だから、アイドルに興味がある人たちは、過去のアイドルと比べて距離が近いと感じたんです。
結果、たくさんのファンがついて、大人気グループになりました。
何が言いたいかと言えば、男性は、ちょっと頑張れば手が届く女性が好きなんです。
誰もが憧れるけれど、距離が遠い女性が好きなわけではありません。
釣った魚に餌をやらない
個人差がありますが、男性は、基本的に釣った魚には餌をやりたがりません。
手に入ったと思ってしまった女性には、油断してしまうのです。
それって、怠慢じゃないのとか、
彼氏になったら大事にしてくれるのが、当たり前なのでは?
と思うかもしれません。
けれど、男性の性質上、それは仕方ありません。
だから、遠すぎず、近過ぎない、適切な距離感をキープする必要があるのです。
適切な距離感
「なんとなく田端さんが伝えたいことは、分かるのですが、適切な距離感とは、どんなものなんですか?」と思いますよね。
以下の2つのものが合わさったものと考えてください。
1つ目は、「私は、彼に嫌なことをされたら、いつでも離れる気がありますよ」ということです。
男性の中には、女性が何でもしてくれたり、何でも自分のいうことをきいてくれたりすると、勘違いする人がいます。
簡単に言えば、ダメンズになるんです。
だから、彼があなたにとって、嫌なことをしたり、リスペクトのない言動をとったときには、離れるよ、という雰囲気を漂わせておかなくてはならないのです。
2つ目は、「2人のときは、もちろん幸せ、でも、1人でも楽しく過ごせる」という気持ちを持つことです。
女性は、どうしてもパートナー中心です。
つまり、いつも一緒にいたい、つながっていたいと思いがちです。
だから、連絡がないと寂しいですし、近くにいるとついつい尽くしてしまいます。
けれど、男性は、マメな男はそんなにいないです。また尽くすということで、自分を制限されると、不自由になって逃げ出したくなります。
いわゆる重い女は、苦手ですから。だから、寄りかかり過ぎないことが大事なんです。
この2つを意識してください。自然に適切な距離感ができます。
では、お悩みに回答していきます。
夢中になってしまったら、冷められる理由
相手から、グイグイ、アプローチされたとしても、相手にその気になったときスイッチが入るんです。
たいていは、カラダの関係を持った後なんですが。
そこから、彼は大好きな人だから尽くさなきゃとか、大切にしなきゃとという彼に夢中モードになります。
けれど男性は、そういった女性の様子を見て、手に入った感を感じてしまいます。
前述したとおり、男性は、釣った魚にはさほど興味は持てません。
だから、あなたが夢中になった時点から、冷めて始めてしまうんです。
自分が嫌になって落ち込んでしまったとき
ご相談者さんは、恋愛がうまくいかなくて自分が嫌になると自己嫌悪をされています。
けれど、誰しも通る道だと思ってください。
その証拠に、有名なイケメンや美人の芸能人でも、破局したとかケンカしたと、ゴシップを賑わせています。
学校で、男と女の心理について教えているわけでもありません。
だから、失敗しながら、男心について学んでいくしかありません。
自分のために、実践的な恋愛の授業を受けていると思うくらいでちょうどいいです。
失恋の痛手が癒えてきたら、この失敗で、学んだことはなんだろうか? と考えてみてください。
それが大事です。それがなければ、また同じ失敗を繰り返してしまいます。
振られることは、確かに、苦しいです。
けれど、新しくもっといい人に出会うチャンスでもあります。過去を振り返ることは大切ですが、前も向きましょう。
男性に飽きられないコツ
まずは、適切な距離感をキープすることを考えましょう。
意識することは、前述した2つです。
1人でも楽しく過ごせる、
嫌なことがあったらさっと離れる勇気を持つということです。
言い方を変えれば、良い意味で自分中心に生きるということです。
意識する2つのことは、相手ありき、相手中心の行動にならないようにするためだからです。
女性は、どうしてもパートナー中心になりがちです。だから、忘れないようにしてください。
「彼しか私にはいない」という幻想を捨ててください。
彼以外にも男はたくさんいる。まだ出会ってないだけ、
くらいの気持ちがあるとゆとりが生まれて楽になれます。
参考になれば、嬉しいです。
カップルカウンセラー。男女関係の世界的権威・ジョングレイ博士に師事。「悩みを聞くのが、自分の原点」と考え、女性の恋愛相談が評判になり、多くのメディアで活動。田端裕司公式twitter
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