心の中で格付けしてる?アラサー女子に聞く「つい友達と比べてしまうこと」
「彼氏が欲しい!」「結婚したい!」と焦る原因の一つに、女友達の影響があるのではないでしょうか。誰かと自分を比べては格付けしてしまうのがオンナの性分。見た目、持ち物、恋愛、仕事など日々何かを比較しているのではないでしょうか。
比べても意味がないとわかっているけれどやめられない。DOKUJO読者の女性たちは、女友達と何を比べているのでしょう?アンケートの結果はこうなりました。
質問:つい女友達と比べてしまうことは何ですか?
第1位 容姿 154票
第2位 比べない 55票
第3位 ファッションセンス 51票
第3位 経済状態 51票
第5位 彼氏の有無 46票
第5位 旦那(彼)のスペック 46票
第7位 社交性 38票
第8位 女子力 34票
第9位 友達の数 27票
第10位 未婚・既婚 26票
第11位 仕事の内容 16票
第12位 休日の過ごし方 13票
第12位 居住環境 13票対象:DOKUJO読者
期間:2017-10-02~2017-10-28
有効回答者数:336名
「比べない」と言ってみたいけれど……
アンケート1位の「容姿」や、3位「ファッションセンス」といった、見た目の比較は勝敗が分かりやすいので日々繰り広げられているマウンティングだと思います。時に褒め合う形で評価し合ったりして、女性の社交辞令のようなものかもしれません。
「自分は自分」と割り切って、我が道を進める人なら何の問題はないのです。第2位「比べない」を選択できる方のように。きっと社会生活を生き抜くにあたっては「比べない」という方のほうが断然強いと思います。しかし、そこまで強く割り切れないのも仕方ないかもしれません。
というのも、学生時代まではある程度の期間が過ぎれば、ほぼ全員が同じタイミングで卒業して、次の人生のステージに進むシステムだから。
ところが社会に出てからは、人生の節目は自分で決めることになります。仕事を転職するのも、組織に属さず独立する道も自分で決めていいし、結婚・出産も各自のタイミングに任されます。
学生時代までは「みんなと同じ」が推奨され、「みんなと同じ」ように進むはずだった人生が、いつの間にか自分だけで選ばなくてはならなくなるのです。だからこそ、他者の人生と自分を比べては、「これでいいのか?」と答え合わせをしてしまうのではないでしょうか。
「彼女に負けたくない」婚活の行方
第4位に「彼氏の有無」「旦那(彼)のスペック」とあるように、恋バナは女子会で欠かせない比較のネタです。私も周りの結婚ラッシュがあった時は劣等感のカタマリでした。
たとえば学生時代からの付き合いが長い女友達は、見た目も華やか、知性が光るコミュニケーション力、仕事も順調に昇給昇進し、恋愛トークに出てくる男性は皆ハイスペ。彼女に勝てる要素はほとんどありませんでした。
仕方ないのです、比べてしまうのは。劣等感からの「悔しい」「羨ましい」という感情は、ポジティブに働けば物凄いパワーを生み出すこともあるから、一概にダメとは言い切れないでしょう。
しかし、「彼女に負けたくない」というマウンティングを目的にして結婚相手を探してはいけません。
彼女の恋バナに出てくる以上の男子を求めても、そんな男性はハナから私など相手するわけはなく、勝つことを目的に婚活を続けていては、私は一生婚活から卒業できないでしょう。
分かっていても彼女と自分を比べてしまって辛くなる……。そんな負のスパイラルに陥るくらいなら、比べる対象から逃げたほうがいいと思うのです。
私は彼女との付き合いに距離を置くようになりました。結果、マウンティングに勝つという基準ではなく、自分にとってゆずれない基準を考えるきっかけになったと思います。
「自分を知る」とブレなくなる
よほどの「自分好き」か、世間を達観しない限り、他と自分を比べることなく生きるのは、なかなか難しいのではないかと思うのですが、周りに振り回されずにいるためには「自分を知ること」が解決策になるでしょう。
「彼女に劣るところはあるけれど、自分には他の良い部分がある」と自覚できること。
「自分が望む幸せの形」を具体的に言えること。それがあると、女子ならではのマウンティングに振り回されず、自分の立ち位置を見極められるのではと思います。