3度目の育休はアリ、ナシ? 円満な育休取得から職場復帰のコツ
結婚しても仕事を続ける女性が増えている昨今。子どもの人数とキャリアの間で揺れる既婚女性は多いようです。
そうしたなか、2児の母である「だだちゃ豆さん/以下、投稿者」は、匿名掲示板ankeに「3回目の産休を取るのはありでしょうか?」と投げかけました。
投稿者の女性は、授かり婚で第1子を出産。育休を明けて職場復職するも、当初の予定より1年早く第2子を懐妊。
「2回とも快く送り出してくれた同僚や上司には本当に感謝しかありません」と恵まれた職場環境に感謝の気持ちを示す女性。現在は2人目の育休中ですが、「3人目の妊娠」で悩んでいるようです。
3度目の育休はあり…86.8%
同トピック内で実施したアンケートでは、「3回目の産休を取るのはありでしょうか?」の質問に、「ありだと思う(112票)」、「なしだと思う(17票)」という回答が集まりました。全体の8割以上が「3回目の育休」に肯定的な立場を示しているようです。コメント欄では、
・「仕事のために家族計画を諦めるとか、仕事の方を辞めるとか、ナンセンス。産休・育休をしっかり取って、復帰後はまたしっかりお仕事をされ、トピ主さんも良い前列になられればよいのではないでしょうか」
・「あなたが前例を作れば後から続く人にも励みになると思います。今、助けてもらえている自覚があるのなら、あなたが将来同じように手を差し伸べれば良いのです」
・「今理解のある職場にいるのであれば、そこに感謝し、しっかり仕事を続け、後輩が産休を取る時にその分サポートしてあげれば良いサイクルが生まれると思います」
短期的にみれば、「育休取得=周囲に迷惑がかかる」という思いから申し訳なさでいっぱいになる女性もいるでしょう。しかし「3回目の育休取得」という前例を作ることは、後に続く女性社員たちの励みにもなります。
ひいては、女性の社会進出を推進し、少子高齢化の解消にもつながる大きな一歩。後ろめたさなど感じずに、「制度は堂々と利用すべし」といった意見が大多数を占めました。
3人目は期間を開けるべき…?それとも…
一方で、3人目の育休を取るなら「妊娠のタイミングを配慮したほうがいい」という声も。
・「さすがに立て続けに育休繰り返すのは一社員としてどうかと思うので、きちんと復帰するためにも何年か間を空けるべきだと思う」
・「3人目を希望するのであれば、年を離すよりも、今の育休中に妊娠して休暇を継続した方がいいと思います。下手に復帰して数年でまた育休、よりはその方が会社も助かるのではないでしょうか」
コメント欄では、3人目の妊活は「しばらく期間を開ける派」「育休中に励む派」で意見が割れました。法制度上は、育休期間中に第3子を授かった場合、条件さえ合えば、間を空けずに続けて育休取得することが可能。ですが、実際のところ、連続して育休を取ることは職場への迷惑も気になりますよね。
とはいえ、子どもは授かり物。夫婦の年齢や職場でのキャリアプランなどを加味したうえで、ベストな選択をしていくのがよさそうですね。
円満な職場復帰のコツ
さらに仕事復帰の際、職場への配慮としてこんなアドバイスも……。
・「『早く戻ります!』と宣言したい気持ちはわかりますが、言わないで心で思っておくほうがいいと思います。4ヶ月で戻ります!→結局1年後になりました。よりは、ちゃんと見通したてて現実に近い目測を立ててくれた方が環境を作る側の会社も助かると思います」
・「3回目は時期をきちんと公言し、守ることが信頼関係を築くと思います」
「産休・育休は当然の権利」とはいえ、休暇中に業務を引き継ぐ社員への感謝の気持ちや配慮を忘れないことは最低限のマナー。育休の回数に関係なく、心地よく働き続けるためにも、上司や後輩の立場になって考える視点を忘れないことも大切なようですね。
参考:「3回目の産休を取るのはありでしょうか?」(anke)