性格の不一致で離婚する夫婦ってどう思う?「化けの皮がはがれただけ」「出産すると愛が冷める」結婚生活のリアルが明らかに
夫婦の3組に1組が離婚――。
この現実は、‟結婚生活”に甘い夢を見る独女にとって、何よりも受け入れ難い未来でしょう。
結婚は人生を大きく左右するビッグイベント。デキ婚でもない限り、多くの人が慎重にパートナーを品定めし、納得したうえで一生をともに過ごすことを決めているはず……。
なのに、どうして「離婚」という選択をするのでしょうか。
独女が集うネット掲示板「OK GIRL」では、夫婦の離婚事由についてこんな質問が投げかけられました。
「よく『性格の不一致』で離婚する人がいますが、何年も付き合って結婚したのに性格の不一致ってどういうことですか?」
お互いの性格をよく理解して、結婚したはずなのに……。
「結婚して初めてわかる部分ってあるの?」という質問には、既婚者を含め多くのコメントが寄せられました。
今回は、イマドキ夫婦の結婚生活のリアルに迫ってみましょう。
化けの皮がはがれただけ
何年も付き合って、同棲もして…「よしこの人!」と思って結婚を決めたのに、いざ結婚生活をはじめると「こんなはずじゃなかった!」と落胆してしまう夫婦が多い背景には何があるのでしょうか。
掲示板では、
「もともと不一致だったけど、恋愛補整、新婚補整でごまかされてた部分の化けの皮がお互い剥がれる感じですかねえ」
「彼氏は所詮他人でずっと一緒にいないでしょ?あなただって、これ言ったら別れるかもと思ったらセーブするでしょ?結婚してだんだんと演技が続かなくなるものなのよね、、、は〜(ため息w)」
など、既婚者と思われる人たちからの辛辣なコメントが寄せられました。
よく「同棲は『結婚生活のお試し』になる」といわれますが、その実情は、‟本当の結婚生活”とはかけ離れていることが多いようです。
同棲はいつでも解消ができますし、経済面・精神面でも「拘束力」がありません。
パートナーと離れたいときは、家に帰らなければいいし。一緒にいたいときだけ、顔をあわせればいい。程よい距離感と緊張感を保っているからこそ、お互いが魅力的に映るもの。
ところが、いざ結婚すると、緊張感や遠慮が失われ、嫌な一面・許しがたい一面が次々と露わになるようです。
「家族になるとお互い今まで気を使っていたことも気を使わなくなるとかですかね…?」
「ちょっとした言動が気になってしまうようになり、すると今まで『まぁいいかな』なんて許していた行動も気になるようになって、さらに些細なことでイライラして。愛がどうのと言っていてもね」
など、家族になることで「男と女」としての関係が失われていく現実が垣間見えました。
結婚生活、なにが大変なの?
結婚生活の現実については、「親戚付き合いが夫婦のすれ違いを生む」という声もきかれました。
「結婚すると実家、義実家との付き合いもあり、その中で考え方の違いや価値観のズレって出てくると思います」
自分の両親ならまだしも、義両親や義理の兄弟、叔父・叔母…となると、遠慮してホンネはいえないもの。
年に数回のお付き合いでも、長年続くと顔をあわせるのもストレスになり、嫌気がさす…という既婚者も少なくないようです。
また、「出産」をきっかけに夫婦関係がガラっと変わるという意見も多数寄せられました。
「子供が生まれたら考え方の違いが多くなります」
「子どもの教育方針についてだったり、親戚づきあいについてだったり、そのあたりの感覚のズレは結婚後になってわかるケースが多いのではないかな?」
「産後クライシス」という言葉をご存じでしょうか。実は、夫婦の多くが「出産してから数年以内」に離婚を選択しているのです。
その背景には「夫が家事・育児に非協力的」「産後、妻が冷たくなった」など、両者ともにさまざまな主張があるのでしょう。
いずれにしても「育児」という予想外のトラブルも多く、苦労と我慢の連続。
そんななか、日常の疲れから夫婦のコミュニケーションが減っていき、不満だけがどんどん募って、修復不可能な状態まで夫婦関係が冷え切ってしまう…という状況があるのかもしれません。
夫婦はどこまでいっても他人
ここまで結婚生活のリアルについてみてきました。
結婚生活には‟困難”がつきもの…ということは何となく理解できましたが、それでも愛する人とは、笑顔で幸せな日常を送りたいもの。
長きにわたって円満な結婚生活を送るにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。この命題について、掲示板では、
「夫婦はどこまで行っても他人ですからね。うまく行ってる夫婦も、何かしらの我慢はしていますよ」
と経験者よりとても参考になる‟教訓”が寄せられました。
夫婦は距離が近すぎるうえに長い間一緒にいると、心のどこかで自分と相手を同一視してしまいがち。
喧嘩のときによく女性が口にする「いわなくてもわかるでしょ!」といった言動が、まさにパートナーを‟所有物”としてみている証ともいえます。
夫婦はどこまでいっても他人。パートナーを末永く愛し、良好な関係を続けるためにも、深く胸に刻んでおきたい一言ですね。
元記事:よく「性格の不一致」で離婚する人がいますが、何年も付き合って結婚したのに…