【恋愛の処方箋】都市と地方で恋愛観って違うの?環境による恋愛の違いを恋愛カウンセラーが解説
「地元の友達はもう結婚しちゃって子どももいて、落ち着いちゃってます」
地方出身で東京在住の友人がよくこんなことを言います。
「この間東京の友達と遊んで思ったんだけど、東京だったら独身でも大丈夫だよね。でも、こっちじゃ絶対に肩身が狭い」
逆に、地方の人たちからはこんな意見が多く聞かれます。
今回は、恋愛カウンセラーの視点で、大都市、主に東京の恋愛と地方の恋愛の違いについて見ていこうと思います。
ライフスタイルの違いは恋愛にも大きな影響を与えますが、まずはどこが違うのかみていきましょう。
Contents
東京のライフスタイル
・とにかく便利
電車、地下鉄、バスが網の目のように張り巡られていて便利です。
つまり、それだけ大勢の人が生活しているということ。だから、必然的にお店も多くなります。選ぶ選択肢があって楽しいですし、いたるところにお店があるのですぐに何でも買えます。
・効率重視
人がたくさん生活していれば物価が上がり、必然的に何をするにもお金がたくさんかかりますし、あらゆることにスピード感が大切になります。
そのためなるべく効率的に物事を進めることを考えようとします。
・夜が長い
新宿駅や渋谷駅など世界的に有名な観光地でもある大きな駅の周辺では、終電間近の24時前後でもたくさんの人が。
深夜はもちろん朝まで営業している店も多いですし、電車も遅くまで走っています。終電を逃しても、タクシーがバンバン走っています。
つまり、その気になれば、いつまででも遊べるのです。
・物価が高い
都内ではものすごいお金持ちから、庶民まで幅広い層が一緒に生活していますが、基本的に地方よりも家賃や物価が高いので、もちろんお金はたくさんあるほうが生活しやすいです。
地方のライフスタイル
・車社会
大都市ほど交通網が発達していないので、どこに行くにでも車が便利です。
働き始めると、まず最初にみんな車を所有しようとします。
・時間がゆっくり流れている
人がせかせか動いていません。街を歩いている人もどこかのんびりしています。
・夜が短い
人が多くないので、夜間お店を開けていても、大都市ほど集客できません。当然、コスパを考えて、早くお店を閉めることになります。
・古くからの慣習がある
何でそんなルールがあるんだろ? ということがときどきあります。今の時代にあっていないと思うことでも、古くからの慣習だからという理由でやめられないこともあります。
東京でも地方でも、同じように恋愛で悩んでしまうこと3つ
・既読、未読スルー
女性は比較的、特に付き合い始めは好きな人から頻繁に連絡がある方が安心できるという人が多いのかなと思います。
けれど、男性は、返事をする必要がないと判断すると無理に返事はしません。また、他に忙しいことがあると、彼女とはいえ、そっちのけになります。
・一緒にいない時間も必要
特に付き合い始めの気持ちが盛り上がっている時は、「いつも一緒にいたい」と思うこともあるかもしれません。
けれど付き合いが長くなるにつれ、特に女性も仕事が忙しかったりすると、お互いに仕事での付き合いや一人の時間が必要になりますので、付き合い始めでも一旦冷静になってお互いの自由な時間を持つことも大切です。
・一夜の恋
男性はばら撒く性。だから、いろんな女性とカラダの関係を持ちたいと思ってしまうこともあります。けれど、女性はそうではありません。
女性は人にもよりますが、カラダの関係を持ってしまった男性を「好きだ」と勘違いしてしまう場合があります。だから、都合のいい女になってしまっても、抜け出せないのです。
ちゃんと好きで信頼関係の築けている人と次のステップへ進むようにして、簡単にカラダの関係になることは控えましょう。
東京のライフスタイルだから、恋愛で起きてしまうこと
・条件で考えがちになってしまう
結婚して子供を持つことを考えると、ほとんどの人は当然収入が多い方が良いと考えます。
特に東京23区では他の地域に比べると物価や家賃が高いこともあり、必然的に経済力や職業で相手と恋愛、結婚してもいいかどうか考えがちになるんです。
・あの人も結婚していないという安心感を持てる
人が多いということは、シングルの人の割合も多いということです。
だから、自分から見て魅力的に見える先輩だって結婚していないということが起こり得ます。だから、自分はまだ大丈夫と思ってしまうんです。
・仕事の影響
東京は日本の経済の中心。地方にはない仕事がたくさんあり、当然仕事が忙しい人が多いです。
だから、結婚について考える時間が持ちにくく後回しになる傾向があります。
東京の恋愛の落とし穴にはまらないために
・お金だけでは「一緒にいて安心できる」は買えない
相手にいくら経済力や資産があっても、一緒にいて気持ちがいいとか、楽しいというわけではありません。
経済力や生きていく力も確かに大切ですが、同様に、長期的にいい関係を築くためには、
「価値観が合う」
「物事や出来事に対する姿勢に共感できる」
「自分の知らないことや知りたかったことに詳しくて、教えてくれる」など、
一緒にいることで自分が成長し、進化していける関係を築けるかどうかが大事になってきます。
人柄で選ぶということを第一にしましょう。
・結婚していく人はサクッと結婚していく事実を知る
「えっ、あの人が結婚?」って思うことって、ありますよね。
何となく婚活していることを公言するのは憚られるので、周囲には言わない人も多いです。けれど、している人はしているんです、婚活を。
・仕事にハマり過ぎない
どんな人にも、男性ホルモンと女性ホルモンが存在しています。
仕事は、男性ホルモンを使ってするものが大半です。つまり、女性でも、仕事しているときは、男らしくなってしまうんです。
けれど、恋愛は女性らしさを求められます。男性から見て、女性であっても女を感じないと恋に落ちることができません。
だから、仕事の影響で、男らしくなってしまっている自分をプライベートではリセットする必要があるんです。
地方のライフスタイルだから、恋愛で起きてしまうこと
・恋愛より楽しいことが少ない
地方では、都内ほど若い人向けの娯楽があるわけではありません。だから特に女性は、恋愛がメインになります。
・あの人も結婚しているという焦り
恋愛が中心になるわけですから、早く結婚したいと思ってしまいます。
だから、周囲の人が結婚して出産していくたびに、何となく焦ってしまうんです。
・両親からのプレッシャー
地方で両親と同居していると、「友達は結婚したね」などとなんとなく結婚のプレッシャーをかけられたり、直接、早く結婚して孫の顔を見せて欲しいなどと言われ、早く結婚したほうがいいのかと焦ってしまいます。
地方の恋愛の落とし穴にはまらないために
・地方ならではの楽しみを見つける
大自然に触れることのできる地方での暮らしに魅力を感じて東京から移住する人もいるように、地方には地方の楽しみがあります。
恋愛ばかり追いかけていると、焦ってしまって逆にうまくいきません。恋愛以外の楽しいことを見つけましょう。
・落ち着いて相手を探そう
周囲の結婚が早いので、自分も早く相手を見つけなきゃと思ってしまうかもしれません。
けれど焦ってしまったら、相手にも伝わります。
相手の立場からすると自分の彼女が結婚を焦っている状況は残り物をつかまされている感覚に陥るのです。
堂々をすることを心がけてください。
・両親の意見より自分の人生
両親は両親の時代の感覚で話しています。
しかし、あなたにはあなたの人生があるんです。今、やりたいことがあるとか、結婚したらできないことをやっておきたいと思うのなら、まずは、それをしましょう。
どっちにしろ自分の好きなことや能力を見つけるのが先
大都市での恋愛と地方の恋愛の違いについて、まとめてみました。
大都市であろうが、地方であろうが、まずは自分のやりたいことや好きなことを見つけ、自分の能力や才能を磨き、好きなことがあるならばそれをひたすら一生懸命やってみて、自分を磨き自分を進化させることが大切です。
「愛と思いやりの気持ちと敬意を持ってどんな人にも平等に接する」という、内面的な基本も忘れずに。
そうして過ごしているうちに、そんな素敵なあなたにぴったりの最高の相手に巡り合うことでしょう。
人気4コマ化
カップルカウンセラー。男女関係の世界的権威・ジョングレイ博士に師事。「悩みを聞くのが、自分の原点」と考え、女性の恋愛相談が評判になり、多くのメディアで活動。田端裕司公式twitter
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