「一番好きな人とは幸せになれない」って本当なの?
「一番好きな人と結婚したい!」
そんな思いとは裏腹に「二番目に好きな人と結婚する方が、幸せになる」という説を耳にしたことはありませんか。一番好きな人と結婚したなら、当然幸せな生活が待っていると想像してしまいますよね。しかし、人生はそうそう上手くいかないようです。一体、どうして「一番好きな人とは幸せになれない」のでしょうか?結婚における幸せとはどこにあるのでしょう?
なんで一番好きな人と結婚すると幸せが遠ざかるの?
一緒にいるだけで幸せ、彼のことを考えるだけで心がウキウキとする……そんな男性を射止めて結婚にこぎつけたら、どれほど幸せになれることかと思いますが、現実にそうなった人たちのリアルな意見を聞いてみました。
「好きすぎるゆえに、期待や執着が大きくなってしまう。いつも嫉妬と焦りでイライラする」(25歳/メーカー事務)
「嫌われたくない、かわいく思われたいために素の自分を見せられない」(23歳/旅行代理店受付)
「生活習慣や価値観が大きく違う。そこに惹かれたけど暮らすとつらい」(30歳/コールセンター)
イケメンでモテすぎる男性の妻には、それなりの苦労があるようですね。一番好きじゃない人と結婚なんて理解できない、という声がある一方で一番好きな人と結婚できなかったけれど幸せ、という声も聞こえてきます。
「一番好きだった人とは、好きすぎてうまくいかなかった。相手に言われることの一つ一つに傷ついて、相手もそのことを分かっていて私の気持ちを自分の都合よくコントロールしていた。今の夫は、一番好きとは言えないけれど思いやりがあって尊敬でき、嫌なところはある程度譲歩できます。もちろん、幸せ」(27歳/不動産)
次に一番好きな人と結婚した方たちの声をご紹介しましょう。
一番好きな人と結婚したのに……!?
一番好きな人と結婚すれば万事うまくいくと思っているのは、甘いのかもしれません。好きすぎて「結婚相手」を選ぶ目が曇ってしまっているという場合もあるようです。
「大好きゆえに結婚したけど、子供が生まれた頃からまるで別人に。結果、別れました!」(32歳/化粧品販売員)
「結婚した時は大好きでした。結婚6年目あたりから大嫌いに!気持ちが醒めた瞬間に目も覚めた」(29歳/銀行員)
「私は1番好きな人と結婚しましたが浮気にギャンブルに借金……離婚理由は十分すぎるほど揃っているけど……踏みきれません。今の私には『好き』な気持ちが決断の邪魔をしています。」(24歳/アパレル業)
せっかく一番好きな人と結婚しても、月日が流れていく内に好きが大嫌いに変わる、もしくは好きという気持ちのせいで離婚に踏み切れないという状況になってしまうこともあるようですね。
結婚に大事なのは「好き」以外に何があるのでしょうか?
大切なのは「理想と現実」の区別!?
一番好きな人との結婚でも、二番目に好きな人と結婚でも、大切なのは理想と現実をきちんと区別すること、という声もあります。恋焦がれた相手との理想(というか幸福な妄想?)だけで結婚生活を成り立たせるのは、難しいようです。
「結婚生活には、気配りと思いやりがなければダメ」(28歳/商社・秘書)
「一番好きな人と結婚しても理想と現実をわきまえることが大切。魔法が使えるようになるわけじゃない」(31歳/自営業)
「どっちかがベタぼれで不公平な夫婦関係だと、現実がいろいろと過酷になってくるアラフォーあたりで破綻する」(44歳/保育士)
結婚生活にはトラブルがつきもの。どのように2人で乗り越えるかが大切になってくるようです。好きの大きさに関わらず、お互いに相手を思いやる心を持ち、相手の変化を理解し受け入れることが幸せにとって欠かせないのかもしれません。